11月2日(月)紀里谷和明監督登壇!映画『ラスト・ナイツ』日本外国特派員協会記者会見

11月14日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショー映画『ラスト・ナイツ』公開に先立ち、11月2日(月)有楽町・日本外国特派員協会にて紀里谷和明監督による記者会見が行われた。

『CASSHERN』『GOEMON』で無類の世界を築き上げた紀里谷和明監督が、5年の歳月をかけて完成させたハリウッド・デビュー作である本作は、主演に『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞した名優、モーガン・フリーマンと、英国アカデミー賞受賞&アカデミー賞ノミネートの経歴を持つクライヴ・オーウェン(『クローサー』『シン・シティ』)を迎え、日本からは伊原剛志、韓国からはアン・ソンギなど世界各国の一流の俳優が出演したことでも話題となり、11月の日本公開に先駆けて、世界30カ国で既に上映された。

2日(月)の記者会見では紀里谷和明監督が出席し、本作に対しての質問に答えた。MCは Karen Severns さんが務めた。

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◆紀里谷和明監督、記者会見質疑応答

【記者質問】今回豪華な俳優陣とお仕事をされましたが、撮影中苦労されたことや、やりやすかった事はありますか?

紀里谷和明監督
「有名な俳優と仕事する大変さですか?考えたこともありません(笑)。サッカー選手と同じですよ。 もしあなたが日本人プレイヤーでヨーロッパでプレーするとしましょう。リーグにはメッシだとか たくさん有名選手がいますよね。でも、試合が始まれば相手がだれであれ一生懸命プレーしますよね。50日で撮影するのは本当に大変でした。天候もマイナス20度や30度と非常に厳しい環境でした。そのような状況では、そういったことを考える余裕はありませんでした。

何が一番やりやすかったかと言うと、みなさん完全に準備した状態で撮影現場に来てくれます。見事なものです。ひとりひとりが素晴らしい演技者で、僕はただオーケストラの指揮者のようにそこはもっと強くとか、そこは もう少し弱くとか指示を出すだけ本当に限られたものです。素晴らしい俳優陣ですから。 」

【記者質問】忠臣蔵の要素についてお話いただけますか。

紀里谷和明監督
「忠臣蔵のエッセンスを保つことはすごく心がけたんです。もちろん表面上はコスチュームとかアートディレクションなどかなり変えていますが。ある時まではモーガン・フリーマンに切腹をさせるつもりだったのです。でも直前にそれは変えました。でも「富士山」、「桜」、「寿司」、「相撲」、「腹切り」といったお決まりの日本のイメージで終わらせたくなかったです。

私の祖父が切腹しているのです。日本軍の軍人でしたが戦争が終わってから自決しました。個人的なことですが。祖母はそのことでずいぶんつらい思いをしました。大石内蔵助と祖父が私には重なるのです。この5年間ずっと。いかにもベタな日本のイメージにしたくなかったので、選択は正しかったと思います。エンデイングもあれでよかったと思っています。忠臣蔵では47人全員が自決しますがこの作品ではしていません。その精神は伝わります。ステレオタイプな「侍」や「芸者」、「寿司」・・・とは一線を画したところにあります。この作品でそういう固定観念を超えることができたと思っています。もっと普遍的なサムライスピリットのようなものは全世界に共通で、そういう概念がアメリカにもヨーロッパにもアフリカにもどこにもあると僕は思っています。 今映画業界はとても厳しい状況だと思います。例えば日本では、インデペンデンスで小さい映画を作っても誰も見ません。(会場笑)みなさん笑ってらっしゃいますけど深刻ですよ。若き才能のある人たちがいい映画をつくっても劇場で上映されることができないので見せることができません。ものすごくお金がかかるのです。芸術というよりビジネスになってしまうのです。音楽業界もそうです。歌より経営になっています。ただ、中国や、アジアのマーケットを開くことが一つの可能性ではないかと思っています。中東やアフリカといったニューマーケットにあらたな可能性が見出せるんじゃないでしょうか。」

【記者質問】劇中の結末の意図について伺いたいのですが、また、続編はお考えですか?

紀里谷和明監督
「僕が何を意味したかったか説明書をつけるようなことはしたくないと思っています。僕が決めるのではなく、映画を観ていただいたオーディエンスに解釈してもらいたいですね。 」

映画『ラスト・ナイツ』は、11月14日(土)よりTOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショー!
詳細は、公式サイトへ
http://lastknights.jp/

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