12月5日(土)本日初日開幕!!劇団KAKUTA 第26回公演『痕跡《あとあと》』 成清正紀(なりきよ まさのり)さん単独インタビュー!

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2014年8月に青山円形劇場で初演、観客からの圧倒的支持を受け、劇団史上最高の動員を記録。第18回鶴屋南北戯曲賞受賞作品、第59回岸田國士戯曲賞最終候補作『痕跡(あとあと)』(桑原裕子作・演出)が、12月5日(土)三軒茶屋シアタートラムにて、再演初日を迎える。初演では、青山円形劇場で上演。そのポテンシャルの高い完全円形を活かした秀作戯曲がシアタートラムで、全く新しい演出により、更に進化した新生『痕跡《あとあと》』が、いよいよ本日その幕を上げる。

出演は、斉藤とも子さん、松村武さん(カムカムミニキーナ主宰)、辰巳智秋さん(ブラジル)、大神拓哉さん(企画演劇集団ボクラ団義)を迎え、KAKUTA劇団員 成清正紀さん、若狭勝也さん、高山奈央子さん、佐賀野雅和さん、四浦麻希さん、異儀田夏葉さん、多田香織さん、桑原裕子さん という人気、実力を兼ね備える強力初演キャスト陣が再集結。更に本公演では、2010年 第21回公演『めぐるめく』にも参加した若手人気俳優の川隅美慎さんが、物語のキーパーソンの少年役で再登場。話題の再演作とあって、4日19:00には、急遽、追加公演も決定している。

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PRE☆STAGEでは、今、東京の演劇界で最も勢いのある劇団の1つ、劇団KUAKUTAに、第2回公演『コイの想い出』より参加、以後本公演全作品に出演。BQMAP、劇団☆新感線プロデュース、カムカムミニキーナ等に出演、11年からはブロードウェーミュージカル「ピーターパン」でも活躍。KAKUTAで最も「動ける役者」とその名を轟かす 劇団KAKUTA団長 成清正紀さんに、『痕跡《あとあと》』 について意気込みをうかがいました。

—早速ですが、舞台 KAKUTA「痕跡<あとあと>」についてお伺いさせていただく前に、成清正紀さんご自身が、『舞台』に魅せられたのはどんなことがきっかけだったのですか?

僕は大阪生まれで、毎週土曜のお昼にTVで放送していた吉本新喜劇がとても好きで、中でも間寛平さんと池乃めだかさんの絡みが好きでして。「僕もこれやりたい!!」と思ったところから中一でバスケ部の先輩と“劇団ぎょう座”というお笑い劇団を立上げました。
高校卒業までの6年間続けたのですが、そこでお客さんを湧かす快感を知ってそこからズボズボズボと演劇の泥沼に・・・。

—なるほど。ありがとうございます。作・演出 の桑原裕子さんは、成清正紀さんにとってどんな方でいらっしゃいますか。

自分自身が現代で一番影響を受けているアーティストだと思います。
彼女の創作世界に興味があり、その創り方にも興味があるし、役者として彼女の演じるものももっと観てみたい。そして、もっといろんな人に彼女と出会ってほしいと思っています。
もう20年来の付き合いですから、関係としては“兄弟”みたいな感じが強いですね。
劇団員に対しても作品に対しても非常に愛情の強い「愛の人」です。

—それでは、鶴屋南北戯曲賞受賞作品「痕跡<あとあと>」についてお話を伺いたいのですが、まず、受賞についてですが、どんな部分が審査員方達に高評価されたと思われますか。

純粋に面白い戯曲だったんだと思います(笑)。
虚構とは言い切れない“切実さ”にあふれた作品だと思います。

—成清正紀さんの演じられる役について教えていただけますか。

僕の役はフリーのカメラマンで、ドキュメンタリーを撮る青年です。
自分の余命を知り、10年前に失踪した息子をもう一度探す旅に出る母親に同行し、その様子を撮影しています。
この作品のなかでは珍しい、客観的な立ち位置の役柄です。

—役作りの上で意識的にわかろうと努力された事や苦労された点はありますか。

もともと扱っている事件が“重い”ので、僕のような当事者でない人間の反応というのは、物語に非常に大切になってくると思います。なるべく力を抜いてお客さんと同じ目線でものごとを見て、体験していくことが大事だと思います。
どれだけビビッドに反応できるかが今回の自分の課題です。

