真矢ミキ、5年ぶりの本格舞台復帰! 主演 舞台『正しいオトナたち』2019年12月グローブ座上演決定!

12月東京グローブ座において、真矢ミキ主演 舞台『正しいオトナたち』の上演が本日明らかになりました。

宝塚歌劇団花組トップスターとして活躍後、映画、ドラマ、CMと幅広いフィールドで活躍をみせる真矢ミキにとって5年ぶりの本格舞台復帰となる舞台は、戯曲 『ART』『人生の3つのヴァージョン』などで世界的に著名なフランスの劇作家ヤスミナ・レザによる四人芝居の傑作。

『Le Dieu du carnage』(本作原題)は2008年にフランスでレザ自身による演出で初演され、大ヒットを記録。同年3月にはイギリスの俳優レイフ・ファインズらの出演で09年のローレンス・オリヴィエ賞演劇部門最優秀新作コメディ賞を受賞、 同年ブロードウェイ版はトニー賞演劇部門最優秀作品賞のほか、最優秀主演女優賞と最優秀演出家賞の計3部門等、 数々の世界的な名誉ある賞を受賞。また11年にはレザとロマン・ポランスキーが共同脚本し、ポランスキー監督の作品として映画化されました。


物語は子供同士の喧嘩を発端に進歩的な考えを自負している互いの両親たちは冷静に事態を収めようとしますが、話し合いは次第にエスカレートし、四人個々の主義主張、夫婦間にまで亀裂が生まれ、心の奥底にしまってあった憎悪が吹き出します。人間の怒り、憎悪が瞬間的に方向を変えるストーリーの巧みがまさにヤスミナ・レザの真骨頂と言える作品。

本作出演についての真矢みきのコメントは以下のとおり。

今回、私にとってほぼ初めてに近いストレートプレイです。舞台自体も 5 年ぶりで、久しぶりの怖さもありますが、 今はめちゃめちゃ楽しみです。やっぱり大人になって半世紀もすぎるとですね(笑)、だいたい一巡、二巡して何となく人生がわかってきたみたいなところに漂いがちですが、自分を律するためにもこの辺で逃げ場のない 4 人だけの芝居という環境にどっぷりつかりたいです。映像の瞬発力とは全然違う舞台で、久々に一冊の台本をしっかりと深く頭に入れ込むという作業をこれから苦しみ、楽しみたいと思っています。 今回の舞台『正しいオトナたち』はいかに大人が普段理性と共に隣り合わせで生きているかというところです。 前頭葉が理性として止めるのですが、その前頭葉が崩壊していくという、、、どこまで大人ってギリギリに「大人」という言葉で立っていようとしているのか、一回りして理性がポンと取れた時に、果たしてそれは「大人越え」をしている何かが見えるのか、それとも長く生きた経験は一体なんだったんだと感じ、赤子のように戻ってしまうのか、それとも廃人と化して老人となってしまうのか、私はその辺がすごく楽しみです。
理性って我慢なのか、それとも正義なのかみたいなところが見どころだと思います。どこで共演者の皆さんがキレるのか、そしてどこでまた取り戻すのか、そういったことが毎日違うと思うので、日々敏感に感じとって演じていきたいと思います!

チケットの一般販売は、2019 年 9 月発売予定。詳細は後日発表予定です。

☆公演情報☆

『正しいオトナたち』

あらすじ
舞台はウリエ家の居間。ウリエ夫妻(妻ヴェロニック/夫ミシェル)とレイユ夫妻(妻アネット/夫アラン)が対峙している。“安全”と思われる公園で、レイユ家の息子が、ウリエ家の息子に怪我を負わせてしまったのだ。お互いを探りながら、冷静に話し合いは始まる。二組ともそれなりの家庭であるとの自負がある。ミシェルは小売業を営み、ヴェロニック(真矢ミキ)はアフリカの事情に詳しく本を執筆中。アランはやり手の弁護士で、アネットは資産運用の仕事をしている。レイユ夫妻は地位と裕福さを匂わすが、ウリエ夫妻は良識ある家庭を築いていることを強調する。そんな緊迫した話し合いのなかなのに、アランは携帯をはなさず、仕事の緊急事態に下品とも言える指示を出し続け、妻のアネットは次第に気分が悪くなり、ついには嘔吐してしまう。汚物にまみれる居間。 そこから事態は、思わぬ方向に。お互いにホンネむき出しのバトルが始まります。もはや制御不能となった大人たち。これは果たして悲劇、それとも喜劇・・・。

作:ヤスミナ・レザ
『Le Dieu du carnage』(原題)
出演:真矢ミキ ほか
劇場:東京グローブ座 2019 年 12 月公演
主催・製作:テレビ朝日 インプレッション




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