映画『エヴェレスト 神々の山嶺』 福岡・記者会見に、平山秀幸監督、主演 岡田准一 登壇!

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27 日、福岡で夢枕獏の世界的大ベストセラーを完全映画化した映画『エヴェレスト 神々の山嶺』記者会見が行われ、平山秀幸監督、主演の岡田准一が登壇した。会見が行われたのはヒルトン福岡シーホークにある福岡一空に近く、福岡の山々が見渡せる 34 階の会場ベイペントハウスで行われた。

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◆舞台挨拶

岡田:僕個人としては、九州福岡にゆかりのある人物を演じることが多くて、この場所で、みなさんの前で新しい映画の話をさせていただけるのをうれしく思っています。今回、実際にエヴェレストに登って空気半分、−20°C~30°Cというところで、スタッフ一丸となって命をかけて撮影をしていました。みんなで固まっていないと大変危険な場所にみんなでチャレンジをしようと、みんなで撮影してきました。往年の角川映画のような、男っぽい、大作が出来上がったと思っております。

平山:僕にとっては 5 年振りの映画になります。ということは福岡に映画のキャンペーンで来たのも 5 年振りです。生まれが北九州の小倉なので、地元で観ていただくのは、ちょっと面映い気持ちもありますけれど、みんな一丸となって作った映画です。期待してみていただけたらと思います。

—福岡で一番高い場所、空に近い場所。34 階。眺望のいいところこういう場所で会見をするというのはいかがですか?

岡田:現場でも映画史上最も高い場所で撮影をしてきたと思いますし、こうして高い場所でお話をさせていただくのはうれしいです。エヴェレストは日本で見る山々の 8 倍くらいの高さで、地球の壁みたいにエヴェレストの連峰が見えるんですね。そこに入って行くとまさに「神々の山嶺」という原作の名前がすごくしっくりくるような場所で、そこに入って行くときの怖さもありましたけど、やっぱりその場所で撮影できたことが喜びですし、福岡で一番高い場所で話せるのもうれしく思っています。

—岡田さんの福岡の印象は?

岡田:個人的には第二の地元のように、役柄で縁のある方を演じることが多いので、次の作品も北九州の門司出身の役柄ですし、どこか特別な感じはしていますね。今日も水炊きを食べるのが楽しみです。

—監督はいかがですか?

平山:僕は高所恐怖症なので、あんまりうれしくはないです(笑)。やはり高いところに来てみると、撮影中にビルの街とむこうは自然しか、氷しかないような場所だったので、(今も思い出して)ちょっとぶるっと来ました。

岡田:監督は 4 回もエヴェレストに行かれているんですよ。

平山:ロケハンとかですね。でも行くたびにスタッフの、行きたくない、またあそこに行くのか、というようなメモがたくさん出てきました。でもそういう風に首をひねりながらも行って、その場所の空気感とか風景を感じるというのは、岡田さんから神様がいるんじゃないかな?と言われました。背筋が伸びるというか、神聖な気分というか、色が白とブルー、グレーしか無い世界なので、荘厳な気持ちになりましたね。

◆質疑応答

—まずは監督に、先ほど高所恐怖症とおっしゃられていましたが、エヴェレストでの撮影で大変だったこと、裏話を聞かせてください。

岡田さんは山岳カメラマン役でカメラもご趣味で、登山も趣味でいらっしゃるようで、趣味と実益を兼ねた役どころだったかと思うんですけど、とはいえ、自然相手の撮影にご苦労もあったかと思いますので、その辺りをお願いいたします。

平山:原作をいただいて、やると決めた時に、この作品をやるにはできるだけ現地に、限界までエヴェレストに近づいて撮影をすることが、ひとつ大きなテーマだったんですね。それから 2 年間は撮影に入るまで準備をしていたんですね。例えば高山病と言われてもどんな病気かわからないし、スタッフが高山病になったらどうするとか、機材は寒さに耐えられるのか、など色んな問題が山積みだったんですね。でも撮影が始まってしまえば、高かろうが、寒かろうが、撮るしかないので、それはプロの集まりなんですけど、そこに至るまでの準備がものすごく大変だったという気がします。

今回、山の撮影に関しては、日本の有数なクライマーたちがサポートしてくれたんですけど、僕ら映画屋にとって未知の世界なので、とにかく「臆病でいよう」というのが合い言葉になったくらいです。そういうことで言うと、全部が大変だったというか、撮影場所に行くまでも崖っぷちに機材をもって撮影が始まる前の段階で、崖下1500mくらいの道を歩いていったりして、最初にエヴェレストに行った時から2年間、緊張していた感じがします。

