Netflixドラマ​『深夜食堂 -Tokyo Stories-』配信記念イベントに、松岡錠司監督、綾田俊樹、小林麻子、吉本菜穂子、鈴木常吉、フードスタイリスト 飯島奈美さん登壇!

28日、いいオフィス イベントスペースにて、10月21日(金)よりスタートしたNetflixオリジナルドラマ『深夜食堂 -Tokyo Stories-』の全世界配信を記念して、この度スペシャル上映&トークイベントが開催され、松岡錠司監督、綾田俊樹、小林麻子、吉本菜穂子、鈴木常吉、フードスタイリストの飯島奈美さんが登壇した。

繁華街の路地裏にある小さな食堂を舞台に繰り広げられる、悲喜こもごもな人生模様を描く『深夜食堂』。2009年、深夜ドラマとしてスタートしたにも関わらず回を重ねる毎に大きな反響を呼び、今やアジア中の人気ドラマに成長した新シリーズ『深夜食堂 -Tokyo Stories-』がNetflixで世界190ヵ国へ全10話一挙ストリーミング開始。

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イベントでは本作を手がける松岡錠司監督、常連客で甘い卵焼きが大好物なゲイバーのママ・小寿々役の綾田俊樹、そして“お茶漬けシスターズ”としても知られるルミ役の小林麻子、カナ役・吉本菜穂子をゲストに迎え、『深夜食堂』の魅力のひとつである“めしや”の料理の魅力に迫った女性限定のスペシャルイベントが行われた。配信から早1週間、さっそく海外のファンたちが本作を見た感想をSNSに挙げ話題になっていることについて、松岡監督は「世界190ヵ国へ27ヵ国語の字幕がついて配信と言われても実感が伴わないです。上海やソウルなどアジア圏に行った時、日本にはない驚くような熱狂的な雰囲気を感じたけど、それが北米や西ヨーロッパまでどう伝わるのかわからない」と本作が世界配信されていることに実感が沸かないといった様子。

一方、綾田は「昨日、ちょうどFacebookでボリビアにいる友達から、『Netflixで“深夜食堂”が見られて嬉しい!』とメッセージをもらったんです」と告白。続けて「以前、私服で京都の伏見稲荷へ行った時、中国の学生たちに小寿々だ!小寿々だ!!と囲まれてビックリしたんです。」というエピソードを披露。小林は「以前から習慣や文化の違う西ヨーロッパの人がみたら面白いだろうなって思っていたので、今回世界配信されて感想を聞くのが楽しみ」、吉本「東京の片隅のこんなちょっとした物語が世界でも受け入れられるのは面白い」と、それぞれ全世界配信に対する感想を述べた。

また印象に残っているエピソードや撮影時の裏話について、監督は「この作品は、代わり映えしないことをやることに意味があると思っているが、今回は初めて海外ロケがあった」と、ソウルで撮影したエピソードを紹介。吉本は、「毎回、ドラマシリーズの最終回は常連客が集まるエピソードがあるけど、シリーズを追うごとに同窓会のような雰囲気になっていく。セットの外でテントを張って、みんなで和気あいあいとできることがとても嬉しいことだなと感じる」と、セットの裏でも常連客のメンバーで仲良くしているエピソードを披露した。

