構想5年!総製作費150億円!日中共同製作映画 「空海-KU-KAI-」 制作記者会見に夢枕獏、白玲役 松坂慶子 登壇!

 28日、六本木アカデミーヒルズタワーホールにて日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』の製作報告会見が開催された。これまでの日中協力体制と一線を画す新たなパートナーシップを築く本作の会見には、中華人民共和国駐日本国特命全権大使・程永華(ていえいか)様、内閣官房副長官・萩生田光一様、日中両国の政府代表者が激励に登壇。また、株式会社KADOKAWA取締役会長・角川歴彦、東宝株式会社社長・島谷能成、原作者の夢枕獏ら製作代表者が製作状況ならびに完成作へのヴィジョンを発表した。さらに、本作の日本人キャストの華である松坂慶子が華やかな和服姿で登場。松坂は主人公空海と白楽天が追い求める謎のカギを握る白玲(はくれい)を演じ、この役柄は本会見で初の解禁となった。

 原作は『エヴェレスト 神々の山嶺』『陰陽師』、など、多数の著作が映像化されているベストセラー作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)。中国、唐の時代。日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・空海が、詩人・白楽天とともに首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る―。この壮大な物語が日本=中国の共同製作として、スタッフ1000人を動員し史上最大のスケールで映像化。メガホンをとるのはカンヌ映画祭パルム・ドール、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ほか数々の受賞を果たし、世界にその名を轟かせる巨匠、陳 凱歌(チェン・カイコ―)。そしてキャストでは、日本代表として、主演である若き日の空海を演じるのは染谷将太。ヴェネツィア映画祭の新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞、日本アカデミー賞各賞を受賞し、個性的な作品から『寄生獣』などのエンタメ大作の主演まで果たす、いま最も注目を集める俳優が満を持して海外初挑戦となる。また、若き空海=沙門空海の相棒となる唐代の詩人、白楽天役には中国にて好感度俳優第一位に選ばれる人気の黄軒(ホアン・シュアン)。日中を代表する若手俳優の競演が繰り広げられる。オール中国ロケで撮影される本作では湖北省・襄陽市(じょうようし)に唐の都を完全再現し、7月31日(日)からクランクイン。主演の染谷も丸刈りの僧侶姿で合流し、2016年内いっぱいの約5か月間の長期間の撮影に対し、気合い十分で望んでいる。完成は2017年予定、日本での公開は東宝とKADOKAWAの初の共同配給映画として、2018年を予定している。

◆制作会見挨拶

株式会社KADOKAWA取締役会長・角川歴彦
『空海』がここまで来たか、と。陳監督との交流は8年位前からで、「日中合作映画を作ったら面白いんじゃないか」という話が持ち上がった。今中国の映画マーケットは米国と肩を並べるくらいほどにまでなっているが、当時はそのマーケットがまだなかった。原作は中国でも翻訳されベストセラーになっている。その原作をもとに映画化が実現しこんなに嬉しいことはありません。

東宝株式会社社長・島谷能成
まずはスケールに驚きました。角川さんから声をかけてもらい大変光栄に思います。日中の映画界がこの作品を通して一層縮まるのでは。お話をいただいたとき、内容に本当に惹かれました。夢枕獏先生の作品は東宝でも何作品が映画化させていただいていますが、この作品は色んな夢が詰まっているので、どんな仕上がりになるか本当にワクワクしています。中国市場に負けないくらい日本でも大ヒットとなるよう貢献していきたいと思っています。

中華人民共和国駐日本国特命全権大使・程永華(ていえいか)様
日本と中国の長い交流の歴史の中で、これまでも両国で製作した素晴らしい映画がたくさんありました。それらの作品は、二国の相互理解を深めるものとなってきました。本作は唐の時代の日本と中国の交流を描いた実話です。当時もいろんな困難を乗り越えて交流を深めました。今、この作品を通して中国と日本、両国の交流を深める意味で貢献していきたいです。大変豪華なキャストと夢枕先生の脚本があり、素晴らしい映画が出来ると思います。2年後の公開ですが、1日も早く両国の観客に楽しんでもらいたいです。

内閣官房副長官・萩生田光一様
安部首相は大の映画好きです。映画はアベノミクスの要としても大きなコンテンツです。全面的な支援を行っていきたいと思っております。現在中国は4万スクリーン。映画製作本数においても2003年では年間100本でしたが、現在は700本とますます拡大しています。原作は中国でも大変な人気で、セット一つとっても街が一つできています。これだけ大きな規模で両国の第一線で活躍するクリエイターが集まった本作に大きな期待が高まっています。合作中の合作。優れたコンテンツは世代、国境を越えます。難しい話し合いより、一本の映画が国境を深めることもあります。

原作者 夢枕獏
初めて『空海』を書いたのは今から40年位前。たった一人で長安にリュックサックを背負って取材にいきました。取材に10年。執筆に17年。こんな形になるとは夢にも思いませんでした。先日セットを見学してきましたが、長安の街並みががそのままにありました。頭に描いていた長安を自分の足で歩いていた。不思議で素晴らしい体験でした。この映画が出来上がって遣唐使船が担っていた役割をこの映画が担えれば嬉しいです。

白玲(はくれい)役 松坂慶子
長年の憧れの陳監督の演出を受け大変幸せでした。オファーを受けたのが今年の4月1日エイプリルフールの日で、夢なら醒めないでと。大変嬉しかったです。大唐時代の壮大でち密なセットの中で撮影をさせていただきました。美や真摯な思いが貫かれている現場からたくさんのことを教わりました。監督から「日本の女性は控えめな美しさがある。白玲は伝統的な美を身に備える女性です。」という説明を受けました。衣装合わせの時には、一から新たに白玲像を作り上げていきました。ロケセットもパワーがあり、その時代に第一線で活躍された方たちの美しさは教わることが多かったです。美とパワーで酔わせてくれる作品だと思います。よろしくお願いいたします。

代表者の挨拶が終わると、陳監督と主演の2人からのVTRメッセージが上映され、監督は「6年かけて襄陽の沼地に広大な唐のセットを作りました。この映画が夢の唐の時代にみなさんをお連れします。皆さんの応援に感謝いたします。」、主人公の空海を演じる染谷は、「空海という役をやれることに幸せをかみしめております。監督をはじめホアン・シュアンや中国の素敵な役者さんたちと共演できて本当に刺激を受けています。そして素晴らしいセットで毎日ここで撮影しているだけでワクワクしています。早く皆さんの元へ届けたいです。」と意気込みを語った。 白楽天を演じるホアン・シュアンは、「この役を演じることにとても感謝しております。日本の俳優さんたちの仕事への誠実さや情熱を感じています。」と本作への思いを語った。さらに、質疑応答で染谷の空海の印象を聞かれた松坂は「若いのに落ち着いていて、天才と呼ばれた空海の若き時代ににぴったりでした!」と太鼓判を押した。さらに報道陣からの「中国語でのご苦労は?」との問いかけに、松坂は「中国語は監督からの分かりやすいご指導があって戸惑うことはなかったですが抑揚が難しかった。短期間で集中して覚えたので日本への帰りの空港で思わず謝謝と出ていました。」とジョークを交えた。

映画『空海-KU-KAI-』は、2016年7月31日クランクイン、2016年末クランクアップ予定、2017年末完成予定。

映画『空海-KU-KAI-』
染谷将太 黄軒(ホアン・シュアン) 他   
原作:夢枕獏(角川文庫/徳間文庫)  
監督:陳 凱歌(チェン・カイコー)
配給:東宝/KADOKAWA
©New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016

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