舞台『マーカライト・ブルー』主演 秋葉友佑、大島崚、古畑恵介、小栗 諒、演出 萩原成哉インタビュー!

10月5日(水)より、新宿シアターモリエールにて、オール男性キャストによるSF耽美作品、舞台『MARKER LIGHT-BLUE マーカライト・ブルー』が初日開幕を迎える。

本作は、畑澤和也・藤川道子の原案をベースに舞台『のぶニャがの野望』や『実は私は』『鬼切丸』などの二次元コンテンツを数多く舞台化した松多壱岱が脚本と総合演出を務める。演出は俳優としても数々の舞台に出演する萩原成哉。

物語は「BLUE-PSY-FER(ブルーサイファー)」と呼ばれる謎の特殊潜在能力を秘めた少年達を中心に巻き起こるSF学園ストーリー。舞台脚本をイメージにキャストイラストで具現化。その美しすぎるキャストビジュアルが早くも話題沸騰!今だかつてない書き下ろし2.7次元舞台の誕生に大きな期待が寄せられている。

主演は、舞台『ラズベリーボーイ2』、『透明少女』の秋葉友佑。 同級生役には、舞台『実は私は』『ホス探へようこそ ~ザ・ファースト~』の大島崚、舞台『レーカン!』の古畑恵介をらフレッシュな若手人気俳優を中心に、舞台『刻め、我ガ肌二君ノ息吹ヲ』にも出演した殺陣師、小栗 諒ら、総合演出 松多壱岱にその才能を見出された実力派俳優が顔を揃える。

PRE☆STAGEでは、メインキャストの 秋葉友佑、大島崚、古畑恵介、小栗 諒、そして演出 萩原成哉を迎え、いよいよ開幕秒読み状態の舞台『MARKER LIGHT-BLUE マーカライト・ブルー』についての話を聞いた。

インタビュー本文

—出演が決まった時のご心境は?

■主演 秋葉友佑(サフィール役)
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僕が演じるのは、記憶のない謎の転校生サフィールです。男子校である学園メンバーもそれぞれの個性としてPSYという特殊潜在能力を持っていて、僕の演じるサフィールは、相手の考えていることがわかる能力を持っています。学園生活をおくる中、ある日敵が現れてそれを一緒にやっつけていく僕ら男子生徒同士の「絆」や「友情」が見える作品になっています。

出演が決まった時は、本当うれしかったです。単独主演は今回が初めての作品になります。松多壱岱さん、萩原成哉さんとは4月に現場をご一緒させてもらって、お互いをよくわかっていますので稽古でも僕を汲み取っていただいている部分も多くてすごくやりやすい現場環境でやらせていただいています。

今回キャスト全員が男子で、男子だけで作品を作り上げていくというのもまた嬉しかったです。まだ、稽古中ですけれどもこれだけ大人数が全力で盛り上げると一体どこまでいけるのか?という期待感で今からとても楽しみです。みんなで楽しんで一緒に舞台を盛り上げていけたらいいなって思っています!

■古畑恵介(アフェクション役)
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役どころは、双子ちゃんの弟で、アフェクションという役です。お兄ちゃんのことが大好きで、お兄ちゃんのことばかり考えている役です。今回、久しぶりに舞台出演が決まって本当嬉しかったです。秋葉さんとは初めての共演なのですが・・・・

秋葉:一瞬で距離がなくなりましたよね。同じにおいがしましたね。(一同笑)

古畑:秋葉さんとお会いするのは初めてだったのですが、僕ら役者同士の若手俳優界って意外に狭いじゃないですか。誰かしら友達が共演し合っていますから、ツイッターで秋葉さんのこと本当にすごくよくみてました。

秋葉:僕がすごく仲のいい友達が共通で、最初から仲のいいみんなと同じような感覚で打ち解けましたね。

■大島 崚(ヴェリテ役)

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大島:僕は、こういう素敵なイラストがあるとは全く知らない状態でオーディションを受けまして、その台本がすごく難しい表現の台本だったのですが、小説のように美しく読むように表現しました。

共演させていただくみなさんは、ツイッターで拝見させていただいているみなさんばかりで、また、キャストの総人数31人という大所帯で、それこそ男のパワーみたいなのをどこまで出せるか。また、内容は耽美で綺麗がテーマで、話も後半部分になるとかなりエグイといいますか重さもあります。かなりハイスピードで物語が変わっていきますので、そういうところがお客さんも「あれっ?」って気づいていただけるのではないかと思います。僕の演じるヴェリテという役は、秋葉さん演じるサフィールとはかなり深い関係になります。

古畑:僕はこの二人の稽古風景を観ていると、二人のやりとりや絡みに結構「ドキッ!」とします。過激というわけではないのですが、観ていて本当美しいです。

小栗:会話だけじゃなくて、目線のやりとり仕草が男同士なのですが、男女のように見えるところがありますね。

萩原:僕も演出つけていて、はじめて「それ、ちょっと美しくないんだよねぇ~」って初めて言いました。(一同爆笑)

