「SEPT Vol.8 MIRRORIONミラリオン」 宇治清高、松永有紗、三上俊、下村実生、杉浦タカオ、ウチクリ内倉 インタビュー!

7日、銀座・博品館劇場にて、杉浦タカオ主宰「SEPT Vol.8 MIRRORIONミラリオン」が初日開幕を迎えた。

2013年に、杉浦タカオさんが自らのプロデュースで立ちあげた「SEPT」は、バンド、俳優、ダンサー、アクロバットと各方面で活躍するアーティスト達が音楽と芝居で融合する新たなエンターテイメントショー。

ライブハウスから始動した本作は、杉浦タカオの類まれなる才能とセンスで着実に人気を集め、2016年には劇場へと進出以降、博品館劇場を始め劇場を主戦場に日々進化している。日替わりゲストには実兄の杉浦太陽さん、吉岡隆志さんらも駆けつける。

PRE☆STAGEでは、本作で主人公を演じる宇治清高さん、ヒロインの松永有紗さん、三上俊さん、下村実生さん、そして「SEPT」主宰・脚本の杉浦タカオさん、そして、側でSEPTを支え続けているウチクリ内倉さんに話を聞いた。

—役どころについてご紹介いただけますか?

◼︎成瀬大空(なるせひろと)役:宇治清高さん

僕の演じる大空は、ある出来事をきっかけに心を閉ざし、そのまま大人になって仕事をするようになって、都会でもまれていきます。僕自身もそうなのですが、都会のこの東京の時間の流れの速さや人と人との距離感って近いじゃないですか。そんな生活の中で疲れ果てていた時、アリスに導かれて「ミラリオン」の世界に入っています。ファンタジーではあるのですが、そういうところは現実と同じく自分自身に被せて演じています。

役としては、非常に気持ちの浮き沈みのある人物で、演じるにあたって改めて「自分自身の「喜怒哀楽」ってあるのかな?意外と「喜怒哀楽」でもない感情というのも自分の中にあるなぁー」とか、役作りを通して色々と感じさせられました。

◼︎アリス役:松永有紗さん

アリスは、「ミラリオン」の世界の人物で、ヒロトをミラリオンにと導いていく謎の少女です。私自身はちょっと人見知りなのですが、アリス自身は人との距離をグッと縮める事ができるので、そこが憧れでもあります。「ミラリオン」は、それぞれの登場人物の台詞のひとつひとつに、今まで気づかなかったことに気づかされる事が多くて、私自身も台詞に刺さりまくっています。(笑)

◼︎月代衣麻里(つきしろいまり)役:下村実生さん

私もヒロトと同じよう現実世界から気づいたら「ミラリオン」に迷いこんでいた人物です。
現実世界では、あるユニットを組んでいるのですが、そこで、自分が劣っているような気になったり、相手を上手く引き出せてあげていないと悩んだりしています。私もグループで活動しているので、ダンスが上手くできてなくて悔しいとか、一緒にいるべきではないのかなとか悩んだりする時もあるので、そういうところは、衣麻里という役に重なる部分が多いと思います。

◼︎調律師 ドーネス役:ウチクリ内倉さん

ドーネスは「ミラリオン」の管理者の役です。色んな悩みをもった人物が迷い込んでくるのですが、その世界の均衡を保つ役割になります。管理者と言っても神というわけでもなく、感情もあって、望まれることと、みんなが出す選択に葛藤もあり、迷い込んだみんなと一緒に成長していく面もありますので、そこを楽しんでいただければと思います。

タカオくんの描くこの「ミラリオン」の世界は、ファンタジーだからといって、まったく思いもよらない世界の話ではなくて、迷い込んだ登場人物はそれぞれが身近な問題を抱えていて、それを解決していきます。リアルなお芝居をするのとあまり変わりはないのですが、「ファンタジー」というコーティングをしている分、役についての個々の掘り下げ方が面白いです。それぞれの役が、みんなが普段思っていることを代弁している「象徴」のような存在で、実は身近に起こっている問題を描いています。

◼︎調律師 リゲル役:三上俊さん

僕の演じる役は、「ミラリオン」の住人を見守る「調律師」です。「喜怒哀楽」の「喜び」の集落の担当をしています。何かを助言するわけでもなくただ見守る。今の作品の役を通して「見守る」ことの難しさ、もどかしさを感じました。「ミラリオン」に迷い込んだ人は、どこか自分と向き合えない人達なんですね。そして、「ミラリオン」でそこに向き合って、そして・・・というお話なのです。だから役としては、「君はこうだよ」とも言わないし、「間違っている」とも言わないし、ただ見てもどかしいなと。相手のことを好きだと、いや、好きじゃなくてもつい言っちゃうじゃないですか。それが言えない役どころなのです。だから、人間達がやがて成長した時に一緒に成長できる存在なんです。人間達が色々と僕らに聞いてくるんですよ。「なんで来ちゃったんだろう」、「どうやったら帰れるの?」って、でも、それにも答えない。そして、最後には・・・というお話です。(笑)

