緒月遠麻、池田 努、藤田奈那、モロ師岡 舞台『天狗 ON THE RADIO』ゲネプロ・記者会見に登壇!

1日、池袋・東京芸術劇場シアターウエストにて、舞台『天狗 ON THE RADIO』の開幕直前ゲネプロ・記者会見が行われ、主演の緒月遠麻、池田 努、藤田奈那、モロ師岡 の4人が登壇した。

舞台は、財政難で25年の歴史に幕を閉じる事となった天狗町コミュティーFM局『てんぐ FM』。それでもいつかの復活を信じて最後のイベントに向けて動き始めるが、不祥事で追い込まれイメージアップを目論む町長の三根や、スポンサーの女社長の要求に四苦八苦。そんなある日、地元出身で東京でパーソナリティーとして活躍する香坂ナギサが訪ねてくる。町で唯一の有名人に、局のディレクター矢崎は、最終放送への出演を依頼する。

演出・脚本は、劇団LIVES主宰、EXILEのKEIJI主演 ドラマ・舞台『ムッシュ!』脚本・演出の大浜直樹。

主演は、舞台『希望のホシ』、『希望のホシ2018』で主演を演じたも元宝塚歌劇団宙組の男役スター緒月遠麻(おづき とおま)。

出演者には、映画『さらばあぶない刑事』、舞台『スーベニア~騒音の歌姫~』池田努、

そして、今年1月AKB48を卒業し、本作が初舞台となる藤田奈那(ふじた なな)、

ドラマ『下町ロケット』、『白い巨塔』(2019年)モロ師岡(モロ モロオカ)、

また、元SUPER☆GiRLS初代リーダー八坂香織、

ミュージカル『テニスの王子様 3rdシーズン』川崎優作、

大河ドラマ「八重の桜」、映画『虹をつかむ男』藤田健彦、

大河ドラマ『龍馬伝』、ドラマ『ムッシュ!』雑賀克郎、

大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺~』増本 尚ら、人気実力を兼ね備えたキャスト陣が顔を揃える。

初日を前にして心境について、有名パーソナリティー・香坂ナギサ役の緒月遠麻は、「未だバタバタしてますね。近年まれに見るバタバタさです。」とコメント。

ディレクター・矢崎俊太郎役の池田 努も同意して、「変更点があって、バタバタしたまま記者会見に臨んでまして、フワフワしてます。(笑)今回、ラジオ局ものでいつもと違う動きもありますので、複雑で、今、ドキドキしています」と率直に語ると、緒月遠麻は、「前回、刑事役でしたので、衣装も一着しかなかったのですが、着替えとか今までにない段取りがありましてね。気持ちもそぞろです。(笑)」と初日を前に調整に余念のない現場の様子を語った。

伝説の人気パーソナリティー長島重臣役のモロ師岡は、「もう、完璧に台詞はうろ覚えなんで。喋るとどんどん台詞忘れていっちゃうからどうしようかな。今、どんどん忘れていってます。」とベテランならではの爆笑コメントで挨拶し会場を笑わせた。

局員・川井青葉役の藤田奈那は、「緒月遠麻さんは、楽屋が一緒なのですがあまりにバタバタし過ぎて、楽屋が汚いです・・・。(苦笑)」と続け笑いの渦に。「自分達の靴に躓いて転ぶとか(笑)ぐらい緊張してますね。」とコメント。「片づけましょうね!」と緒月遠麻が呼びかけ二人で目を合わせて笑いあった。

これを聞いていたモロ師岡は、「俺ぐらいうろ覚えだと全然緊張しないよ。」と続け、池田 努は、「なかなか、そこまで行けないですよ!」と笑いを堪えながらコメント。緒月遠麻も「リスクが高いですよー!(笑)」とモロ師岡に突っ込み、現場での仲の良さを垣間見せた。

新元号「令和」最初の舞台にかける想いをたずねられるとモロ師岡は、「この芝居は、もし「平成」にやったら、平成の事言ってるだけの舞台になってしまいます。「令和」になってから見てもらいたいです。時の繋がり、人の繋がりですね。」とコメントすると、緒月遠麻も「深いですよね。」と同意。