秋葉:普段そんなこと言う人じゃないからね。(笑)

萩原:まさか、自分でもそんなこと言うことになるとは。(一同笑)目線が合ってる時にちょっと照れた仕草を僕がつけたり、みんなが勝手にやってたりすると、「ああっ、見えた!」みたいな瞬間が凄い面白いよね。

秋葉:芝居が男臭くないよね。

古畑:暑苦しくないよね。

萩原:フッくんとかずっと手をつないでいるもんね。

古畑:双子の役なのですが、ずっと二人で手をつないでますね。

小栗:しかも恋人つなぎ。

古畑:ちょっと気を使って、ハンドクリームとか使ってます。(一同笑)

萩原:心情によって色々な手のつなぎ方がありますよね。キャスティング的にもリアルにこういう学園ありそうだなって思えるキャスティングだと思います。そこが2.5次元ではないところのいいところが出ていると思います。

古畑:2.7次元?

萩原:そうだね。

秋葉:ちょっとリアルに近づいた感じだよね。

萩原:今日から#2.7次元にしよう。(一同笑)

■小栗諒(オネット役)

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脚本・総合演出の松多壱岱さんとは、『SHINSEN5~外伝~』でアンサンブルとして出演させていただきました。その公演では、僕自身もはじめて2.5次元の舞台で活躍されている役者さんと初めて舞台に立たせていただいて、自分の経験値も上がりました。友佑ともその舞台で出会うこともできた作品です。今回、友佑主演ですごい楽しそうなお芝居でプロデューサーさんからお声をかけていだいて、是非、出演させていただきたいって気持ちで参加させていただきました。

今回、僕は殺陣の担当もさせていただいておりまして、ト書きの部分の具現化という重要なポジションを担当させていただいます。最初はその責任の重さに、正直大丈夫だろうかという気持ちもあったのですが、演出の萩原さんともタッグを組んでやらせていただく貴重な機会ですし、大好きな殺陣でキャストのみなさんに楽しんでいただいて、また、僕自身も楽しめるよう頑張っていきたいと思っています。

秋葉:本当に、カッコイイ殺陣です。(一同同意)

萩原:誰も初めてとは思わないレベルの高さですし、今回、みなさんに観ていただいて、「もっとやんなさいよ!」って、仕事のオファーが増えるのではないかと思います。

秋葉:全編殺陣をつけてもらったのですが、本当にカッコよくて「イケ殺陣!」って、早くみんなにみてもらいたくて、LINEで撮ってすぐ送ったのですが・・・。

萩原:僕、その日から通信制限がかかっちゃって、家に帰るまで観れなくて(一同爆笑)「ちょっと待って、ちょっと待って!」って言っているのに・・・。

秋葉:僕、興奮しちゃって、「とにかくすぐ見て!」って。

萩原:それで大急ぎで家に帰って動画を観て、もう、友佑に「カッコイイ!」ってLINEで返事する前に、諒くんに「イケ殺陣!イケ殺陣!」って直接LINEしましたね。(一同笑)

小栗:「イケ殺陣!」俺もはじめて聞いた。(笑)

萩原:イケメンな殺陣って意味で「イケ殺陣」。僕が勝手につけちゃったのですが、思わずそんな言葉がでるくらいのクォリティーです。今回の舞台、殺陣にもそれぞれの意味合いがあるのですよ。

秋葉:そう。少年ジャンプじゃないですけど、男が興奮するような殺陣にもストーリーがあって、序盤からラストに向けて一点、一点全てがつながっていてそこを全て観て欲しいです。

小栗:はじめての作品だけに、こだわりもありまして、このシーンではこの手にしようとか、一手、一手、自分の中で毎日考えています。でも、個々のキャラクターの心情を良くわかっているキャストさんから「こういうのやってみたい」という希望もいただいて、そのキャラクターの心情の入った一手を入れていきたいと思っています。

特にラストシーンの最終決戦のシーンでは、僕の考えたもの、友佑の考えたもの、そして、まつださんの考えも取り入れて、観客のみなさん、役者のみんなが楽しんでいただける殺陣を考えていきたいと思います。

秋葉:最後、倒すの楽しみになってきてます。ラストシーンの殺陣を見せたくて。

萩原:(物語の流れ上)完璧に間違ってるんですけど。(一同笑)

秋葉:楽しみすぎて・・・。

萩原:桃太郎気分だよね。

秋葉:そうなんですよ。(笑)

—役者の顔を持つ萩原成哉さんですが、演出家としての本作品いかがですか?