そして話題は、”めしや”に登場する魅力的なメニューに移ると、監督は「フードスタイリストの飯島奈美さんにお任せしているので、細かいところはチェックしないんです。あと、ぼくは現場の最高責任者として一人で残ったメニューを食べるわけにはいかないと思っている。なのに撮影してカットがかかると、常連客のみんなはあのカウンターに残って食べているんで、いつも『早くどいてほしいな~』って思っています」、と監督としての微妙な心境を明らかにした。また吉本は飯島さんの裏方での活躍について「ドラマではカウンターであまり見えないけど、お茶漬けのたらこも、実はちゃんといぶってある。撮影ではテストを何回かやって、本番を迎えるんですが、毎回新しいいぶったたらこを出してくれて、いつもおいしい状態ででてくるんです」と説明。松岡監督は「豚汁も実は最初は薄めに作っていて、撮影が長くなると、煮詰まって味が濃くなることを計算に入れている。本番で撮影するときに一番おいしい状態で俳優の前にだされるんです」と飯島さんの細かい気配りを紹介した。するとここで甘い卵焼きが大好物なゲイバーのママ・小寿々役の綾田から衝撃的な告白が!「小寿々ちゃんは甘い卵焼きが好きって言っているけど、実はわたしは出汁がきいた卵焼きの方が好きで、それを最初に飯島さんに伝えたら、甘そうに見えるけど、実は出汁がきいた卵焼きを用意してくれています」と、深夜食堂にでてくるメニューについて常連客のみんなは話が止まらなくなる一面も。

そこで、本作に登場する数々の魅力的な料理を手がけ、撮影現場をよく知るフードスタイリストの飯島奈美さんが登場。本作の第一話に出てくる「タンメン 麺抜き」を実際に調理しながら、フードスタイリストとして本作をサポートする飯島さんの話に。本作の料理を手がけるにあたり心がけていることを聞いたところ、飯島さんは「おいしく見えるような工夫もするけど、なるべくギリギリに温かいものを食べられる様、ギリギリまで調理して、本番のギリギリ前に完成する様にしている」と説明。松岡監督は、「確か2006年頃のTVCM撮影で初めて飯島さんに出会ったけど、それ以来ぼくのほとんどの作品は飯島さんと一緒にタッグを組んでいる」と飯島さんを信頼しきっている様子。またマスターが料理する撮影では、実際に小林薫が、あのめしやのセットで料理していることを明かした。「料理をする手のアップも実は小林ご本人で、たまに揚げ物などで指まで揚げちゃうこともあるんだよね」という裏話も。

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飯島さんやめしやの料理にまつわる裏話でトークが盛り上がる中、飯島さん作・「タンメン 麺抜き」が完成。松岡監督、綾田、小林、吉本みんなで試食すると、一同「鶏がら出汁がきいていて、ほっとする味~」と感動。吉本は「私はタンメンのエピソードに出演していないので、一人の視聴者として、いまあのドラマにでてきたタンメンが食べられるなんて、すごく幸せ!」と感動した様子でコメント。松岡監督は「もう少し煮込んだら野菜のうまみがでて良かったかも」とコメンテーターのように意見をすると、飯島さんは「10分で調理しなくてはいけなかったので・・・」と苦笑。しかし逆に「野菜の歯ざわりがシャキシャキとしてしっかりしているから好き」と話すのは小林。綾田は食べ切れなかった「タンメン 麺抜き」を目の前に、スタッフに「あとで麺入れて、タンメンにしておいて。」とお願いするなど、食べ切れなかったスープを惜しみながら試食コーナーが終了。

また最後にサプライズゲストとしてアジアでも人気を誇る本ドラマの主題歌「思ひで」を歌う鈴木常吉のスペシャルライブも披露。

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松岡監督は、「安倍夜郎が原作を描いている時に聞いていた音楽がちょうど鈴木常吉のCDだった。そこで、ドラマ化にあたりそのCDの中に入っている曲から主題歌を選んで良いと言われたので選んだのが、この『思ひで』という曲。これは、元々アイルランド民謡で、ケルト語で歌われていた曲なんです。後付ですが、今回の世界配信にはぴったりですね」とコメント。鈴木がアコースティックギター1本で歌う「思ひで」に、ゲストと来場客は聴き入り、『深夜食堂』の世界観にどっぷり浸かった様子。なお本イベントには、香港・台湾から海外メディアも殺到するなど、海外での人気が伺える、内容盛りだくさん、お腹いっぱいのスペシャルイベントとなった。

Netflixオリジナルドラマ『深夜食堂 -Tokyo Stories-』全世界配信中!
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