『ローマの休日』にまつわる映画『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』&『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』がまもなく公開!

英国王室の歴史のなかでも、ひときわ目を引くエピソードがある。今年2016年に生誕90周年を迎える、イギリス史上最高齢・最長在位の君主であるエリザベス女王が、生涯で一度だけロンドンの街中で、お忍びの一夜を過ごしたのだ。
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1945年5月8日、ヨーロッパ戦勝記念日の夜。当時まだ王女だった19歳のエリザベスが、父である国王ジョージ6世の許しを得て、国民と共に終戦を祝うために街へと繰り出した。

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バッキンガム宮殿の外で“英国王のスピーチ”に耳を傾け、リッツ・ホテルでワルツを踊ったという、微笑ましくも心温まる逸話だ。

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その後の恋多き人生で知られる妹のマーガレット王女も同行していたことから、ひょっとすると『ローマの休日』はここから生まれたのではないかとの声もあった実話を基に、プリンセスが最初で最後の自由を謳歌した、ときめきと感動の一夜が映画化された。
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本作では、ヴェスパの替わりにロンドン名物2階建てバスで街中を駆け抜け、王女たちは宮殿内では決してできない初めての経験に驚き心弾ませます。そして、一人の若い兵士の出会い。その夜、エリザベスが経験した、数々の思いがけない出会いを「イン・ザ・ムード」「タキシード・ジャンクション」など往年の名曲に乗せて描く──もしかしたら今のエリザベス女王が、これほどまでに民衆に愛され続けている秘密は、その出会いにあるのかもしれない──可憐なプリンセスに芽生える次期女王としての自覚と覚悟が、観る者すべてを元気づけるハッピーな人間讃歌!

また、7月22日(金)公開『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は、『ローマの休日』『ジョニーは戦場へ行った』などの名作を手掛けてきた脚本家ダルトン・トランボの物語。東西冷戦下のアメリカで起きた赤狩りによって、ハリウッドでのキャリアを断たれたトランボ。偽名を使い脚本を書き続け、“永遠の妖精”オードリー・ヘップバーンの可憐な魅力とともに語り継がれる『ローマの休日』を生み出した。映画公開時はその名前はクレジットされることはなく、約60年後に正式に脚本家としてクレジットされることとなった。『ローマの休日』の公開当時は、映画のなかで描かれる民間人と王室の恋が、エリザベス女王の妹のマーガレット王女の悲恋をモデルにしているのではないかと噂になった。今なお世界中で愛され続ける『ローマの休日』にまつわる映画2本。

また、6月14日から宝塚雪組の『ローマの休日』のミュージカルもスタート。
2016年夏『ローマの休日』づくしのスタートを是非、映画『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』で!

映画『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』は、6月4日(土)、シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー!
詳細は、映画『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』公式サイトへ

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[STORY]ティアラを置いた。世界が輝いたー。若き日のエリザベス女王、生涯初めての自由時間。
1945年5月8日、ロンドンは、歓喜に沸いていた。6年間も続いた戦争が、まもなく正式に終わるのだ。国を挙げてのお祝いの夜に、エリザベス王女と妹のマーガレットも何とか国王ジョージ6世の許しを得て、生まれて初めてのお忍びでバッキンガム宮殿をあとにする。約束の門限は1時、行き先はリッツ・ホテル。ところが、付き添いが目を離した隙に、シャンパンに勢いづいたマーガレットがホテルを飛び出し、キラキラと輝く街へと繰り出す。あわてて追いかけるエリザベスの人生を変える一夜が幕を開ける──。

監督:ジュリアン・ジャロルド『キンキーブーツ』
出演:サラ・ガドン、ベル・パウリー、エミリー・ワトソン『奇跡の海』、ルパート・エヴェレット『アナザー・カントリー』、ジャック・レイナー『トランスフォーマー/ロストエイジ』『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』
字幕翻訳:寺尾次郎
配給:ギャガ
© GNO Productions Limited

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