■演出 萩原成哉
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今回の舞台は、原作はあるのですが、いわゆる2.5次元というわけではなくて、この舞台の為に原作を作って、キャラクターをつくってもらった舞台になのに、衣装、メイク頭へのこだわりが半端じゃないです。

出演キャスト、みんなどこ見てもイケメンで、僕はジャンルが彼らとは違うとわかってはいるのですが・・・。(一同笑)

ウィッグとか本当にいいものをつけて舞台に立つ彼らが単純に役者として「うらやましいなぁー」と思うところもあるのですが(笑)、そこは演出という立場で脳を切り替えています。

古畑くんと大島くんは今回の舞台のオーディションで初めて出会ったのですが、大島くんは、見た瞬間に、イメージがピッタリで、「この人しかいないでしょ!」って満場一致で決まりました。今、役作りの真っ最中で一番話しをしているのが大島くんです。

古畑くんの役は、それまでどの人にやってもらうのなかなか決まらなかった役です。

古畑くん自身のことは、知ってはおりましてどんな役者さんなんだろうと思っているところに来ていただいたら、「カワイイー」って言葉がチラついてきて、ムカついてきましたね(一同笑)

出会って3日くらいなのですが、役についての意見交換をどんどんしてきてくれる人で、翌日には、それらを踏まえた上での演技をパッと出してきてくれるのでさすがだなぁと感心させられています。

小栗くんは、舞台を何度か拝見させてもらっていますが、一緒の舞台をやるのは、初めてです。僕がデビューした舞台を小栗くんが観てくれていて、お互い挨拶をしたりと面識はあった関係です。今回の舞台では小栗くん演じる「オネット」と「クラージュ」が僕の推しメンです。「オネット」は本当カッコイイです!

そして、秋葉友佑。主演として友佑がその場にいるというのがはじめてでして、いつもと違う座組を引っ張っていく、新しい秋葉友佑の姿を見ているのがとても新鮮です。

今まで2回共演して、「演出」と「役者」という立場に初めてなりまして、信頼関係ができているだけに、今は、彼のやりたいようやってもらって泳がせている時期です。最終的に注文をつけると彼はそこに応えてくれる人だと信頼しているので、今の段階では何も言わずに「サフィール」という役を友佑がつけてくることをじっと見守っています。

個性豊かな役者さんがみなさんそろっていますので、どんな風に作品に色づけられているくのか楽しみに演出させていただいています。

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—最後に観客のみなさんにメッセージをお願いします!

小栗:僕の演じるオネットは冷静で一匹狼タイプの周りにあまり感心を持たない。でも、秋葉くん演じるサフィールにひきつけられてサフィールを助けていきます。少し不器用なところもありつつ全てを冷静に判断できるクールな面とその奥に優しさのあるキャラクターです。戦闘レベルもかなり高いキャラクターです。僕が殺陣師というのもありますので、サフィールを戦闘シーンで助けていくところをしっかり魅せていけるよう頑張りたいと思っています。殺陣シーンを是非、楽しみにして是非、劇場にいらして下さい!

大島:今回、チームレッド、チームブルー、悪玉のチームもあります。コンテンツとしては、広がりがいくらでも出せて盛り上がるコンテンツなので、それを初演の僕らがどれだけ突き詰められるかに今後がかかっていると思います。自分自身どれだけ課題を持って挑めるかが勝負になっているように思います。ブルーメンバーとして、レッドメンバーに負けたくないって思いで頑張っていきたいと思います!楽しみにしていて下さい!

古畑:僕は双子の役なのですが、普通の双子というだけではなくて、二人の世界だけで生きてきた双子なので、僕はお兄ちゃん以外には冷たいキャラクターなのですが、その二人がどんな風にそれを乗り越えて他のキャラクターとどんな風に絡んでいくのかが見どころです。

あと、舞台の見どころとしては、小栗さんの殺陣、そして、僕のお兄ちゃん役の中村さんがダンスを担当しています。また、蓮井くんが小道具を担当していたり、演技経験の長い方が、新人キャストに演技をつけてあげたりとみんなで舞台を作り上げてる実感があります。男だらけの舞台の熱さをみなさんに感じていただけたらと思います!

秋葉:僕の演じるサフィールが発信源で、その発信が元で苦しみがあったり、切磋琢磨して仲間達の気持ちを全て僕が受け取っていく、その積み重ねが作品の中に出ていると思います。ラストシーンは、本当に素晴らしい殺陣をつけていただいたので、一公演、一公演動けなくなるまでは、全力で演じていきたいと思います!

座組としても1人1人の積み重ねができて、どこまでも上にいけたらなと思っています。これからの課題でもあるのですが、みなさんにお見せする時には他にはないものを作って行こうという思いです!是非、みなさん劇場にいらして下さい!

舞台『MARKER LIGHT-BLUE マーカライト・ブルー』は、新宿シアターモリエールにて、2016年10月5日(水)~10月10日(月)の全10公演。

詳しくは、舞台『マーカライト・ブルー』公式サイトへ
http://www.odd-inc.co.jp/stage/markerlightblue/

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