いよいよ12日(金)開幕!「ろうどく DE お・も・て・な・し」 葉月のりこ先生、山本達也さん、定行恭子さんインタビュー!

12日(金)、東京・座高円寺2にて 日本朗読検定シニアプロフェッサー 葉月のりこ先生企画・構成による「ろうどく DE お・も・て・な・し」が上演されます。朗読スクール プチプラージュ 主催の本公演では、葉月のりこ先生 門下生の山本達也さん、定行恭子さんが出演はもちろん舞台監督を担当します。いよいよ明後日、本番を迎える出演者のお二人と葉月先生に「ろうどく DE お・も・て・な・し」公演についてお話をうかがいました!

■山本達也さん(俳優・朗読インストラクター・Atry labo 代表)

—朗読を学ばれようとしたきっかけは?

山本さん:もともと小学校の国語の本読みの時間から本を読むことが大好きでした。先生が「次読んでくれる人」と言うと、なかなかみんな手があがらないものですが、「はいはい!僕読みます!」って名乗りを上げるぐらい大好きだったんですよ。僕、当時から感情を込めて読むのが好きだったので、クラスメイトから「あいつスゲェがんばっているな」って言われましたね。(笑)先生も褒めて下さって「あっ、読むのって楽しいな!」って思うようになったのが僕の朗読のルーツですね。

—師匠の葉月先生との出会いのきっかけは?

山本さん:日本朗読検定にインターネットで出会って、勉強していくうちに「インストラクター」という資格があるということを知りまして、その資格を取るにはそこで直接受験するか、日本朗読検定 プロフェッサーという資格を持つ先生に付いて学ぶという方法がありまして、一番面白そうな先生を選びました。(一同爆笑)面白そうというと語弊があるのですが、一番僕に欠けているものを持っていらっしゃるんじゃないかなと思いまして(笑)、葉月先生に「一度授業を見学させて下さい!」とコンタクトをとった時に快諾していただいて、お会いしたら本当に明るくて眩しい人だなぁと思いまして、この人のところで学びたいと思いまして門を叩いた形になりますね。

—朗読を通しての将来の夢は?

山本さん:実は、小学校で朗読にはまって、学芸会、子役劇団を経て、お芝居の世界にのめりこんで上京しまして、そこからずっと役者をしております。テレビではTBS系の「キッズ・ウォー」という番組で、井上真央さんのブレイクするきっかけとなった作品に恋人役で出演しておりました。将来は、役者の道はもちろん、それと平行して朗読をする方と作家さんそしてブックカフェ等の場所、その3つをつなぐ架け橋になろうと思いまして活動しています。

—今回のご自身の朗読のみどころは?

山本さん:今回、僕が朗読する田丸雅智さんの作品の大ファンでして、この方の作品をもっとみなさんに知っていただきたいという気持ちも入っています!先生の作品の中でもとても幻想的で綺麗な作品を選ばせていただきました。阿部利恵子さんの朗読 太宰治「走れメロス」で、僕は役者としても登場していますのでそのあたりも注目して観ていただけたらうれいしいです!

■定行恭子さん(朗読家・朗読講師・朗読インストラクター)

—朗読を学ばれようとしたきっかけは?

定行さん:私は高校1年生の時に谷村新司さんの番組の長野県のキャンパスパーソナリティーの5人の1人をやっていまして、その後、放送部に入りまして朗読コンテストを知って、朗読をやっていました。

それから卒業して、子育てをして行く中で、子供たちに「読み聞かせ」をしているうちに「あっ、私、朗読やっていたんだ!」って記憶が戻ってきた頃に、たまたま知人からユーハイムのバームクーヘンをいただいてインターネットで調べているとユーハイムさん主催のゲーテの朗読会がありまして、そこで受賞者である葉月先生が朗読されることを知りました。

それで「私も朗読に挑戦してみよう!」とラストの回に出演させていただきました。賞金も出るコンテストでみなさん真剣にやっていらっしゃって、朗読も本当に上手くて、私なんか足元にも及ばない「おもしろくない朗読」をやってしまったのですが、そこで自分が上手くできなかったことが悔しくて、もう一度本格的に朗読を勉強してみようと思ったのがきっかけです。

その会場でたまたま隣にいらした方が、葉月先生の生徒さんで「絶対に葉月先生と合うよ!」と言われて(一同爆笑)、先生の下で勉強しはじめて、インストラクターの資格を取りまだまだ勉強している所です。朗読の世界は、本当に勉強すればするほど奥が深くて、高校生の時はコンテストを目標に日々挑戦していたのですが、「読み聞かせ」の方は子供たちが凄く喜んでくれるということがまた、コンテストとは違った楽しみにもなっていますね。インストラクターになりたいと思ったのは、「一緒に読む喜び」を生徒さんと分かち合えたらいいなと思っています!