岡田:僕はカメラと登山が趣味なんですけど、やっぱり若い頃にカメラをやりたくなったり、登山をやりたくなったいうのは、この作品に出会うためなのかなというのは、オファーを頂いた時にすごく思いました。なので、趣味と兼ねているところもあったので、実はエヴェレストに行っていっしょにチャレンジしてくれませんか?と怖い顔してプロデューサーに言われた時には、正直言うと「エヴェレストいけるんだ」という喜びが大きかったというか。プライベートではなかなかエヴェレストまで行こうという決断は生涯下さない可能性が高かったので、撮影でいけるんだ、っていうのはちょっとラッキーだと思いました。今まであんまり言ってないですけど(笑)ただ高山病になるとか、代わりがいないというのが、僕らの大きな課題というか。役者はみなさん、スタッフもそうだと思うんですけど、大人数では上がれないので、代わりが居ないという状態でした。みんな高山病にならない、っていう気合いの元に、その覚悟がすごかったなと感じました。自分が高山病になって、下りなくてはならなくなったら、映画ができなくなる、その怖さが一番大きかったですかね。

—それが先ほど監督が仰られていた「臆病になっておく」ということですか?

平山:例えば撮影現場でも、山って何があってもおかしくないところなので、全てに関して、例えば帽子が飛んだ、それだけでも、慎重に、さっさと動くわけにはいかないんですね。平地の撮影の場合は「助監督動け!」とか、ものすごいスピードで仕事をするんですけど、上にいくと、それやったら死ぬよ、って言われてたんです。だから作業的に言うと、非常にスローだったし、あと岡田さんが言った、代わりがいないということで言えば、例えばもし僕が高山病になったら、助監督のチーフさんがよーいスタートをかけたり、カメラマンがもし何かあったときには助手がカメラをまわしたり、しのいでいく手はあったと思うんですけど、俳優さんがそうなったら、本当に代わりが居ないので、合い言葉は、「俳優は高山病にならない!」こういう言い方でした。「もし、岡田さんが高山病になったら・・・」と言うことは絶対口に出してはいけない事だったですね。だからプロデューサーは、主役は高山病にはならないもんだ、と、そういう風に徹してくれ、と言ってました。

—岡田さんはそのプレッシャーを感じてましたか?

岡田:はい。もし僕が高山病になったらどうするんですか?って聞いたんですよ。そしたら「ならない」って言われましたので(笑)僕もその覚悟だなって、思ってました。

—そういう場所でのお芝居というのは大変だったんじゃないですか?

岡田:監督がカメラを決めて、足あとを付けないように、遠回りして上に行って。ドキュメンタリーだったら撮れると思うんですけど、お芝居なので、何回も繰り返すので足あとをつけずにまわってくれって言われて。どこらへんですか?っていうと(遠くを指して)あそこら辺ですって言われるんですよ(笑)じゃあ遠回りしながら、っていっても 2 時間かかったりするんです。決して、助監督さんが走って行ってくれるという現場ではないので、自分 1 人と山屋さんと 2 人で行って、終わって降りてきたら、じゃ次こっち切り返しますって言われて、また違う方向で、という撮影が多かったのですね。

平山:だから、なかなかもう一回、って言いにくい(笑)岡田さんはザックを背負っているんですけど、山屋さんがそのザックが軽そうに見えるとまずいということで、岩を 30kg どんどんうれしそうな顔をして詰めるんですね(笑)それを背負って、岡田さんはひたすら歩いてました。

岡田:正確に30kgだったかはわからないですけど、近くにある岩をとりあえず詰めて、中に色々道具は入ってたんですけど、それを出して、岩を詰めて。ちょっと体幹を鍛えすぎたんですかね。。軽く見えるって言われて(笑)。じゃあ重くしてくださいっていうと、何入れるかと思っていたら山屋さんが岩を入れ始めて、岩かぁぁって。ずっしりきましたね。エヴェレストの岩は重かったです。

最後のフォトしぇっションでは、生憎の雨模様で、景色が霞む中、うっすらと浮かぶ福岡の街並み、福岡ヤフオクドームをバックに撮影された。

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は、3月12日(土)全国ロードショーより全国公開!
詳細は、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』公式サイト

【0218(木)AM10時解禁】エヴェレスト1
出演:岡田准一 阿部寛 尾野真千子
ピエール瀧 甲本雅裕 風間俊介
テインレィ・ロンドゥップ 佐々木蔵之介ほか
監督:平山秀幸
脚本:加藤正人 音楽:加古隆
原作:夢枕獏「神々の山嶺」(角川文庫・集英社文庫)
配給:東宝、アスミック・エース
(C)2016『エヴェレスト 神々の山嶺』製作委員会

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