『ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』制作発表会見に、G2・小林裕幸(CAPCOM)・和田俊輔・柚希礼音・横田栄司・渡辺大輔・平間壮一・海宝直人・吉野圭吾 登壇!

7月6日、恵比寿アクトスクエアにおいて、9月より東京・大阪にて上演『ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』の制作記者会見が行なわれ、脚本、演出のG2、監修 小林裕幸(CAPCOM) 、作曲・音楽監督 和田俊輔、主演 柚希礼音、横田栄司、渡辺大輔、平間壮一、海宝直人、吉野圭吾が登壇した。MCは、元日本テレビ小倉 淳アナウンサーが務めた。

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主演は10年に一人の逸材と言われ、宝塚歌劇100周年を飾った元宝塚歌劇団 星組トップスター柚希礼音。宝塚歌劇団退団後1作目は、2015年秋・トニー賞受賞歴豊富な米国のキャストと一緒に出演した、ハルロイド・プリンスの最新作ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』。2作目は柚希礼音の魅力を最もよく知る宝塚歌劇団 新進気鋭の若手演出家、稲葉太地氏を演出に迎え、初ソロコンサート『REON JACK』を大阪・東京2都市で開催。連日大盛況で幕を閉じた。

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そして、柚希礼音が第3作目として挑むのが『ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』。

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原作は日本が世界に誇るサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」。1996年にゲームソフトとして発売され、これまでのシリーズ累計出荷は6,800万本という驚異の大ヒット作。来年1月26日には、待望の「バイオハザード7」の発売が決定!12月には、映画全米に先立ちシリーズ6作目・最終章となる『バイオハザード:ザ・ファイナル』が日本先行公開もひかえている。

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この“人類を滅亡へと向かわせる「ウィルス」との壮絶な戦い”というゲーム原作のモチーフを、オリジナルミュージカルとして大胆に創りあげるのは、『マイ・フェア・レディ』『嵐が丘』など、ミュージカル、芝居、翻訳ものから文芸作品と多岐にわたり活動しているマルチな演出家G2。監修は、バイオハザードや戦国BASARAなど数々の人気ゲームに関わるCAPCOMのゲームプロデューサー小林裕幸。バイオハザード、G2、そして柚希礼音という最強の組み合わせで送るオリジナルミュージカル。

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写真左より作曲、音楽監督:和田俊輔、脚本、演出:G2、主演:柚希礼音、監修:小林裕幸(CAPCOM)

キャストには、記憶を失いながらも、凛々しく、何事もにも大胆不敵に立ち向かい、自らを探すリサ・マーチン役を柚木礼音。息子を溺愛する無骨な武闘派ベルナルド・チャベス役には、シェイクスピア・翻訳劇など数々の舞台で活躍する横田栄司。ウィルスへの対抗手段を追い求めるアメリカ人医師ダン・ギブソン訳には、「南太平洋」「1789」と着実にミュージカル俳優として成長を続ける渡辺大輔、リサに思いを寄せ「ウィルス」殲滅に挑む若者ロブロ役には、「レディ・ベス」「オーシャンズ11」「RENT」など話題作に出演し、武器のダンスで魅せる平間壮一、音楽に希望を見い出す若き音楽家ロベルト・レコ役には、「アラジン」「ライオンキング」の主演を演じるミュージカル界の若手実力派海宝直人(東京公演)とわらび座、坊ちゃん劇場での堅実な実績を持つ村井成仁(大阪公演)、任務遂行に邁進するモーリス・グリーン大佐役には、「モーツァルト!」「レディ・ベス」「1789」、そして「ぴーたーパン」など軽妙な演技とダンスで観客を魅了し続ける吉野圭吾らを中心に豪華キャスト陣が顔をそろえる。

◆舞台挨拶

リサ・マーチン:柚希礼音

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みなさま、本日はお集まりいただきありがとうございます。柚希礼音でございます。楽しみだとワクワクしております。あまりの豪華キャストにテンション上がっています!いよいよ始まったんだなと稽古楽しみにしています。

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写真左より海宝直人・吉野圭吾 ・横田栄司・柚希礼音・渡辺大輔・平間壮一

◆クリエイィブチーム・キャスト舞台挨拶

脚本、演出:G2
今回、「バイオハザード」という誰もが知る独特の世界の中にオリジナルを書いていいというお許しをいただきまして、思いっきり書かせていただきました。後はここにいるメンバーと共にとても面白いものを作って行きたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。