◼︎調律師 アイオラ役:杉浦タカオさん

アイオラ役を演じます杉浦タカオです。ドーネス、リゲルの話に出てきました調律師の一人で「怒り」の担当です。

劇中で、リゲル役の三上さんは、刀を持っているのですが、僕はギターを持っています。そして、色んな場面に絡んでいきます。

今回、SEPT5周年でして、新しいものでありながらもこの5周年の集大成をと考えまして、以前Vol.3で裏テーマとして「喜怒哀楽」を描いたのですが、その時は、まったくの現実世界としての物語でした。そして、ここ数年の劇場での「SEPT」の上演を経て、改めてここで「喜怒哀楽」をファンタジーで創り上げたらどうなるかというところからスタートしました。

チラシを見ていただくとわかると思いますが、「喜怒哀楽」の他に仮面を持っている人がいまして、そこが結構重要なキーワードになっています。

その5つ、5人の仮面の内容というのも結構早い段階から、「こういうのをやりたい!」という題材として決めていました。今回も37名の方に関わっていただきまして、みんなでお祭り騒ぎしようぜと!ちょっと難しそうな題材なのですけど、SEPTらしくエンターテイメントとしてお客さんに届けられたらと思いまして、この「ミラリオン」を上演します!

ウチクリ君も言ってくれたのですが、身近な問題を「ファンタジー」でコーティングが、正にそれですね。普段、僕らはそんなに大した悩みじゃないことを「悩み」にしているんですよね。でも、それが人によっては、本当に「死にたい」ってくらいに感じたり、でも、それを聞いた人は「なんで死にたいって思うの?」って理解不可能だったりする。そういうところのギャップを描いていきたいと思ったのです。

—キャストのみなさんに、実際に演じていただいて、物語として膨らんだ部分ありますか?

◼︎主宰・脚本:杉浦タカオさん

膨らんだ部分しかないですね。(一同笑)SEPTの醍醐味として、今回、僕とウチクリ君以外の4人は初めての出演です。SEPTは、バンド、役者、ダンサー、アクロバットと多ジャンルのメンバーが一堂に会して発するパワーみたいなもので、台本が肉付けされていきます。今、ウッチーが言ってくれたように、ディスカッションでそのシーンを演じて、その役を実際に生きてもらうと生きてくれるほどに、どんどん話が広がっていくし、描きたかったことも膨らみつつもより濃く伝えらえるんですね。このメンバーならでは作品の仕上がりになっていると思います!

今回、宇治くんの演じる「成瀬大空」、「月代衣麻里」、「八神貂矢(やがみてんや)」、「円乗寺花音(えんじょうじかのん)」、「REI」のこの5人がミラリオンの主人公になります。今回の「MIRRORION」に関しては、「大空」の目線で物事が進んでいきますが、5つの物語が同時進行しているものだと思ってみていただくとまた、別の見方ができるのではないかと思います。日替わりゲストがありますので、毎回違う内容になっています。

—それは楽しみですね!それでは、ご自身のみどころと、舞台を楽しみにされているみなさんにメッセージをお願いします!

◼︎「喜怒哀楽」調律師 リゲル役:三上俊さん

僕は、今回、剣舞を披露します。今までやったことがなくて、新しい挑戦を与えられて、この作品で僕が引き出された部分にもなります。「SEPT」の魅力は、普段ストレートプレイの舞台ばかりやっている僕が剣舞に挑戦させていただいたり、ダンサーの方が全力で芝居を演じたりと、それぞれが得意な分野と新しい事への挑戦が混ざり合う爆発力のあるステージで観る方を飽きさせない2時間になると確信しています!

◼︎調律師ドーネス役:ウチクリ内倉さん

最初に台本を読んだ時の印象は、物語としては、難しい言い回しや色んな悩みや感情もあるのですが、タカオちゃんが作る「愛」や「人間愛」が表現できる事にワクワクしました。ドーネスも意外と「喜怒哀楽」の感情が動いていますので、そこを「実は」という見方でも観ていただけたらと思います。

5年前から「SEPT」を一緒にやってきて、非常に感慨深いところはあります。タカオちゃんから影響を受けたことは、ありすぎて・・・(笑)でも、タカオちゃんのやりたい「面白い事をやろうよ!」って事は、全く変わらないんですよね。ジャンルの違う人が集まって、そして、それぞれのジャンルでまた活躍していく今回もそういうステージになるのではないかと思います。

◼︎月代衣麻里役:下村実生さん

私は、今回の作品が舞台2回目の出演で、毎日が発見で成長させていただいているなと思っています。私は今回「怒る」役なのですが、普段、怒ると黙っちゃう方なので、怒鳴ったりはしないのですが、役の上ではすごく怒ったりキレてます。そこが私の見どころです(笑)そして歌もソロ曲を歌わせていただきます!普段、歌とダンスをユニットでやらせていただいているので、そこは頑張りたいと思います!しかも今回は、生バンドで歌わせていただきます。「SEPT」は、色んなジャンルのエンターテイメントが集まっていて、お芝居を観に来た人が、歌やダンスも観れたり、歌とダンスが好きで観に来た人がお芝居も観れたりする一石二鳥のお得感のある楽しいステージになっています!

