映画『関ヶ原』外国特派員協会 試写会に、平岳大と原田眞人監督登壇!

8 月 8 日(火)、東京・有楽町、公益社団法人・日本外国特派員協会で8月26日公開、映画『関ヶ原』特別試写会が開催され、俳優の平岳大と原田眞人監督が記者会見に英語で応じた。

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平は「この場所はテレビでは見るけれど、まさか自分が登壇するとは。光栄です」と感激のあいさつ。岡田准一演じる石田三成の右腕として勇猛果敢に戦う、初老の島左近役を務めたが「監督の構想 25 年に比べたら私の準備 期間は短いけれど、監督から脚本やセリフについてではなく、役柄の身なりについてのアプローチのヒントをもらいました。それによって自分なりに役を膨らますことができたし、年老いた役柄は初めてで試行錯誤だったけれど、 演じていくうちに自然に慣れてきた」と実年齢以上のキャラクターの役作りを振り返った。

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原田監督は平の抜擢について「島左近は大事な役で、役所広司さんや渡辺謙さんなどのスーパースターを配した方がいいという声があったが、身体能力の素晴らしい岡田准一さんと拮抗するような意外性を目指した配役として 平岳大さんに決めた」と説明し「平さんは役柄に重みと品格を持たせてくれる役者。実年齢よりも上のキャラクター を演じているが、42 歳(当時)とは思えない重厚な芝居をしてくれた。性格もすごくいい」と絶賛。

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また群像劇の作風が多くなった理由について原田監督は「1999 年の『金融腐蝕列島〔呪縛〕』くらいから黒澤明監 督の『七人の侍』のような映画をいつか作りたいと思っていた。それから『駆込み女と駆出し男』、『日本のいちばん 長い日』があり、この 10 年をかけて『関ヶ原』に向かって準備をしてきたと思う」と明かし、目まぐるしくスピーディー な展開を支えるカット数については「前作の『日本のいちばん長い日』は 1,600 カット。しかし『関ヶ原』は今までの 私の作品で最も多い、2,615 というカット数。そのうち 1,000 カットは特殊効果を使ったもの。まさに今日の最新技術 なくしては作れなかった」と、時代劇ながらも現代の最新技術を駆使した力作であることをアピールした。

岡田が演じた石田三成については「武士道精神に反し、非常に嫌われている歴史上の人物で私も 60 歳になるま で好きになれなかった。しかし旗印を作ったり、彼の考え方は非常に現代的で今日の我々に共通するものがある」 と共感を寄せ「彼には決してぶれないものがあった。ぶれていない政治家は今の日本に必要とされているが、今 の日本の政局を見ていると、彼が目指した正義は失われたのではないかと思わされる」と力を込めた。 なお本作の英語字幕版の上映も決定。公開初日の 8 月 26 日よりTOHO シネマズ六本木ヒルズにて上映される。

映画『関ヶ原』は、8 月26 日(土)全国ロードショー詳細は、映画『関ヶ原』公式サイトへ
http://sekigahara-movie.com

映画『関ヶ原』
出演:岡田准一 有村架純 平岳大 東出昌大/役所広司 
監督・脚本:原田眞人  
原作:司馬遼太郎「関ケ原」(新潮文庫刊)
製作:「関ヶ原」製作委員会
配給:東宝 アスミック・エース 
(C)2017「関ヶ原」製作委員会

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