つかこうへい七回忌追悼特別公演「リング・リング・リング2016」ゲネプロ・記者会見に、キンタロー。、芹那、小柳心、八神蓮、馬場ふみか、髙﨑俊吾、長与千種(特別出演)が登壇！

23日、東京・新宿全労済ホール／スペース・ゼロにて、つかこうへい七回忌特別追悼公演「リング・リング・リング2016」が、初日開幕を迎え、メインキャストのキンタロー。、芹那、小柳心、八神蓮、馬場ふみか、髙﨑俊吾、長与千種(特別出演)の８人がゲネプロ後の公開直前記者会見に登壇した。

本作は、1991年初演、元クラッシュギャルズ長与千種主演舞台として書き下ろされたフィクション。長与は本人役を演じて、後には映画化されるなど話題を呼んだ人気戯曲。つかこうへい七回忌の本年、脚本・演出は、つかこうへいに師事し、『アンフェア』『ドラゴン桜』とヒット作を重ねる人気脚本家、秦建日子。主演にはキンタロー。を迎え 25年ぶりの再演上演。

初日は、特別ゲストとして初演本人役で登場の長与千種も出演し、つかこうへいに対する思いを語った。

◆記者会見あいさつ

【長尾千種役】キンタロー。
どのシーンも凄く観て欲しいのですが、その中でも【デビル奈緒美役】芹那ちゃんとの熱い戦いをするシーンがあるのですが、そこは固唾を飲み込んでみていただきたいです。

【デビル奈緒美役】芹那

私は、声のモノマネをよくされるのですが、劇中では今まで見せた事の声色で演じていると思いますので、そこを固唾を飲んでみていただきたいです。

【亀田あきら役】小柳心

見どころは、全部です。全編通して演劇ってこうなのかなっていう熱量、パワーが最後まで続いていて、それを全員で創っているところがあります。それを観客のみなさんに最後まで楽しんでいただいて、何か持って帰っていただけたらと思っています。

【赤坂万作役】八神蓮

見どころは、全部なのですが、汗だくになりながら演じているので、そのほとばしる汗を感じていただけたらと思います。

【ふみか役】馬場ふみか
本当に１人１人が凄い熱量で舞台に立っていますから、端から端までしっかり観ていただけたらいいなと思っています。

【若原大二郎役】高崎俊吾

見どころは、全部なのですが、特に見どころは舞台なのですが、歌、ダンスが融合していたりと新しい面もありますので、その辺りを注目していただければと思います。

長与千種（特別出演）

25年前の「リング・リング・リング」の時は、毎日が楽しかったです。つかさんの場合は、台詞が恐ろしいほど毎回毎回変わるのですね。台本で言うと５ページ分くらい。そうすると当日劇場のトイレに籠もって覚えました。プロレスは４面の世界ですが、舞台は１面の世界でそこだけはちょっと難しかったです。つかさんは女子プロレスというジャンルを真正面から受け止めて尚且つ、凄く素敵な言葉を下さって、恩返しをしたいと思ってもできないこもどかしさがあります。自分にとっては父親です。厳しい父親で灰皿が飛びました。どんなに有名な演者さんであっても次の日に演者さんが変わっていてエーッ！て感じの舞台稽古でした。

キスシーンもリアルじゃないとダメな方で、お客さんの前で、嘘をつくんじゃないって言ってました。今ウッカリして５０歳になりましたが、当時は色んな役者さんと芝居でからませていただいてモテキでした。（笑）多分、つかさんがきっと上から「なんだよキンタロー。お前よ！」って見て下さっていると思いますので、楽しんでいただけければと思います。つかさんがよくおっしゃっていたのが、「今から悪いところに連れていかれるみたいな顔をしてるぞ。俺は、『今日は２回もある！３回もある！』って奴の方が信頼できる。」ってよくおっしゃってました。多分、楽しんでやっていただいた方がいいと思います。

大丈夫！今日もフライングゲット！やってきましたから。後でこっそり踊って露払いしておきますから。（笑）今回の公演でちょっとだけからましていただけることになりました。さっきもみなさんの稽古で「千種はどこだ？千種はどこだ？」って台詞があって、「ここにいます。すいません。」みたいな不思議な感じがあります。（笑）意外とつかワールド、監督がちょっとエッセンスを加えてやっていますので、多分、つかさんと監督の合作で純粋に楽しんでいただけると思います。

◆クロストーク

キンタロー。：千種さんとはご縁があって、だんなさんにも数日前に偶然お会いして、フライングゲットを完コピしてくださったんですよ。

長与：ここまでキレキレじゃなかったですよ。（笑）

キンタロー。：長与さんは、すごいチャーミングな方で、クラッシュギャルズの頃のクールなイメージとは、また違った一面があって、そんな人となりが大好きでその千種さんの役を今回はやらせていただけるという事で、精一杯やらせていただきたいと思っています。

◆最後のメッセージ