いよいよ明日開幕!落語ミュージカル『文七元結 the musical』 出演、望月龍平、有希九美 インタビュー!

20日、東京・シアター風姿花伝にて、落語ミュージカル『文七元結 the musical』(ぶんしち もっとい)が開幕を迎える。本作は、初代三遊亭圓朝の創作による名作人情噺を劇団四季「CATS」、「ユタと不思議な仲間たち」、「エクウス」など、数多くのミュージカル作品で活躍してきた望月龍平が、モダンミュージカルにアレンジ。構成・脚本・演出、そして、望月自ら左官職人長兵衛役でも出演する。

2011年『落語的@empty space 文七元結』として初上演。2013年ミュージカル版『Re:落語的@empty space 文七元結 petit musical!』としてリニューアル上演し、好評を博した。年末には「文七元結&スペシャルライブ」、そして全国各地の学校上演を経て、2014年『文七元結 the musical』として東京公演・福井公演を達成。望月が代表をつとめる龍平カンパニー代表作へと急成長を遂げた話題作。

物語は、博打好きの左官職人長兵衛を見かねた娘のお久が、改心して欲しい一心から女郎部屋へ身売り。金を返せなければ女郎として店に出すという約束で、50両の金を手にする。二度と博打はするまいと堅い決意の長兵衛。しかし、50両を失い死のうとする奉公人「文七」と出会ってしまい・・・。

2017年版『文七元結 the musical』では、望月龍平、吉沢梨絵、小西のりゆき等、常連出演者に加え、村上晴香、有希九美、大嶋奈緒美、野村咲、太田彩佳、小川善太郎、冨田浩児、福村眸、庄司ゆらの と、ミュージカル・演劇業界で活躍する実力派キャストが集結した。

本作主演の望月龍平、そして有希九美に話を聞いた。

—『文七元結 the musical』再演を重ねる人気演目ですね。

望月龍平:はい!大変ご好評いただきまして、お客様からも「また、観たい!」というお声もたくさんいただいています。うちのカンパニーの作品の中でもかなりリピート率高い演目になります。今回3年ぶりの再演ということで久しぶりの上演になります。

—「ミュージカル落語」をやってみようと思われたのは、どんなきっかけからだったのですか?

望月龍平:僕自身、劇団四季出身でして、舞台を作るとなるとエンターテイメントの要素として歌や踊りを散りばめています。『文七元結』の方は、物語自体も大変面白い作品でして、再演を重ねる毎に歌を増やしたり、演出を変えたりと、どんどん進化してきた作品です。最初の頃はテーマ曲もなく、何もない空間で40人でやっていました。演出家のピーター・ブルックの「なにもない空間」に芝居を作っていくという演出が僕は好きでして、そういうイメージで、落語そのものと言うより、「落語的」なものから始まって、「petit musical」になって、そして「the musical」へと昇格しましたね。(笑)日本の話なので、自分の中にスーッと物語が入ってくるそうなんですよ。子供も大人もキャキャい言いながら楽しく観ていただいてます!小さなお子さんからお年寄りまで楽しんでいただける作品になっています。

—それでは、今年の『文七元結 the musical』についてファンのみなさんにメッセージをお願いします!

望月龍平:初演から元々出演してくれたメンバーもいるのですが、他の演目に出演していただいていて、今回初めてこの作品にチャレンジしてもらった方もいます。今回、オーディションをやりまして、龍平カンパニーに初参戦の方も多くて、今までとはまた新たなティストが加わって、面白い仕上がりになっています!

僕はお芝居の役割と言うのは、感動に触れて本来自分のやりたかった事や生き方を取り戻す。本当に自分の求めているものが何なのかを、もう一度振り返るきっかけになるのではないかと思います。僕らの日々の生活は、災害があったり思いがけない事件があったり、決していつも明るい話ばかりではないのですが、カラッと笑って、そして、「人との繋がりっていいなぁー」、「親子っていいなぁー」ってこの作品を通して少しでも感じていただたらいいなぁって思ってます。

『文七元結』は、とても有名な作品で、何気ない落語の話なのですが、最終的に与えたものが与えられるというストーリーで宇宙の摂理のような話を落語の中で表現されているのが本当に凄いなぁと思っています。僕はこの作品が特に好きなのは悪い人がひとりも出てこない所です。昔の日本人の人情やいい面がたくさん出ている作品だと思いますので、是非、大人から小さいお子さんまで、気軽に観にきていただけたらと思います!

—『文七元結 the musical』ご出演おめでとうございます!今回の作品いかがですか?

有希九美:私は、『文七元結』の作品自体がまず大好きだったんですよ。あちこちの劇団でも上演されている人気演目です。親孝行の話も出てきますし、みんなが「人の為に何かしてやろう」という心意気があって、とっても好きな作品です。今回、私は、人の為にできる限りのことやってやろうとする懐の深い女将の役を演じます。

最近時代の流れで「人情」と言うものがなかなか感じられなくなってきてますよね。この作品にはそれがありますから、泣いたり、笑ったりと忙しい作品ですので、是非、みなさんハンカチを持ってお出かけ下さい!

龍平カンパニー 落語ミュージカル『文七元結 the musical』 は、シアター風姿花伝2017年7月20日(木)~7月26日(水)全13公演(ダブルキャスト)詳細は、龍平カンパニー公式サイトへ

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