—本作で役を演じてみられて、ご自分にとって「この役から教えられたなぁ」って想いはありますか。

ぼうぼうと燃える火事のニュースなんかを見て、「そんなん撮ってるヒマあったら水持って来いよ!」と思うことがあります。そのニュースが重ければ重いほどそう思っちゃうワケですが、映像を拡散することでもっと多くの人の“予防”にも繋がるわけで・・・とかなんとか。ジャーナリズムって何だろうとかなんとか考えたりします。
あと、母の息子への愛について、強さについて考えさせられます。
僕の母親ならどうしてたかな?とか。

—成清正紀さんが、演じる役、また、この作品全体から、観客のみなさんに届けたい想いってありますか。

犯人にも被害者にもいろんな事情があって、いろんな人がいて。
それだけを善悪の判断基準にしちゃいかんなと思います。
人間は尊いものだと改めて感じさせられました。

—再演にあたって、今回の座組のみなさんで一緒に追求されているテーマはおありですか。

みんなで特に同じものをということはないと思います。
それぞれ役に向き合い全うすることではじめて、この「痕跡」という作品が見えてきますので、誰ひとり気が抜けないというのがこの作品の難しいところなのかとも思います。

—ありがとうございます!それでは、いよいよ本番が迫ってまいりましたが、舞台を楽しみにされているみなさん、また、ご興味をお持ちのみなさんに向けてのメッセージをお願いします。

おかげさまで追加公演が決定しました!劇団20周年記念公演で追加公演が打てるというのはとても嬉しいです。
俳優陣・スタッフ力・劇団力を駆使して、他の集団には出来ない“劇団演劇の最高峰”と言われるような作品に仕上げたいと思っております。
本年の鶴屋南北戯曲賞受賞・岸田戯曲賞最終候補作品「痕跡≪あとあと≫」ぜひともご体験いただきたいと思います。
それではシアタートラムでお待ちしております!!

劇団KAKUTA 第26回公演『痕跡《あとあと》』 は、12月5日(土)より、全14公演。(追加公演を含む)
詳細は、劇団KAKUTA 公式サイトへ
http://www.kakuta.tv/

劇団KAKUTA 第26回公演『痕跡《あとあと》』

◆あらすじ
物語は、ある嵐の夜に起きた3つの事件。中年男は自殺未遂を図る。幼い少年は轢き逃げ事件に見舞われて行方不明となる。そして、それら事件を目撃したバーテンダーは直後の落雷で自らの目を負傷した。この日の出来事がすべての物語の始まりだった。それから時が経過し、少年の母親はひき逃げ事件の真相を知ろうとあらためて調査を開始する。それに協力する男はその模様をドキュメンタリーとして撮影しようとしている。彼女を心配する元義妹も無理矢理同行を申し出る。一方、新しい生命の誕生を心待ちにする一組の夫婦がいる。夫は資格試験を受験中であり、妻は出産をひかえて実家に戻るところだ。そして、クリーニング店に勤務する男とその息子。男はクリーニング屋の社長の妹と内縁関係にあり、一見幸せそうな生活を営んでいる。それぞれの日常、それぞれの人生。それらの生活が嵐の夜の事件を中心に交差し、ぶつかり合ったとき、彼女ら/彼らの人生は大きなうねりとなって動き出す……

◆公演日時
2015年12月5日(土)〜14日(月) 全14公演

◆場所
三軒茶屋シアタートラム

◆キャスト
成清正紀 若狭勝也 高山奈央子 佐賀野雅和
四浦麻希 異儀田夏葉 多田香織 桑原裕子
松村武(カムカムミニキーナ)
川隅美慎 辰巳智秋(ブラジル) 大神拓哉(企画演劇集団ボクラ団義)
斉藤とも子

◆スタッフ
舞台監督:安田美知子 宣伝写真:相川博昭
舞台美術:田中敏恵 宣伝ヘアメイク:新井寛子
照明:宮野和夫 アンダースタディ:中村倫子
音響:島貫聡 web企画:野澤爽子
選曲:真生 票券:荘司雅子(オフィス・REN)
映像:メリケンサック 制作:藤野和美(オフィス・REN)・前川裕作・堀口剛・津吹由美子
衣装:石川俊一 プロデューサー:成清正紀
演出助手:田村友佳 The other members:松田昌樹・大枝佳織・横山真二・馬場恒行・小田直樹
映像操作:山口久隆 企画・製作:K.K.T
演出部:殿岡紗衣子・小島木の実 提携:公益財団法人せたがや文化財団・世田谷パブリックシアター
イラスト:agoera 後援:世田谷区
宣伝美術:川本裕之

◆チケット料金
〈全席指定〉 一般:4,300円(前売・当日とも) サービスデー:3,800円 〈全席指定〉
〈発売日〉 10月17日(土)
〈先行予約〉 10月9日(金)~12日(月)一般4,300円のところ4,000円!(「痕跡」特製クリアファイル付)

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