映画『はなちゃんのみそ汁』ジャパンプレミア 舞台挨拶に、広末涼子さん、滝藤賢一さん、赤松えみなさん、阿久根知昭 監督 登壇!

8日、築地・朝日新聞本社 浜離宮朝日ホールにて、映画『はなちゃんのみそ汁』ジャパンプレミアが開催され、本編上演前に、主演広末涼子さん、滝藤賢一さん、赤松えみなさん、阿久根知昭 監督 が登壇し、舞台挨拶をおこなった。MCは、伊藤さとりさんが務めた。

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本作は、がんで33歳でこの世を去った安武千恵さんと5歳の娘、安武はなさん、夫、安武信吾さんの家族との日々をつづったブログを基にしたエッセイ「はなちゃんのみそ汁」(文藝春秋刊)。発売後、多くの反響を呼び、テレビドラマ化、教科書への採用など社会現象を巻き起こした話題作の映画化。

母親 千恵役を演じるのは、広末涼子さん。明るくひたむきに支える夫・信吾役を滝賢さん。娘のはな役は、1,000人超の応募者から選ばれた演技経験ゼロの新星・赤松えみなさんが演じる。
監督は、2013年キネマ旬報ベストテン日本映画第一位『ペコロスの母に会いに行く』脚本、阿久根知昭さんが、本作で脚本とともに長篇作品初監督デビュー作となる。

◆舞台挨拶

広末涼子さん
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「こんにちは。平日のお忙しい時間にわざわざに足を運んでいただいて本当にありがとうございます。きっとこの話をご存知の方も多いと思いますので、ハンカチをご用意の方、多いと思います。大丈夫です。(笑)この作品は、悲しい映画ではありません。たくさん笑って、ご自身の家族の絆や温かさや日常のありがたさ、健康の喜びを再確認してもらって晴れやかな気持ちで今日帰路についてもらえるとうれしいなと思います。おもいきっり笑って映画を楽しいでいって下さい。よろしくお願いします。」

滝藤賢一さん
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「こんばんは。お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。小学生時代のアダ名は、マッチ坊です。(会場笑)なかった事にして下さい。(会場笑)本当に早く観ていただきたいです。こんなに観て欲しいと思う映画は、他にありません。今日は楽しんでいって下さい。」

阿久根知昭監督
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「こんばんは。ありがとうございます。この映画は、悲しくしたくないという事と、もう1つは、ガンでお亡くなりになった千恵さんが、こんな映画にしてくれて、ありがとうと言ってくれるような映画にしたくて、僕は脚本を書かさせていただきました。今、ようやく色々な方に映画を観てもらえるようになりまして、安武さんから「千恵が望むような形になってます」と言われるのが、すごく嬉しく思っています。是非、みなさんにもご覧いただきたいと思っております。よろしくお願い致します。」

■セッショントーク

—広末涼子さんは、11月に「ハワイ国際映画祭」が行われまして、日本初の「キャリア功労賞」に選ばれました。その時のお気持ちはいかがでしたか?

広末涼子さん
「私には、100年早い立派な賞をいただいて、恐縮なんですけど、やっぱり海外で自分の関わった作品を観てもらえるのは、本当に貴重で体験ですし、ありがたい事です。実際ご覧になって下さっている(会場の)お客様とご一緒させていただいたので、その様子を観ているとたくさん声をあげて笑っていただいて、あぁ、やっぱり映画って言うものを通じて、言葉、文化、国は違っても「笑い」っていうのは、万国共通なんだなと思うと、改めてこの仕事に関われた喜びを感じましたし、そういうメッセージって無限大だなって思ってとっても嬉しかったです。」

—現地のみなさんの反応はいかがでしたか。

広末涼子さん
「そうですね。日本人って感情をちょっと抑えがちじゃないですか。こういうところも笑うところも、どちらかと言うとお客様側としても、外国の方の方が感情をオープンに出されるので、その辺りが同じ空気を感じていて刺激的で楽しかったです。」

—どんなところを笑ってらっしゃいましたか。

広末涼子さん
「それを今言っちゃダメですよね。」(会場笑)「これからこれから。笑える笑える言うとハードル高くなりますね。」

滝藤賢一さん
「笑えます。しっかり笑えますよ。」(会場笑)「笑ってもらわなきゃ困る。(笑)」

—今回、映画のご当地の福岡でも笑いがおこっていたと聞きました。滝藤さんが笑いのツボだったらしいんですけども。

滝藤賢一さん
「僕はやりたい放題、監督の演出どおりやらせてもらって、それをうけてる広末さんの演技が面白んだと思います。僕の面白い芝居をとても面白くうけて下さっているんで。」

阿久根知昭監督
「とても笑いの溢れた映画になりましたね。」

広末涼子さん
「私は、笑い担当ではなかったんで。」

滝藤賢一さん
「じゃぁ、僕がおもしろかったということで。」

広末涼子さん
「擦り付けあいで。」(会場笑)

阿久根知昭監督
「いや、滝藤さん凄く面白いですよ。滝藤さんだったら面白くなるなぁと僕は色々演出させてもらいました。それに凄く応えていただいて、まぁ、時間上、浮くかもしれませんが、みなさん、そこは温かく見守ってくれると。僕、かなり無理難題を言ったんですよ。動物園の猿みたいな声を出せとか、色々ご迷惑を。」