作曲、音楽監督:和田俊輔
「バイオハザード」のミュージカルのお話をいただきまして、ゾンビものならではの緊張感溢れるサバイバルな楽曲を作る事はもちろんなのですが、とても大きな人間の愛を歌ったナンバーもありまして、そういった点も楽しみにしていただければと思います。

監修:小林裕幸(CAPCOM)
「バイオハザード」初のミュージカルということで、主演 柚希さん、演出 G2 さんをはじめ素晴らしいキャスト、スタッフのみなさんと新たな「バイオハザード」のエンターテイメントを作り出していくことを大変嬉しく思っております。ゲームがこの作品のテーマでたくさんできているのですが、今回G2さんと相談しまして、G2さんが描きたい「バイオハザード」を思いっきりやっていただきたいので、ゲームの世界観、キャラクターとは違うのですが「バイオハザード」をより多くのみなさんに知っていただきたいので「バイオハザード」をみなさんに預けた形でやっていただく事になりましたので、みなさん楽しみにいていて下さい!

—初ミュージカルということで、楽しみですね。

監修:小林裕幸(CAPCOM)
はい。一お客さんとして楽しみにしています。とは言いましてもストーリーは知ってしまっておりますが、キャストのみなさん演出のみなさんの力で素晴らしいものになるのではないかと楽しみにしています。

リサ・マーチン:柚希礼音
私は宝塚退団後、初のミュージカルということで、ミュージカル『プリンス・オブ・ブロードウェイ』以降、凄くお芝居がしたいと思っておりましたのでとてもうれしく思っています。ゲームでも、映画でも非常に有名な「バイオハザード」をどのようにミュージカルにするのか楽しみにしています。演出のG2さんとこの豪華すぎるキャストのみなさまと一緒に楽しみながらできたらいいなと思っておりますので、よろしくお願いします!

—かなりアクションが多いと聞いておりますが。

柚希:アクション多そうですけど、色々やった事無い事をやってみたいと思っています。

ベルナルド・チャベス:横田栄司
とにかく多くは語りませんが、新人ですので一生懸命、謙虚に、でも大胆に生き抜いて元の世界に戻れるように。若干、記者のみなさんからゾンビに見えると言われておりますが、(会場笑)とにかく稽古までに四十肩を直して、身体が動くようにして参加したいと思います。よろしくお願いします。

—横田さん、四十肩なのですか?

横田:はい。(苦笑)

—体調を整えられて、是非、万全の体調で。

ダン・ギブソン:渡辺大輔
自分は、一番最初のゲームが出た時は、中学生だったのですが、中学生の時にドキドキワクワクしながらやったのを思い出しますし、まさか自分がこの作品に自分が関わらせていただくとは思いもしなかったので、すごく嬉しいです。柚希さんがおっしゃってましたように、お客さんに喜んでいただける作品にしたいと思っておりますのでみなさんよろしくお願いします。

—渡辺さん、ゲームは上手なのですか?

渡辺:どうですかね。(笑)難しいものもみなさん色々やられていると思いますが、この作品にも出てくると思いますが人間味の温かさのある場面だったり、人間窮地に立たされるとどういう行動にするのかすごくドキドキしながらプレイしていたのを思い出しますます。もちろん映画も全部持ってますし、今回は、この作品として楽しんでやっていきたいと思っています。

ロブロ:平間壮一
僕も初めてのゲームが出た時は6歳でおじさんがそのゲームをやっていて、「おじさん!」って近寄っていったら丁度ゾンビが出ているシーンで恐怖感がありました。当時は、一番大好きなのですが怖くて手をつけられないところがらあったのですが、今では1~6まで全部やって凄いファンです!まさかそんな作品に出させていただけるとは思っていなかったので今、うれしく思っております。お客様は怖い作品かなぁーと思っていらっしゃるかもしれませんが、その中にある人間ドラマ、日常的にゾンビが居る生活だと普段の人間として生き方も違うように思います。自分自身もひとつ強くなってこの役を作りあげていくことができたらと思います。よろしくお願いします。

—1~6全部やっているのですか?かなりのファンですね。

平間:はい。最初は、ゾンビにすぐやられちゃうんですよ。(笑)でも、2回、3回とやりたくなるような作品だなぁと思います。

ロベルト・レコ:海宝直人
僕は映画の方も凄く好きでして、世界中で大変愛されてる作品ですし、この作品に参加させていただくことを本当に楽しみにしております。少し脚本を読ませていただいたのですが、人間ドラマあり、スペクタルあり、その世界が舞台でどう展開していくのかと言う事を僕自身も楽しみにしていますし、みなさんも想像がつかないと思いますので、是非、楽しみにして劇場に足を運んでいただけたらと思います。

—ゾンビが襲ってくるシーンが夢に出てくるようなイメージありますよね?

