舞台「ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~」出演 今井康揮さんインタビュー

2014年10月29日(水)より、新宿シアターサンモールでの初日開幕。

演劇集団アトリエッジ 15周年 戦国時代絵巻 舞台「ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~」に、

織田信長の息子役、織田信忠を演じる今井康揮(こうき)さんに、舞台稽古の様子を語っていただきました。


— 今回、今井さんの演じられる役は、どういう役柄ですか?

ストーリーとしては、森蘭丸というお小姓(こしょう)さんがいて、

その視点からの織田信長の本能寺の変の話になります。

僕のやる役は、織田信長の息子、織田信忠(おだのぶただ)って言う直系の息子なんですが、

「近いけど、近くない。」時代的に、独特の親子観があって、また、「信長」ですから、

そこまで、親子ベタベタとした間柄ではないのですが、

シーンを追うごとに、親子観がよく見える芝居になっています。

— 今井さんと言えば、普段ミュージカルやダンスでのご活躍のイメージが強いのですが、

今回は、時代劇初挑戦という事で、いかがですか?

普段とは、真逆の芝居に今回参加させていただくので、新鮮で楽しいですよ。

いつもだったら、ミュージカル、歌ったり踊ったりとかするというのが、メインなんですけど、

今回は、笑いは考えずに、史実に基づいた話しを演出家の方の感性、解釈で、

忠実にすすめていくので、試行錯誤しながらやっています。

今回の場合は、時代物なので、普段の歩き方とか仕草だったりは気をつけています。

時代劇の場合は、所作だったり、今の日本人には、まったくないことをやったりしますので、

例えば歩き方だったら、足の裏をつけながら歩いたり、足とかあまりあげないんですよ。

 — 確かに映画や大河ドラマとかでも、時代劇と言えばズイズイと前歩きですね。

女性だったら、着物の裾が長いじゃないですか。上流の人だったら、

その袴がより豪華に広がるように歩いたりとか、

男性だったら、着物と着物間がわざとパカッ開くように歩いたりとか。

そういったことも気をつけながらですね。今の日本人とはまったく違いますので。

武士だったら、歩く時も常に周りの気配に気をつけながら、すごいシャープですね。繊細に。

稽古では、そういった練習もするんですよ。武士同士すれ違う時、どうなるか。

例えば、普段のこの距離とかではないんですよ。

刀を持っているので、相手に刀のあたる距離に入られるとかなり警戒する。

いつ刀を抜かれるかわからないから。常に刀が届かない距離にいる。

今の生活からしたら本当に考えられないような感じです。

目上の人がいたら一歩下がってとか。今の人ってそういった作法が、

良くも悪くもなくなっているので、目上の人の前を通ったりする時はかがんだり、

最低限は残っているのですけど、武士の教えですから、今回は、

殺陣指導の先生がいらして、その先生に作法とか立ち回りとかも教えていただいて、

本当に新鮮ですね。毎回の稽古が。

— どのくらいの稽古されていらっしゃるんですか?

一ヶ月くらいみっちりやってます。

少しでもその時代の武士に近づけて板の上(舞台)に立てたらと思っています。

時代劇をやるのが初めてなので、勉強することがいっぱいあって、

礼儀作法だったりとか、相手に敬意を払うとか。すごくいい経験をさせてただいています。

— 今回の舞台で、以前、共演された方々は、いらっしゃいますか?

牧本泰山(まきもとたいざん)さんです。今回は、徳川家康の役なんですが、

牧本さんは、この企画をしているアトリエッジさんのメンバーの方なんですけど、

すごく真面目で面倒見のいい先輩です。今回の舞台でも稽古中からかなり助けていただいて、

教えたりしていただいて、すごい頼りになる先輩です。

主演の明智光秀役の湯川尚樹(ゆかわなおき)さんとは、

数年前プライベートでお会いしたことがありまして、

先日、はじめてお会いした時は、覚えて下さっていて、

湯川さんの方から声をかけて下さいました。

湯川さんは、本当に芝居が上手い方で数年前からお名前は、うかがっていました。

ダブルキャストの 橋本侑哉(はしもとゆうや)さんとは、

前の舞台「ブル―スな日々~あぁガス欠!~」で、共演しています。

橋本さんは、殺陣が得意で、色々と教えてもらったり、助けあったりしています。

— 今回の舞台の今井さんの見所は?

初めての殺陣をやりますので、そこと、あまり歴史上でも取り上げられてない

信長と信忠の親子観のシーンを楽しんでいただければと思います。

舞台自体としても、「本能寺の変」新解釈を是非、劇場に足を運んで観ていただければと思います!

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舞台「ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~」 は、

2014年10月29日(水)〜11月3日(月祝)新宿シアターサンモールで開幕。

詳細は、アトリエッジ公式サイトをご覧下さい。

演劇集団アトリエッジ公式サイト
http://www.djdj.co.jp/at/

10月26日(日)には、FM鹿児島『アトリエジャパン』(18:00-18:55)

ちはやぶる特集で、今井康揮さんが、ゲスト出演。

東京では、リスモウェーブ又はドコデモFMで視聴可能です。

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演劇集団アトリエッジ 15周年

戦国時代絵巻 ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~

公演:2014年10月29日(水)〜11月3日(月祝)

会場:新宿 シアターサンモール

作・演出:草部文子(=奈美木映里)

演出監修:西田大輔

企画製作:演劇集団アトリエッジ

後援:TOKYO MX/(株)ミュージックバード

キャスト:ダブルキャスト

【桔梗】チーム
市川博樹 湯川尚樹 奈良坂潤紀 藤田峻輔 佐藤崇史 森川翔太
諸喜田智也 勝也 今井康揮 越谷永治 宮崎 肇 柴田 元
木下知樹 泉関奈津子 光希 貴娘 齊藤麻利 サワピリカ 近藤美亜
八重樫良友 牧本泰山 志羅山順慶 山口剛慶 岡村駿佑 松田智晃
安藤佳祐 萩原淳一 ・ 後藤圭吾 宮地佳伴 〈語り部〉片山鶴子

【牡丹】チーム
良平 加藤晴久(AND ENDLESS) 奈良坂潤紀 長沼 薫 及川千彰
尾関俊和 松本祐一 渡邊寛久郎 一内 侑(AND ENDLESS) 二村祐樹
八重樫良友 坂井勇介 永山淳一 木徳大椰 山崎麗央奈 南谷朝子
安宅陽子 蝶羽 駒井芽衣 佐冶彩子(IQ5000) 大場直樹 宮崎 肇
古見亮大 末安 陸 佐藤祐介 山口剛慶
湯川尚樹 市川博樹 勝田陽介 宮路佳伴 〈語り部〉Sie

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