滝藤賢一さん
「いえいえいえ、楽しんでやらせていただきました。」

広末涼子さん
「実在の安武信吾さんのリクエストは、福山雅治だったらしいんで」(会場笑)「福山雅治さんだったらできない、滝藤さんだからできる・・・ですよね?」

滝藤賢一さん
「そうですよ。なんか一個くらい勝つところがあるかもしれないですよ。」(会場笑)

—監督、ハワイ、福岡と好評だったそうですが、初監督されたその声を聞かれていかがでしたでしょうか。

阿久根知昭監督
「やっぱりみなさん喜んでいただけるともちろん嬉しいんですけど、一番、ご主人の安武信吾さんが喜ばれまして、笑ったり泣いたり。実際、ご本人も映画にエキストラで出ているんですけど、ボロボロに泣いていて、ちょっとカットしました。」

ここで、はな役を務めた赤松えみなさんが登壇し、千恵ママ広末涼子さんと信吾パパ滝藤賢一さんに向けてのメッセージが読まれた。

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「千恵ママ、信吾パパへ、「はなちゃんのみそ汁」の映画を出ることができて本当に楽しかったです。はなは当時まだ4才だったから、眠いとか寒いとかいっぱいママを困らせてごめんね。千恵ママは、はなの事をたくさん心配してくれたって聞いたよ。千恵ママ本当にありがとう。信吾パパは撮影の間、待っている時間動画見せてくれたね。ありがとう。楽しかったよ。どうもありがとう。はなは、5歳になりました。福岡に家族みんなで行って味噌汁を作って、信吾パパがうまかーって言ってくれて嬉しかった。今でも毎日チャレンジのおみそ汁作れてるよ。また、千恵ママと一緒にかつおぶし削ったり、おみそ汁作ったりしたいな。はな一生懸命上手になるように練習するから、信吾パパまた食べてね。千恵ママと信吾パパの子供になれて本当に良かったです。これからもよろしくね。はなより。」

広末涼子さん
「バックミュージックにちょっとやられましたね。」

滝藤賢一さん
「泣かそうとしたな。」会場笑「嬉しいですね。あんまり現場では、聞いたことがなかったので。」

広末涼子さん
「こんなに静かな彼女は、初めてですね。凄い芝居より芝居上手いんじゃないかと。」(会場笑)
「5歳になったからね。お姉ちゃんになったんだよね。」

赤松えみなさん
「うん。」

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—滝藤さん、撮影前出会って、今日久しぶりに赤松さんに出会っていかがですか?

滝藤賢一さん
「この間福岡で会って意外と変わってないなと思ったのですが、今日会うと、大人になってきて、大女優の予感がしますね。」

—︎広末さん共演されていかがでしょうか。

広末涼子さん
「本当に彼女がイキイキ現場に来てくれる事が、私達の凄い力になりましたし、どうしても、病気とか命、死と向き合うテーマが、自分達から離れなかった所があったので・・・」

ここで、赤松さんが、自分のスカートをたくしあげ、パンツを見せるハプニング。場内その可愛らしさに笑いが起こった。

広末涼子さん
「何話してたか忘れちゃった。(笑)」

—えみなちゃん、広末さんと滝藤さんがお父さんとお母さんで楽しかったですよね。

赤松えみなさん
「はい!」

—監督いかがでしたか?

阿久根知昭監督
「変わってないです。」(会場笑)「現場ではスタッフも彼女から元気もらってましたからね。でも、撮影しながら思いました。この子のこういう表情とか、こういうお芝居って、今撮れてる絵が、一番いいんだろうな。これからこの子がどんな人生を送るかわからないけど、今、彼女が笑ってくれてる顔とか、モニターで見てましたね。みなさん、ごらんになったらわかります。芝居か本気かわからない。」(会場笑)「是非、ご覧下さい。」

◆最後の挨拶

広末涼子さん
「本当に、安武さんファミリーの温かい絆と日常が素敵に描かれた優しい映画に仕上がったと思います。現場は、シリアスにならざるおえない場面もたくさんある中で、この元気な彼女とおそらく千恵さんが守ってくれたんじゃないくらい凄く感動的な瞬間が何度もありました。」

途中、赤松えみなさんの可愛らしいポーズに、会場爆笑。

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広末涼子さん
「たくさんの方に愛される作品になる事を願っています。今日は楽しんで見て行って下さい。ありがとうございました。」と締め括った。
映画『はなちゃんのみそ汁』は、12月19日(土)より、テアトル新宿&福岡県内先行公開、2016年1月9日(土)より全国拡大公開!

最新情報は、公式サイトへ

映画『はなちゃんのみそ汁』公式サイト
http://hanamiso.com/

原作:安武信吾・千恵・はな「はなちゃんのみそ汁」(文藝春秋刊)

監督・脚本:阿久根知昭(『ペコロスの母に会いにいく』脚本)

出演:広末涼子 滝藤賢一 一青窈 紺野まひる 原田貴和子 春風ひとみ 遼河はるひ 赤松えみな(子役)平泉 成 木村理恵 北見敏之 高畑淳子 鶴見辰吾 / 赤井英和 / 古谷一行

主題歌:一青窈(ユニバーサルミュージック/EMI Records)

配給:東京テアトル<東京テアトル70周年記念作品>

©2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ

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