海宝:そうですね。話しながらゾンビが「ウォー!」って出てくるようなね。(笑)楽しみにしていただけたらと思います。是非、よろしくお願いします。

モーリス・グリーン大佐:吉野圭吾
地球の息吹を感じていただけるようなそんな作品にね。(一同笑)なったらいいなぁーと思います。また、声で地球を救うテーマでね。それをみなさんに感じていただけたらと思います!

—吉野さん、今、ネタバラシしちゃうんじゃないかとみんなドキドキしちゃいましたよ。

吉野:タイトルに「ヴォイス・オブ・ガイア」ありますからね。是非、よろしくお願いします。

◆質疑応答

—柚希さん、この作品のオファーを受けた時のどういう感想でしたか?

柚希:出演の発表があった時、みなさんレオン役をやるのかと思ったみたいでして、レオンは男なので、今度はレオンじゃないですと伝えてそして、ゲームファンの方、映画ファンの方が凄くたくさんいらっしゃいまして、今まではチケットを頼まれなかったのですが、兄の友達の友達とかに「バイオハザードだったら観に行く!」って言う方、いっぱいいらっしゃるんだなって思いました。そういう方々にも満足していただきつつ、オリジナルのミュージカルの良さも出すというのがハードルが高いんだろうとなと感じています。

宝塚時代も映画、ゲーム、漫画だったものを演じることが多かったのですが、そこのファンの方々に満足していただいて、それを真似ているだけではなく、ちゃんとオリジナルのメッセージ性、「愛・勇気」などのハートフルなものをお届けしたいと思っています。

宝塚以外でお芝居をするのは初めてですので、どういうものにしたらよいのかという想いもあったのですが、カッコイイ闘う女性と言う事で、精一杯やっていきたいと思います。

—G2さん、柚木さんをこの作品にどういう風に生かしていきたいと思っていますか?

G2:私、告白しますと映画の「バイオハザード」の1本目で怖くて観てないのですが、(会場笑)まだ、全然怖くなってないのですが、これからどんなに怖くなるのかと思うと怖くて観れない。ゲームの方もちょっと画面見ただけで、もう無理無理って言う人間でしたので、オファーいただいた時に大変悩みました。

ただ、オリジナルミュージカルであるという事と、柚希礼音さん退団初の舞台であるという貴重な機会をいただけるということは大切にしたいと思いまして、僕は先ほども言いましたように非常に怖がりなので、夜「バイオハザード」を観るとできませんので朝観ました。(会場笑)朝っぱらから「バイオハザード」シリーズ全シリーズ観まして、関係あるゾンビ映画をまた観たのですね。朝そんなものを観ているうちに頭がおかしくなってきまして、その頭でですね、今回は更にウィルスだとか、細菌、量子生物学まで出てきているなんて言うのを読みまくっている中で、自分の中でモヤモヤっとストーリーが浮かんで、それを監修の小林さんに言いましてたら、「どうぞ、ご自由にやって下さい。」と温かい言葉をいただきまして、そこに向かって、今、突っ走っている最中です。

台本は、第二稿が最近上がりまして、柚希さんも含めて、全キャスト、全スタッフ共、時間と才能と情熱を注ぎ込んで打開する作品にしたいというのが一番の願いです。柚希さんは退団初の舞台ということで、新たなファンがいっぱいできるような魅力ある舞台にしたいと思っています。

—G2さん、演出の具体的なプランを教えて下さい。

G2:まず、演出については、本当に今から考えていくところで自分の中ではボンヤリとしています。具体的には一幕の方はウィルスが蔓延して世界がかなり大変なことになっているアドリア海の沿岸。あの辺りは昔の城塞都市でして、ゾンビに囲まれた街の1つに物語をすえまして、そこで生き残りをかけている人達が食料が尽きてとにかく出て行かなければならない。でも、一方で周辺にはゾンビがいるさぁどうするという話になっています。その中でキーとなっているのが、「音楽」です。音楽とゾンビが以外な関係性があるというのが、今回のオリジナルのストリーリーでして、そこが一幕の見どころになります。

二幕は、登場人物が陸の孤島に向かって出て行く、そこに人類を救うキーがあるということで、その中で海を舞台にしたシーンがあります。その台本を見て、誰もが皆「これはどうするんだ?」と(会場笑)困っていると思いますけど、実は、私もまだそう思っておりますので、これから美術デザイナーの方に色々面白いプランを出していただきながら、柚希さんの肉体もフルに使っていただきながら海の中の不思議なシーン。しかも、今回の物語のキーになるシーンを展開されていきます。そこも是非ご期待下さい。