池田 努は、「今日から「令和」で、明日初日でしょ?その時にしかできない内容の舞台の脚本なんですよ。演出・脚本の大浜直樹さんもそこを狙っているんじゃないでしょうか。まさに、今が旬のネタや会話がありますので、再演ができない舞台です。鮮度が凄いですからこの鮮度を是非、みなさんに楽しんでいただきたいと思います!」とアピール。

稽古を通して一番大切にされてしていた点については、緒月遠麻は、「芝居のテンポですね。芝居の中の心もあるのですが、大浜直樹さんの芝居は、かけあいの芝居が特徴なので、凄くテンポを乱しつつあるので、そこを反省しつつもっと頑張りたいと思います。」とコメントすると、池田 努は、「そんなことないですよ。」と緒月遠麻をフォロー。藤田奈那も「面白過ぎましたよ。」と稽古場での様子を振り返った。

モロ師岡は、「今回、コメディーですからね。一番苦手で・・・コメディーを1から勉強させてもらいました!」ととそのキャリアらしからぬとぼけたコメントも交え、キャスト陣から総突っ込みを受けた。

池田 努は、「大浜さんの作品の特徴として「自分の演技をするな!」というのがあります。人を感じて空気を感じて、自分で決めた事をやるんじゃなくて、相手からもらってその空気に乗ってやるんだ。それって心の交流であって、ごまかし効かない状況の中で、役者が一致団結して舞台でやって、「さぁ、舞台にあがった、ここがライブだ!」というライブ感があるのが大浜さんの作品の特徴なので、今回はそれを凄く意識して稽古してきました。」と大浜直樹作品に出演への並々ならぬ想いを語った。

これを聞いていたモロ師岡は、「僕は、池ちゃんにキラーパスを投げる事に専念するよ。」と続けると、池田 努は、「パスのバリエーションが、毎回微妙に違ってね。」とコメントすると、モロ師岡は、「僕は、人からもらったものは、投げない受けとらない。」ととぼけて返し、「返して下さいよーお願いします!」と懇願。「その時はね。」とモロ師岡が返すなど舞台さながらの掛け合いで始終会見を盛り上げた。

藤田奈那は、「リアリティーですかね。大浜さんは、「その動きやしゃべり方は普段の生活でしないでしょ?」と言う事を何度もおっしゃっていてました。舞台にあがると「良くみせよう!綺麗に見せよう!」とどうしても思いがちなのですが、そういうのを無くして、いかにリアルに見せるのかを今回凄く学んだので、稽古中からそこを気をつけました。」と語った。

今年1月にAKB48を卒業し、初の舞台への心境については、「緊張しています。やっぱり自分のファンの方も、私が「舞台をやりたい!」と言って、AKB48を卒業して一作目なので、凄い期待されていると思いますし、どれだけ頑張ってきたのだろうと思っていらっしゃると思うので、その期待は裏切れません。AKB48という大きな看板を外れて、今、「藤田奈那」一人として、私の事を知らないお客様の前に立った時、どう見えるのだろうという不安はありますけど・・・でも、楽しみです!「令和」のスタートと一緒に自分の第二章も始まるので、気合入れて頑張りたいと思います!」と力強く語った。

最後に観客へのメッセージを求められた緒月遠麻は、「私のモットーである嘘のない芝居を心がけて精一杯、大切に演じたいと思います!」と宣言。

池田 努は、「笑って泣ける作品です!本当に本当に楽しい作品です!令和初GW、是非、みなさんで劇場にいらして下さい!待ってます!」とPR。

モロ師岡は、「モロ師岡でいきたいと思います。よろしくお願いします!」とコメント。藤田奈那は、「絶対に観て損はない、後悔はない作品になっていると思います!精一杯頑張ります!楽しみにしてください!」と呼びかけた。

舞台『天狗 ON THE RADIO』は、池袋・東京芸術劇場シアターウエストにて5月2日(木)~5月6日(月)まで全9公演。詳細は、舞台『天狗 ON THE RADIO』公式サイトへ

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