
舞台「弱虫ペダル」(脚本)や、「ハンサム落語」(脚色・演出)、「猫と裁判」(脚本・演出)、映画「ソフテン!」(脚本・プロデューサー)など商業演劇界や映像業界で活躍する、なるせゆうせいさんの完全新作オリジナル作品、音楽劇「御手洗さん」 が、22日(水)より、下北沢シアター711にて上演!
ヒロインには演劇創作ユニット mizhen の佐藤蕗子さん。音楽は、さめざめの笛田さおりさん。
「御手洗さん」を取り囲む個性豊かなキャラクターたちには、小劇場を中心に活動する若手俳優たちが熱演。ド底辺にいた女の成り上がり群像激烈音楽劇「御手洗さん」について、脚本・演出 なるせゆうせいさんにお話をうかがいました。
—音楽劇「御手洗さん」上演おめでとうございます!「御手洗さん」というタイトルがまた、インパクトがありますが、そこは、こだわりのポイントでもいらっしゃいますか?
タイトルって、やっぱりその物語を一言で現してるもの、であったり、「ん?」って何かひっかかりをつけるべきものだと思ってます。今回に関しては、いじめられて世界を呪ってた女性が主人公なので、その人の名前そのものもいじめれれる可能性の高い名前を選びました。実際、御手洗さんって名字の方は世間にいらっしゃるのでその方がご覧になるなら大変失礼なあれかもしれませんが、ただ、「御手洗」て名前をもつ方の性というか、一度は人生の中でイジられてた経験おありだと思うんですよね。(ボクの学生時代もそうでした)なので、ボクの学生時代にもいた名前でもっともインパクトが強かった名前をそのまま引用させていただきました。
— 冴えない女子が美しい女性へと変貌を遂げる痛快シンデレラサクセスストーリーかと思いきや、なるせさん自身をも投影された愛憎音楽劇ということで、含蓄の深い作品のようですが、なるせさんが、この作品を書いてみようと思われたきっかけをお教えいただけますか?
モノを書く上では、いくつのも「衝動」があって初めて書き出すのですが、まずひとつに、最近男子をメインに作る物語が多かったんで、女性が主人公なものを書きたいという衝動。それから綺麗なものを書いてたのが多かったので、泥臭くて混沌とした物語を書きたかったという衝動。大人になりすぎた私が原点回帰をしたかったという衝動、そんなものが詰まってます。
—舞台「御手洗さん」を今回のキャストでやろうと思われた出演者のみなさんとの出会いについてお話いただけますか?
キャスティングは大きく三つに分けて進めてきました。(1)オーディションで選んだメンバー(2)昔からの気の知れたメンバー。(3)自ら舞台とか観に行った中で選んだメンバー
で構成されてます。特に主役には神経つかいましたね。不細工だけど、見方によっては綺麗にもなれるという女性を選びたかったので。口説きました、「ブス界の女王」を。逸材を見つけたと思ってます。
—それでは、音楽劇「御手洗さん」のみどころをお願いします!
本当の「美しいもの」がなんなのか、をテーマにしつつ、
音楽劇「御手洗さん」は、4 月 22日(水)~26日(日)、下北沢シアター711にて全8公演。
詳細は、公演ホームページへ
http://mitaraisan.jimdo.com/
音楽劇「御手洗さん」
脚本・演出:なるせゆうせい
キャスト:佐藤蕗子(mizhen)、所里沙子、谷佳樹、綱島恵里香、安藤ヒロキオ、小野由香、加藤拓也、真銅倫子、ナカムラアツシ、中村円香、山村真也、山本成美、若狭ひろみ
ストーリー
小さい頃から圧倒的にイジメらていた、みにくい御手洗アイ子(みたらいあいこ)は、いつも世界を呪っていた。「ああ、この世はなんて不公平なんだろう。 こんなみにくい自分じゃなくて、もう少し美しさがあれば・・」そう思いながら、引きこもり引きこもり続けて早幾年。両親はもういない。 さすがにこれはまずいと一念発起し、就職活動をし受かったのが、世界的有名な 「美」を追求する会社。こんなみにくい私が、こんな美を追求する憧れの会社で働けるなんて・・。これからは恋に仕事に全力投球よ!アイ子はこの会社で伸し上がろうとそう決意した矢先、上司と出会って戦慄し、おしっこ大量発射した。それは、かつてアイ子をイジメにイジぬいたクラスのマドンナ、九頭竜冴子だったのだ・・。
自分を勇者だと信じてやまない底辺の彼氏、みにくいものにこそ美を感じる逸脱した社長、優しさの固まりだが酔うと人を殺すヤクザ、自分よりレベルの低い社員を仲間にする同僚、などなど一癖も二癖もある登場人物と社会の荒波の中で、果たしてアイ子は、究極の美を手に入れる事ができるのか?いや、できないのか?そもそも本当の美しさとはなんなのか?美しさを手に入れたい人々が、犬かきで必死でもがく激情群像劇、ここに見参!
公演日程:
4 月 22日(水)~26日(日)
4 月 22日(水)19時
4 月 23日(木)14時/19時
4 月 24日(金)19時
4 月 25日(土)14時/19時
4 月 26日(日)13時/17時
※開演1時間前より受付開始
※開場は上演30分前より開始
会場:シアター711 (〒155-0031 東京都世田谷区北沢 1-45-15)
企画製作:オフィスインベーダー
◆御手洗さんホームページ
http://mitaraisan.jimdo.com/
◆御手洗さん Twitter
https://twitter.com/mitaraisan2015
◆御手洗さん Facebook
https://www.facebook.com/pages/音楽劇御手洗さん/415824318584672/
◆御手洗さん稽古場ブログhttp://ameblo.jp/ongakugeki-mitaraisan/
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