11/14 (土)『ラスト・ナイツ』伊原剛志さん、紀里谷和明監督 登壇 初日舞台挨拶!【前編】

14日(土)紀里谷和明監督 『ラスト・ナイツ』が全国ロードショー初日を迎え、俳優 伊原剛志さんと紀里谷和明監督が、TOHOシネマズ日本橋にて初日舞台挨拶に登壇した。本作は、“忠臣蔵”の物語をベースに、主君への揺るぎない忠誠心を胸に難攻不落の城と不条理な権利に挑む、気高い騎士達の姿を描くヒューマン・ドラマ。キャストには名優、クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマンをはじめ、クリフ・カーティス、伊原剛志、ショーレ・アグダシュルー、アン・ソンギ 等 世界各国から名優が結集、既に世界30ヵ国で上映され、ついに最後の日本公開初日を迎えた。初日舞台挨拶は、約30分間行われ、MCは、フリーアナウンサー旗本由紀子さんが務めた。

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◆舞台挨拶

紀里谷和明監督

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「この脚本をいただいたのが6年前。6年かかって今日を迎えることができまして感無量でございます。本日はお忙しい中でこれだけの人にお越しいただき、心から感謝しております。この作品本当に多くの人達に支えられて、本当に皆さんのお陰と感謝しております。ありがとうございます。」

伊原剛志さん
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「モーガン・フリーマンです。」(会場笑)今日は、本当にありがとうございます。もう2年前くらいに撮った作品なんで、ようやく完成して皆様に観てもらえる日が始まりました。本当に幸せです。今日はどうもありがとうございます。」

◆撮影エピソード

—世界17カ国からスタッフが集まって、極寒のマイナス40度のチェコで撮影で、凄く寒かったと聞いていますが。

紀里谷和明監督
「そうですね。寒くてですね。みんなダウンジャケット着てやってまし、僕は南極仕様のシャツ着てやってましたし、役者の口が寒くて回らなくなっちゃり、機材が凍っていくとか、本当大変な戦場みたいな現場でしたね。」

—途中でそんな寒いところ、心が折れそうですけども。

紀里谷和明監督
「折れそうですけども、言ってられないんでね。もう、先に進むしかないんでね。そういう風にしてやっておりました。」

—伊原さん、実際に台詞が言えないくらい寒かったですか?

伊原剛志さん
「あのね。台詞というよりも鼻が寒かったです。耳と鼻。耳はそのまま耳当てみたいなのをやってましたんで、鼻が特に冷たくて、鼻が取れそうというかもげそうなくらい。」

—お城のシーンですよね?

一同
「全部です。」

伊原剛志さん
「僕は、ちょっと時間が有る時に、横にバナナ置いてみました。しばらく置いてたらカチカチになってました。そのぐらいでしたね。」

—確かに俳優のみなさんの台詞が喋ったとき、吐く息が白かったのでCGかなと。

紀里谷和明監督
「全然ないですね。なるべく今回は、CGを使わないようにやってますんで、使ってはいるんですけどもなるべく見えないようにって事でやっております。」

—じゃぁ、実写を使ってなるべく撮影されているのですね。

紀里谷和明監督
「そうですね。セットもなるべく使わないようにして、ロケーション、ロケーションでやってますね。」

—実写に拘ってといのは、監督の中では何かあるのですか。

紀里谷和明監督
「そうですね。前作2作が非常CGが強い作品だったので、本作ではそうではない作品を作りたかったというのもあります。これだけの役者さんと一緒に仕事させていただいておりますので、物語とお芝居に注力していくということでやらせてもらいました。」

—伊原さん、世界を代表する俳優のみなさんと共演されて、そこで得たものと言うと何でしたか?

伊原剛志さん
「そうですね。どの国の役者さん達も真摯で役に向かって取り組む姿勢って言うのが変わらないなっていう想いが、日本と変わらないなと思いました。後、モーガン・フリーマン、クライヴ・オーウェンと一緒に映った時に、自分が絵の中で存在が負けないようにしたいと思って撮影中にモニターを観た時に俺も大丈夫じゃないかなと。」(会場笑)「わりとまだまだ色んな国で挑戦して行こうという風に思いました。」

—「負けないように」というのは、どんな工夫をされたのですか。

伊原剛志さん
「そこでその役でちゃんと存在するって言うか、自分ではわからないですけども、オーラというものがあれば、二人の役者、モーガン・フリーマン、クライヴ・オーウェンとか、また他の役者に負けない自分がオーラをエネルギーを持つというか、そこ「根ざすということですかね。」

—使っていた剣が、日本刀のようでしたよね。そういう立ち回りでも工夫された事はあったのでしょうか。

伊原剛志さん
「これは、多分、監督の狙いじゃないかと思うんですけど、刀は全部真っ直ぐなんですよ。洋刀なんですね。僕がやることによって、日本刀ではないのだけれども、不思議と日本の刀に見えたりして、何かその武士道という精神が画面の中にちゃんと反映されるのが狙いですよね。」

紀里谷和明監督
「そうですよ。本当に武士道と言いましても、例えば武士道は騎士道にも置き換えられると思うんですね。なんでかと言いますと、大事なものの為に、どれだけを差し出せるのか、形のあるもの命を含めて差し出せるのかということが武士なんだと思いますけど、その概念っていうのは、世界中にあることなので、それを騎士道であったり、色んな国の人達がそれをやると言うことを形というものを1つの文化に寄せてしまうのを非常に今回は嫌ったんですね。だから日本刀のようでもあるし、西洋の刀のようでもあると言うものを目指してああいう刀を作りました。まぁ、衣装もそうですし、セットもそのように作りました。」

引き続き 11/14 (土)『ラスト・ナイツ』初日舞台挨拶の模様は、【後編】でお届けします。

映画「ラスト・ナイツ」今後の予定については、公式サイトへ
http://lastknights.jp

映画「ラスト・ナイツ」
監督:紀里谷和明
キャスト:クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、伊原剛志
(C)2015 Luka Productions PG-12

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