第13回文化庁映画週間シンポジウム​『劇場アニメ最前線~君は映画を信じるか』​で「ひるね姫」神山監督が片渕須直監督、瀬​下寛之監督とともに映画アニメーションを語​る

『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊S.A.C.』など、重厚な世界設定を駆使して人間ドラマを描いてきた神山健治監督が描く感動アニメーション映画『ひるね姫~知らないワタシの物語~』が2017年3月18日(土)に公開される。

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本作の公開に先立ち、文化庁が主催する「第13回文化庁映画週間」内で開催されましたシンポジウムにて、神山監督と、「この世界の片隅に」の片渕須直監督、「BLAME!」の瀬下寛之監督により、“劇場アニメ最前線~君は映画を信じるか”をテーマにしたトークイベントが開催された。

本イベントのモデレーターとして登場した、角川グループホールディングス(現 株式会社KADOKAWA)代表取締役専務・井上伸一郎氏に迎え入れられた3人の監督は、まず映画との出会いについてを語った。実家が映画館で、2歳の時に見た映画がきっかけだったと片淵監督が話すと、小学生の時に一人で何度も映画館に通い、映画を作りたいと思ったのは中学生の時からと語る神山監督。そして、瀬下監督は名画座での映画体験がきっかけになったと語った。これから公開となる「この世界の片隅に」、「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」、「ひるね姫」、「BLAME!」の予告編のあとにそれぞれの監督が作品の制作について語った。日常の再現に腐心することは共通していても手描きと3DCGではその手法は全く異なり、神山監督は「同じトンネル掘りでも、逆から掘っていくような違い」と表現した。

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神山健治監督は「これまで(『009 RE:CYBORG』『東のエデン』『攻殻機動隊S.A.C.』など)頼まれもしないのに何度も救ってきました(笑)。『009 RE:CYBORG』制作中に3.11が起き、こういった世界観を作ることに不安を覚えるようになりました。その後もいろんな企画を検討してきましたが、やはり僕に期待されるのは世界を救う話。そんな時、「自分の娘に向けて作品を作ってみては?」という提案で、極めて個人的な思いで作品を作るのもいいかと考え、『ひるね姫』の企画に至りました。本作は僕にとって今までにない挑戦です。最近、アニメを見るお客さんのニーズが変わってきていることを感じており、日常に近いものをアニメで見たいという欲求が生まれていると思います。そのニーズにあうものを模索しながら作品を作っています。」と語った。

【0517(火)AM5:30解禁】「ひるね姫」森川ココネ_高畑充希

映画『ひるね姫』は、2017年 3月18日 全国ロードショー!
詳細は、映画『ひるね姫』公式サイトへ
©2017 ひるね姫製作委員会

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