—朗読を通しての将来の夢は?

定行さん:朗読だけではないのですが、日暮里でも教室をはじめようと思っているのですが、朗読をする方を支えるバックステージの方もやっていきたいと思っていまして、今回、舞台監督をやらせていただくことになりました。企画の方はまだまだなのですが、衣装や演出について何か考えていけたらいいなと思っています。今回、私は出演もしているのですが、裏方の苦労も知っているのでそういうところも含めて今後何か活かしていけたらなと思っています!

—今回のご自身の朗読のみどころは?

定行さん:今回の私の朗読は、角田光代さんの「決心の干物」という作品です。この作品は、干物作りから都会に出てきている娘と地方で田舎に暮らしているお母さんの心のやり取りを描いた作品で、お母さん役を葉月のりこ先生、娘役は私が演じ、二人で朗読します。干物作りを通してお母さんと娘の心のつながりを観客のみなさんに感じていただけたらと思います。

■葉月のりこ先生を交えてのセッショントーク

—作品発表は、どのような形で行われますか?

葉月先生:作品の前に、その作品にちなんだ寸劇や前説が1分間程度入ります。

—そちらも出演者のみなさんが準備されるのですか?

葉月先生:ご自分で考えてこられる方もいらっしゃいますし、私が演出した方もいらっしゃいます。

—面白い試みですね!

葉月先生:朗読って、私寝ちゃうんですよね。(一同爆笑)まず、自分自身の実体験で、それをどうしたら解消できるか?「時々、お客さんに刺激を与えなきゃ!」と考えまして、動きのある寸劇をいれたらいいんじゃないかという発想からなんです。どんなに上手い朗読の方でも、抑揚がないと客席がやっぱり寝てしまいますよね。そこはそうならない演出をと考えていますね。

—演劇チャレンジ企画の動画で、中村学園の梅沢先生おっしゃられていましたがお子さんに「寝てよぉ~」って言う「読み聞かせ」と「朗読」ではどのような違いが出てきますか?

葉月先生:そうですね。これから寝るのにあまり声色を変えて読むと寝てくれませんからね(笑)。絵本の読み聞かせと朗読ではやはり読み方も違ってきます。お子さんの年齢によっても聞き手に対する工夫が必要になってきますね。

■「ろうどく DE お・も・て・な・し」公演意気込みメッセージ!

山本さん:朗読という響きだけだと「硬そう」っていうイメージで構えていまう方もいらっしゃると思うのですが、全然肩肘をはらずに気軽な気持ちで来て楽しんでいただければと思います!

定行さん:朗読をやってみようかなと思われる方が、新しい発見をしてもらったりする場になれたらいいですね。葉月先生は、「朗読ってこうじゃなくてはダメ!」と決めつけるのではなくて、そこを打開していきたいという想いがあって朗読に取り組んでいらっしゃいます。また、「みんながやるようなことじゃない事をやりたい!」って想いを持っていらっしゃって、私たちもそこに賛同しています!

私も葉月先生のそういう想いから刺激を受けて、今回の作品選びも自分の気持ちよりも「お客様が満足するものは何か?」をテーマに考えました。朗読の「読む事が楽しい」という独りよがりな面ではなく、舞台でお金もいただくので「お客様がどう感じるのか」を考えて、出演者ひとりひとりが取り組んでいますのでそこを観ていただければと思います。出演者も楽しんでお客様にも楽しんでいただけるよう今回の公演挑んでいますので是非おこし下さい!

葉月先生:今回の公演のテーマが「ろうどく DE お・も・て・な・し」であること意識した作品選びをみなさんして下さっていますのでそこにも注目していただければと思います。今回は、はじめてプチプラージュ以外のみなさんと合わせて3つの朗読団体さんと一緒に公演を行いますので、各団体さんの特色が出て、出演者もお互いを刺激しあう公演にもなると思います。19組のみなさんそれぞれに個性的ですので、是非、聞いていただきたいです!何時に来ていただいて帰っていただいていても大丈夫ですのでお気軽にお越しください!

「ろうどく DE お・も・て・な・し」は、12日(金)東京・座高円寺2にて全2公演!
詳細は、プチプラージュ公式サイトへ

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