映画『セトウツミ』初日舞台挨拶に、大森立嗣監督・池松壮亮・菅田将暉・中条あやみ登壇!

2日、新宿ピカデリーにて、映画『セトウツミ』初日舞台挨拶が行われ、映画『セトウツミ』初日舞台挨拶に大森立嗣監督・池松壮亮・菅田将暉・中条あやみの4人が登壇した。当日MCはシネマアナリストの八雲ふみねが務めた。

本作は、ほぼ全編「喋るだけ」の新しい青春映画『セトウツミ』。タイトルは、瀬戸と内海が並んだ「セトウツミ」。クスッと笑えて、だけど何だかしんみり胸を打つ・・・そんな二人の放課後無駄話を描いた作品。

◆舞台挨拶

大森立嗣監督
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今日は、無事初日が迎えられてお客さんの前で挨拶ができて嬉しいです。楽しんでいってください!今日は本当にありがとうございます。

メガネをかけたクールな塾通い
【内海役】池松壮亮
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初日から本当にありがとうございます。楽しんでいって下さい!

元サッカー部でお調子者
【瀬戸役】菅田将暉
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本当に僕と池松くんが、座って喋ってる映画です。今日、観に来て下さるみんなが大好きです!ドンドン広めていっていたいだて、みなさん次第で続編という可能性もありますので(会場拍手)拍手したからな。(会場笑)今日はよろしくお願いします!

瀬戸と内海と三角関係を繰り広げる高校のマドンナ
【樫村役】中条あやみ
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樫村さんがいなかったら、この場に立ててないので本当に幸せです。ありがとうございます!

◆クロストーク

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—池松さんと菅田さんは、映画のプロモーション期間を通じて大変仲のよろしい様子でしたが、改めてお互いの印象、新たな一面の発見はありましたでしょうか?

池松:なんでしょうね。

菅田:なんかあるやろ。(会場笑)

池松:中条さんも含めとてもいい俳優さんであるお二人と仕事ができて、とても良かったです。菅田くんとはちょっと(撮影が)続いたので、多分、しばらくないと思うのですが、「あいつら離せ!」みたいになると思うんで。

菅田:1年と同じクラスになったやつがな2年になってうるさいから。(会場笑)

池松:そう、うるさいから。(会場笑)また、続編があればやりますし、なかったらしばらくないでしょうけど、また、どこかでお会いしたいなぁと思います。

菅田:死んだみたいやなぁ。(会場笑)
下手したら台詞以外、ひとことも口聞かず終わるイメージだったんですよ。監督が本読みの時もたいそう心配されたそうですが、今となっては、自分が大阪の頃に地元にいたような気持ちに勝手に自分がなるような人です。

監督:よかったよね。みなさんこれから観ていただくのですが、第0話というのがありまして、まさにあんな二人がいたような印象ですから。

池松:他の作品でもこんな感じでやってましたから、ちょっとうるさかったかなぁ・・・って思って。

菅田:某映画で、東出くん困ってたからね。殺しあう関係なのに。(会場笑)

—中条さんからみたお二人の印象はいかがでしたか?

中条:すごく仲悪そうに見えるのですが、安心して下さい。仲いいです。(会場笑)

菅田:やるなら明るくやってくれんとー(笑)

中条:そうですね。(笑)すいません。つられちゃいました。シンプルで言葉で表すよりもその場の空気感を大事にされていらっしゃるようで、そのシンプルな男の友情がうらやましいなぁーって思いました。

—女性から見るとうらやましいなぁってところありますよね。監督からご覧になってお二人の印象はいかがですか?

監督:日本を代表する二人ですからね、ほっといても何かやってくれるんじゃないかというところはありました。二人はお互いが根底に信頼しているところがあるから、お互いけなしたツッコんだりができる関係が僕らも憧れちゃうようなところありますね。

—ここまで自然体でね。

監督:うらやましいですよね。

—それがそのまま映画の中にも出てますよね。

監督:そういうことですよね。

—本作は、昨年の10月に撮影されたと聞いています。少し時間がたっていますが、撮影中苦労された事とか何かありますか?

