ブロードウェイミュージカル「ピピン」ゲネプロ・記者会見に城田優、クリスタル・ケイ登壇!

9日、東京・東急オーブにて、10日から初日開幕を迎えるブロードウェイミュージカル「ピピン」日本語版公演のゲネプロ・記者会見が行われた。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」は、1972年初演時にトニー賞5部門を受賞した名作中の名作。2013年には、新作上演でもトニー賞4部門を受賞した人気作。記者会見には、ピピン役の城田優とリーディングプレイヤー役のクリスタル・ケイの二人が登壇し、興奮冷めやらぬ様子で、本作の魅力をPRした。


—いよいよ初日ですが。

城田優:これが城田優のミュージカル史上一番難易度が高く、チャレンジングであり、スリリングであり、誰が観ても凄いってわかる作品。これ以上の役は今後僕が演じる役では絶対にないと言い切れます!男に二言はありません!観ればわかる!これは宣伝文句みたいですけれど、言えば言うほど嘘くさくなる。

クリスタル・ケイ:とにかく観て下さい!
城田優:簡単に説明します!全部で2時間半だとします。休憩時間を抜いて2時間10分が出演時間だとすると、僕2時間5分くらい出ているんですよ。彼女が歌っているところ、誰かが出ているところ以外、全部出ていて休憩中も二幕の準備をしているので、本当に休憩がないんです。今、一回通したんですね。一回楽屋に戻って、この囲み取材をして、つまり休んでない状態からの「はぁー」です。(笑)今から戻って、また、2回目なんですよ。これはヤバイなぁと思うとため息が出てしまいました。(笑)


—今回、凄く努力されたという事ですか?


城田優:僕もそうですけども、彼女も相当凄い努力していますよ。さっき僕は自分の事を断言しましたが、初ミュージカルでこの大役は、本当に凄いことです!やってることがえげつない。お芝居で求められる事も非常に難しいし、歌も凄く難しい。ブロードウェイで権威あるトニー賞をとった人がやっているものと同じレベル、それ以上のものを僕らブロードウェイチームから求められていて、彼女は見事それを超えて来ていると思うし、アクロバットに関しても彼女も冒頭から凄い「ワァー!」って絶対なるような事をしてますから!ね?」

クリスタル・ケイ:はい。

城田優:この舞台、何に一番稽古に使ったかと言えばアクロバットですからね。

クリスタル・ケイ:あ、そうかも。優はそうかもね。

城田優:色んな事をやるんですけれどもど頭からみなさんがびっくりするような事をやります!その後、言えるところで言うとバク宙とか・・・

—できるんですか?


城田優:できないですよ。もちろん。何にもできるわけないじゃないですか。稽古2日目にアメリカ人の担当の方に、優って呼ばれてエクササイズを始めたんです。なんだろこれって思ったら。「バク宙の練習だよ」って言われて、「えっ?おれバク宙するの?」って聞きましたもん。一人でするバク宙ではなくて、後ろで僕が飛んだ時に支えてくれて、そこから飛んで自分で着地するんです。歌いながら。僕は特別な人間なんだ!って事を言いながら歌うナンバーがあるんですね。僕はこんな普通の生活には馴染まないんだって言うナンバーの中で、ほぼほぼのアクロバットをやっているんですね。

クリスタル・ケイ:それをアピールする曲。

城田優:「俺って凄いだろ?」っていう。そんな事をやっちゃいかんのですよ。(笑)

—中途半端にできないですよね。


城田優:その言葉がグサッと来た。(笑)実際、毎公演成功するかはやってみないと分からないです。空気もあるし、そこも含めてお客様に観ていただくのが意図なんだというが、来日されたダイアンさんから僕らがいただいた言葉なんです。僕だけじゃなく、シルクドゥソレイユで大活躍するような世界中のトップの人たちが来ていて誰が観ても楽しめないわけがない作品です。彼女の台詞に「観たら一生忘れられないものをお見せしましょう!」というその台詞どおりだし、絶対観たことない!僕、自分の出る作品をこんなに興奮して喋る事はないです。お客さんとしてはこれほど楽しいものはないです。


クリスタル・ケイ:お客さんになりたいもんね。


城田優:予備知識とか要らないし、何にも考えなくてただ座っていれば、目の前にどんどん感動が感動を重ね、最終的に何に泣いているのかわからないぐらい。
クリスタル・ケイ:私も何の感情なのかわからない。とにかく観てる方も自分も参加しているような気持ちになって色んな感情や喜びが一緒になって、そこが観ていてみんな一緒だと思うんです。

ルイス役:岡田亮輔


城田優:そうだね。共有するというか一体化する。僕らも演じているのですが、お客さん側の感情も持っているというか、これは本当に・・・観ればわかる!


