ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』 主演 吉岡里帆、放送直前イベントに登壇!

13日、大阪・北区関西テレビなんでもアリーナにてカンテレ・フジテレビ系で7/17(火)夜9時スタートする連続ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』主演の吉岡里帆が、初回放送直前に来阪し、トークショーを開催、観客らを前に同作品をアピールした。

原作は、”生活保護”のリアルな実態に切り込み、福祉の現場からも高い評価を受ける柏木ハルコの人気コミック「健康で文化的な最低限度の生活」。吉岡が演じる、新人ケース・ワーカー・義経えみるが”生活保護”の現場を舞台に奮闘し、戸惑いながらも「困っている人を助けたい」と奮闘し、汗をかきながら現場で成長していく物語。共演には、井浦新、川栄李奈、山田裕貴、田中圭、遠藤憲一ら豪華キャストが集結した話題作。トークショーでは、吉岡里帆と米田孝プロデューサーの二人が登壇。関純子アナウンサーの「関西におかえりなさい!」の呼び掛けに京都出身の吉岡里帆は、「ただいま!」と満面の笑顔で応えた。

撮影現場での様子をたずねられた吉岡は、「観ていただいた方に少しでも温かい気持ちになっていただける作品になっているのではないかと思います。」とコメント。作品監修で参加してくれているケースワーカーの方に、日に日に佇まいや動きがそっくりになっている指導係役の井浦新の熱心な役作りの様子やドラマ「おっさんずラブ」で話題となった田中圭が、本作では叱咤激励を飛ばす強くカッコイイ上司役として新たな一面を楽しんでもらえるのではないかと。また、受給者役の遠藤憲一の役どころは原作では病んでいて苦しんでいる役柄だが、遠藤が演じることで苦しいだけじゃなくどこかおかしみも出て、リラックスして楽しんでもらえるドラマになるのではないかと語った。

米田孝プロデューサーは、座長で誰よりも頑張っているという吉岡の撮影現場での様子を力説。この座長をいかに支えてどう輝かせるかに注力していると吉岡の奮闘ぶりを伝えた。

先輩役の吉本新喜劇座長の内場勝則が、先輩役として出演することについては、関西人にとってスターであり、同じく吉本新喜劇の奥様との掛け合いが大好きだと絶賛。作品がシリアスな内容なので、シリアスな部分は丁寧に。そして頷いていたり、笑っていただけるようなほっこりした部分も大事にしている作品なので、内場はそういう抜け感を素敵に出して、台本通りの台詞なのに、何か面白い感じになっているという不思議な魔法がかかっていますとその魅力を伝えた。

会場からの質問コーナーでは、京都で過ごした夏の思い出を聞かれ、学生時代、よく浴衣を来て出掛けていた「祇園祭」をあげた。また、ケースワーカーの方からの自己紹介と質問には、この作品に関わるまで、ケースワーカーの仕事をここまでよく理解できていなかったと率直に告白。原作を読み、ケースワーカーの方の話を聞いて、本当にとても大切な仕事だと思いましたとコメント。そして、俳優になっていなければどんな仕事につきたいですか?という質問には、書道をずっとやっていたので、書道教室を開きたいと思っていましたと答えた。

イベントの最後には、観客にサプライズで吉岡からカキ氷が1人1人に手渡され、猛暑に駆けつけた観客にはうれしいプレゼントとなった。

イベント後の取材会では、「いいイベントで、観客のみなさんの一言一言に元気づけられました」と晴れ晴れとした笑顔で吉岡が記者からの質問に応じた。

作品の魅力については、「ケースワーカーという仕事、そして生活保護という社会問題を原作の柏木ハルコ先生を筆頭に、脚本、プロデューサーのみなさんが福祉の現場をリアルに取材して、役者も現場の方のケースワーカーの方のお話を聞いて、現場をリアルに描き出すと同時に、ただ暗いだけのではなく、色々な方が観て下さるドラマなので希望を見い出すことができる作品になっています。」とコメント。

ケースワーカー方から感銘を受けたエピソードとして、「同い年のケースワーカーの方に取材させていただいた際、まだ、着任して間もなく戸惑いもある中、ひとつひとつ真摯に取り組まれていて、大変な事には変わりないのですが前向きに取り組まれているお話を聞かせていただいて大変刺激になりました。一人一人抱えていらっしゃる問題が違うので、それに合わせて心を寄り添って仕事をしていらっしゃるケースワーカーのみなさんを私は本当に尊敬してます。」と語った。

初の連続ドラマ主演については、「今年1月に連ドラの主演のお話をいただいてすごく緊張しました。弱音を吐かないというを目標にしてきました。今回、その経験も踏まえて、さらにワンステップ次の場所に行きたいと思っています。今は、作品がどうすればもっと良くなるのか、具体的な自分のアプローチをと考えています。ただ前向きに頑張ると言う事だけじゃなくて、どうすればもっと原作の良さが伝わるだろうか、また、賛否両論があるだろう、この社会問題を多くの方に理解、共感していただくにはどうすればいいかを現実的に取り組めるようになったと思います。」と答えた。その後、現役のケースワーカーの方から、「この作品を観て、職員を目指す方も増えてくれるいい機会になるのではないかと楽しみにしております。」と激励の言葉がかけられた。

最後に改めて見どころをたずねられた吉岡は、「『健康で文化的な最低限度の生活』という作品は、ドラマ制作陣、原作の柏木先生をはじめ色々な方々が、とても長い時間をかけて丁寧に丁寧に描いている作品です。ドラマ化すると聞いた時は、とても挑戦的だと思いましたし、自分も参加するかしないかを迷いました。ただ楽しいだけではなくて、共に学び、そして日本国民として知っておかなければならないことでもありますので、ドラマを通して福祉、生活保護、ケースワーカーという仕事の事が伝わったらいいなと思っています。そして、毎日暑いので、大変だなぁ、厳しいなぁ、だるいなぁと思っていらっしゃるだろう中で、ここでもう一歩がんばってみようと思ってもらえるような作品を目指しています!どんな感想でも受けつけますので、是非、ドラマを観て感想を聞かせて下さい。よろしくお願いします!」と呼びかけイベントは終了した。

ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』は、7/17(火)より毎週火曜日9時放送。詳細は、番組公式サイトへ

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