池松:さんざん話しましたんでね・・・。

菅田:言い方気をつけなあかん。(会場笑)

池松:完成披露試写会でもお話させてもらいましたが、二人ともお尻が痛くなるくらい座っての撮影でした。

菅田:1週間、同じ場所に座ったことある人います?(会場笑)

—あまりない体験ですよね。撮影現場にギャラリーの方はいらしたのですか?

池松・菅田:いらっしゃいましたね。

中条:みなさん「キャーキャー」って凄かったですよ。

菅田:1回僕のおじいちゃんが来たんですよ。

池松:あれは凄かったよね。

菅田:二万円片手に持って振ってるんですよ。

監督:お小遣いもらってたよね。

菅田:そうそう「来たでーー!」って、二万円持って。(会場爆笑)
本人的には差し入れかなんかしたかったんだと思うんですけど、何やったらいいかわからなくて財布から二万円持って、オイって。(会場爆笑)ギャラリーの人達に「おじいちゃんなんです」って普通にしゃべってて。

—おじいちゃん、その場を盛り上げたかったんじゃないですか?

菅田:いやいやー

池松:いや、でもおじいちゃんさー

菅田:急にしゃべり始める(会場笑)

池松:川の向こう側に座ってギャラリーに混じってて、撮影現場だから「菅田くん」って呼んでも振り向かないから、おじいちゃんが声をかけてギャラリーのみなさんを喜ばせるみたいな事を始めて。

菅田:うちのおじいちゃん接客業なんでね優しいんですよ。サービス精神旺盛なんでね。すいません。うちのおじいちゃん情報です。(会場笑)

—それでは、本作、「しゃべるだけの青春」というキャッチコピーがありますが、みなさんの高校生だったときの事を「○○だけの青春」で語って下さい。

監督:僕は学生時代、極真空手をやっていたのですよ。強くなくてそれで「傷らだけの青春」です。

中条:(菅田のコミカルな表情に)そんな顔で見ないで下さい。(会場笑)

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「チャリンコだけの青春」でした。チャリ通だったんですよ。大阪の街をグルグルしていました。

菅田:青春ですか?9割5分仮面ライダーやってたんですけど、残りの5分を言うと僕も部活で「アメリカン・フットボール」でしたね。でも1年の時しかやってなくて、1年生の時って部室に入らせてもらえないんですよ。ずっと「体育館裏の青春」でしたね。男全員で汗だくで、汚いですよ~臭いですよ~(会場笑)でも青春でしたね。

池松:僕も野球漬けだったんですね。まぁ、協調性のないメンバーが集まってしまい、部室にずっと居たこと。警備員がくるまで夜遅くまで部室で横になってました。

—という事は、「部室だけの青春」ということでよろしいでしょうか?

池松:そうですね。

◆最後のあいさつ

中条:結構カット割が少なくて、台詞が覚えるが大変なのですが、お二方の台詞もあるし、テンポ感もいいし、そういう素敵な演技を見ながらこの映画を楽しんでいただけたらと思います。

菅田:今日、来て下さってありがとうございます。75分。サクッと気軽に観て、また、周りの人を誘って観に来れる映画だと思います。みなさん、宣伝よろしくお願いします。ありがとうございます。

池松:この映画、座っているだけなのであんまりお金かからないんですね。時間もかからないですし。(会場笑)漫画原作なのですが、まだまだストーリーたくさん面白いのがありますので、お客さんの入りによっては、いくらでもできるんじゃないかと僕ら話しています。この作品、気に入っていただけたら、また、観ていただいたり、周りの方に勧めていただけたら嬉しいです。そして、今日は何よりこれから75分楽しんでいって下さい。ありがとうございました。

監督:日本を代表する若手スターの二人が人を殴ったりもせず、セックスもせず、(会場笑)ただ座ったままの贅沢な映画ですので、この贅沢さを味わってください。とにかく俳優達を見て楽しんで下さい。そして応援よろしくお願いします!

映画『セトウツミ』は、絶賛公開中!
詳細は、映画『セトウツミ』公式サイトへ

映画『セトウツミ』

監督:大森立嗣 『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』
原作:此元和津也(秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)

出演:池松壮亮 菅田将暉 中条あやみ
鈴木卓爾 成田瑛基 岡山天音 奥村 勲 笠 久美 牧口元美 / 宇野祥平

配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013
(C)2016映画「セトウツミ」製作委員会

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