—毎回泣かれているんですか?


城田優:毎回泣いています。それは、お芝居の上でもですが、城田優としても泣いています。これは観てもらわないとわからないと思います。いくら口で言っても薄っぺらになっちゃって、本当これ、観てもらうしかないです。


クリスタル・ケイ:本当に。


城田優:ジャンルはミュージカルなのですが、ミュージカルというジャンルを超えていて、これは僕は二度とできないと思っています。僕は次再演があったとしても年齢的にもそうだし、役柄的にも色んな意味で、今しかできない役です。彼女はまたできると思いますが。

バーサ:中尾ミエ


クリスタル・ケイ:置いていかないでー(笑)


城田優:万が一再演になって、城田優が出たらみなさん総ツッコミして下さい。

クリスタル・ケイ:みんなでしましょう。


城田優:いくらでも誹謗中傷受け付けます!(笑)断言します。今回しか僕やれない、やらないと決めてるくらいかけてるので、是非!これを逃したらないと思うし、僕が出てるとか関係なく普通に観て欲しいです。こんな素晴らしいショーを日本でできる事を誇りに思うし、本当になかなかないです。絶対にもう一度やりましょう!と言ってできるメンバーじゃないです。


クリスタル・ケイ:あと、1回だけじゃなくて何回でも楽しめると思います。ストーリーがわかって出ているのに、毎回、「ワァー!凄い」、「あ、(自分の)出番だ!」みたいに。


城田優:本当に!本当にどう言えばいいんだろ!頭から魔法の世界に入っちゃったみたいな事は滅多にない。こんなに胸に張って言える作品なんです!でも、そこに立つのは本当に怖い!


クリスタル・ケイ:怖~い!


—ケイさんは、初ミュージカルじゃないですか。ハードル高いのでは。


クリスタル・ケイ:めちゃくちゃ高いです。しかも、最初普通にLINEで来ましたから、一緒にブロードウェイやんない?って。


—城田さんが誘ったんですか?


城田優:そうなんです。リーディングプレイヤーという素晴らし役を誰に演じてもらおうかとなった時に、凄くなかなか出てこなかったですね。そんな中、彼女が相応しいのではないかと。僕は10年来彼女と友達だったんで、ちょっと1回聞いてみようと思って、どう?って聞いたら、「それ、私、ブロードウェイで観たことある!」って。


クリスタル・ケイ:たまたま。終演後外に立ってたら、「写真撮って下さい!」って言われて、オリジナルのパティーナ・ミラーさんと間違われたんです。


城田優:実際にその役をやるようになるなんて運命的です。


クリスタル・ケイ:絶対やらなきゃと思って、本当にありがたい。


城田優:彼女は本当に素晴らしいミュージカルデビューなので、やっぱりデビューって1回しかないので彼女のデビューとしても初めてだし、こんなに魔法にかかったような時間は、観られないので、是非是非観に来ていただいて僕が言っていることが、本当かどうか。僕も色んなSNSやっているのでどうぞ叩いて下さい!(笑)


クリスタル・ケイ:気持ちが・・・


城田優:大丈夫、舞台始まってから暫く読まない。(笑)みなさん、ご覧になるんですか?観たら本当に思いを込めて書いて欲しいです!凄いんで!ありがとうございました!


クリスタル・ケイ:ありがとうございました!

ブロードウェイミュージカル「ピピン」は、6月10日より東急シアターオーブを皮切りに、全国4都市で上演。詳細は、ブロードウェイミュージカル「ピピン」日本語版公演公式サイトへ

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