—和田さん、人間の愛を歌ったような作品と伺いましたが、ゲームファンの方もいらっしゃると思いますが、その中で、新作を作るにあたってどんな気持ちで作ったのかお聞かせ下さい。

和田:先ほどG2さんがおっしゃってましたアドリア海周辺という架空の街がありまして、そこの風土とか感じるような楽曲というのをBGMでは作っています。そこへゾンビが出てくる恐怖感やサバイバル感、サスペンス感を出そうと思っております。僕も作りこみながら意外だったのですが、「バイオハザード」がメインの題材ではあるのですが、とてもドストレートなミュージカルの楽曲をG2さんも知っているんだなと打ち合わせをしながら思いまして、みなさんもご覧になられると意外かもしれませんが、凄くミュージカルらしいナンバーもありますのでそこを楽しみにしていただけたらと思います。

—柚希さんは、ゲームはされたのですか?何レベルくらいですか?

柚希:やはりゲームファンの方々から、「バイオハザード」を演じるならば絶対にゲームをちゃんとやってないとダメだと。(会場笑)言われまして、私、あまりゲームはあまりできないのですが、がんばってPlayStationを用意をしてゼロとワンをやっておりましてたが、どうしても最初のゾンビを倒すことができませんでした。(会場爆笑)何度やってもいっぱい噛まれて死ぬ。今度、CAPCONさんにちょっと練習し・・・(会場笑)7だと何とかいけます?対策を・・・。リサ・マーチができるのか心配になって、敵が来ると本当に逃げたいんです。(会場笑)撃ったりもしたのですけども・・・。すごい7も興味津々なのですが、まだ、ゼロとワンで・・・。絶対、稽古始まる前にCAPCONさんにうかがいます。

—小林さん、柚希さんに何かアドバイスありますますか?

小林:戦う女性のキャラクターというのがゲームでも映画でも登場してくるのですが、柚木さんが今回ミュージカルでリサという新しいキャラクターを演じていただいて嬉しいですし、「REON JACK」も拝見させていただいてダンスも素敵なのでダンスも入ってくるんじゃないのかなと楽しみにしておりますので、思いっきり演じていただければと思います。きっと可愛らしいところもで出るんじゃないかと勝手に想像したりしています。

—みなさんに質問ですが、アクションシーンもたくさんあると思いますが、稽古が始まる前にそれぞれやっておこうと思う事をお願いします。

横田:四十肩をなんとかしておこうと思います。(会場笑) 後はジョギングをしておこうかと思います。身体だけでじゃなくて心も頭の中もこの作品で、今、お話を聞いて、僕も久しぶりに「バイオハザード」ゲームやってみようかなと思います。

渡辺:アメリカ人の医師の役なのですが、柚希さん演じるリサと関わらせていただいて、過去があったり、まだまだ明かせない部分がある役なのですが、役作りの方は映画の「バイオハザード」の方、もう一回観てみて医師がたくさん出てくるのでその人達を参考にさせてもらっても面白いかなと思いますし、逆にそこまで作りこまないで行って、みなさんとのセッションとG2さんの演出で自分なりのギブソンを作り上げていけたらと思います。

平間:自分の体形から合わせまして、戦い方も俊敏な方じゃないかと思っていますので色々と体力づくりを頑張っていきたいと思っています。

海宝:僕は音楽家の役なので、体力作りはあると思いますが戦うことはないと思います。映画の方は好きで毎回観ているのですが、ゲームはそんなに全部やったことがないので、さきほどの柚希さんのお話を聞いて僕も改めてゲームをやってみたいなと思います。

吉野:台本を見せていただいたら戦ってないのかなぁ・・・応援に回ったりしていますので。(会場笑)僕もゲームの方がちゃんとやってなかったりしますので、一緒に連れて行って下さい。(会場笑)

柚希:お願いします!(会場笑)私は体力作りをいっぱいして、筋肉をたくさん作って臨もうと思います。YOSHIEさんをはじめ素晴らしいスペシャルゾンビもいらっしゃると思うので、勝って生き残れるように身体づくりをやって行きたいと思います!

『ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』は、9月30日(金)より赤坂ACTシアターにて開幕!11月には大阪・梅田劇術劇場メインホールにて上演が予定されている。

最新情報は、『ミュージカル バイオハザード〜ヴォイス・オブ・ガイア〜』公式サイトへ

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