◼︎アリス役:松永有紗さん

いつもは、自分が導いてもらう役が多いのですが、今回のアリスのように人を導く役は初めてで、その人に寄り添ってちゃんと導いていくというは難しいなぁって実感しながら稽古に励んでいます。作品のみどころは、いっぱいあります!観ている方にも自分と重ねる部分がたくさんあって、この作品から心に刺さるものがあると思います。何度も観ていただくと「あっ、あのシーンそういう意味だったのか」と改めてストーリーも再発見できる楽しみもあると思います。是非、たくさんの方に何度も劇場に足を運んでいただきたいです!

◼︎調律師 アイオラ役:杉浦タカオさん

僕、個人のみどころとしては、「SEPT Vol.3」以来、ステージでギターを演奏をします!三上俊さんと天音みほさんとともにコーラスをやったり、歌ったりします。数年ぶりに「SEPT」で僕の音楽をやります!アイオラ役のみどころとしては、「怒り」という役どころを演じてるわりには「怒り」だけではない中で、「あれっ、本当に「怒り」?」って思うようなところもありますので、そこを楽しみにしていただければと思います。

「SEPT」5周年の集大成で、これからも続いていく「SEPT」の大きな転換期と思っているこの「ミラリオン」は、作品の存在自体がみどころと思っています!後、お祭り騒ぎっていうみんなでエンターテイメントをしていく中にもちゃんとある人間の感情の機微とか、感情の起伏があって、「喜怒哀楽」だけでもない感情が、そこにはあるということが色んな人に刺さって欲しいと思っています!是非、何度も観ていただきたいです!

◼︎成瀬大空(なるせひろと)役:宇治清高さん

ファンタジーの世界に入っていくので、最初は観ている方も色んな事が疑問に思うまま進みますが、そこは僕の演じる「大空」自身も疑問に思っていますので、僕とお客さんはイコールです。お客さんの言いたい事を代弁していくような形で物語の世界観に入っていくことになりますので、お客さんにとって、僕が一番感情移入できるキャラクターになるんじゃないかと思っています。そして僕も歌を初めて歌います。各ジャンルのスペシャリストが集まっていて、その人たちに歌だけをやらせる、ダンスだけをやらせるだけではなくて、キャラクターになってもらって、お芝居もしてもらって、正直僕としてはハードル高いと思います。本人とキャラクターがこの作品と一緒に成長していく舞台のように感じています。

普段お芝居をしてない人が稽古を重ねるうちにどんどん上手くなって、そしてキャラクターも本人も成長して、自分が軸としているエンターテイメントの世界を持っていて、それぞれのジャンルにまた戻っていくというところが素晴らしいと思います。こういうお芝居ってあんまりないっていうか、僕は聞いたことがないですし「SEPT」って言う完全に新ジャンルを確立していると思います。そういう意味でも付加価値のある舞台です。

僕自身は、今まで映像の世界が中心で、今回、舞台が初めてで、僕自身が舞台の世界でどう生きていくのかもこれからではあるのですが、稽古を重ねる中で表情だったりお芝居が毎回毎回みなさん変わってくるので演じている自分自身もリアルに受け取るってことができています。観ていただく方にとっても何度観ていただいても「あっ、今日はこの人別の芝居している」って気づいていただいたり、まさにライブというか、微妙な感情や表情、そして歌もダンスも毎回違っていて色んな発見があると思います。是非、何度も足を運んでいただけたらと思います!

《公演情報》

「SEPT Vol.8 MIRRORIONミラリオン」

SEPT 公式サイト
https://sept-ppn.com/

会場:銀座・博品館劇場

公演期間:2018年11月7日(水)~12日(月)

出演:宇治清高/カラム/松永有紗/清水大樹(PrizmaX)/下村実生(フェアリーズ)/堀越せな/天音みほ/三上俊

搗宮姫奈/Jeity/齊藤真生/長谷部優/西條瑠美/山上綾加/宮本親臣/葛西祥太/ 桧山征翔/渡辺誠也

浜崎正太郎/叶絵里奈/杉浦タカオ/ウチクリ内倉/緑川睦/斎藤このむ/笹川大輔/椿隆之

BANDメンバー
hoto-D/KJ/okamu./ナカノサキ/KEN’ICHI

日替ゲスト
11/8 ふくい舞
11/9 後藤紗亜弥
11/10 澁谷梓希
11/7・8・9 吉岡毅志
11/11・12 杉浦太陽
11/12 市瀬秀和

アフターイベント
11/7(水)19:00
11/8(木)14:00
11/8(木)19:00
11/9(金)19:00
11/12(月)12:00
11/8(木)14:00、19:00共に映像収録有り

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