舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』W主演 飯島寛騎さん・鈴木勝吾さん 対談インタビュー!

今年6月、東京・CBGKシブゲキ!!にて、舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』が上演されます。原作は、第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>を本作で受賞しデビューを果たした大阪府吹田市出身の北川恵海さん。累計売上70万部の売り上げる大ベストセラーの本作は、2017年には、コミック化、映画化され、福士蒼汰さん・工藤阿須加さんのW主演で話題となりました。

今回の舞台化では、テレビ朝日『仮面ライダーエグゼイド』(2016年)主演の飯島寛騎さん、テレビ朝日『侍戦隊シンケンジャー』(2009年)シンケングリーンを演じた鈴木勝吾さんのW主演。

演出は、映画「バトル・ロワイアル」脚本で第24回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。数々の演劇、また近年ではオペラの演出など、幅広いフィールドで高い評価を得ている深作健太監督。

PRE☆STAGEでは、現在、男劇団 青山表参道X のメンバーとしても活躍の飯島寛騎さんと、舞台を中心に活躍しております鈴木勝吾さんに、舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』出演への意気込みを伺ってきました!

—舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』W出演という事で、出演がお決まりになった時のご心境はいかがでしたか?

飯島寛騎さん:僕はタイトルを見て「この作品・・・聞いたことがある」って思って、すぐ調べたら、「あっ、これか!」って。映画化、漫画化されている作品ですが、今回、舞台化という事で、自分がその作品に大抜擢していただいて素直に嬉しい気持でいっぱいです。

鈴木勝吾さん:僕も映画を観ていて、すごく大好きな作品だったのと、これ凄く舞台に向いている作品だなと思いました。ずっと舞台に出続けていなければ巡り合えなかった作品だと思いますので、今年30歳になるのですが、本当に今まで芝居を続けて来て、こうやって好きな作品の芝居に出られるのは本当に嬉しいことだなって思いました。

—この作品に挑戦すると決まって、役作りとして、挑戦し始めた事ってありますか?

飯島寛騎さん:まだ、稽古は始まっていないのですが、今回、僕の演じる「青山」は新卒のサラリーマンで、僕とほぼ同い年の役なので、周りの友人の話しを役作りに活かせたらいいなと思っています。僕自身もまだまだ時間は短いですが、社会人としての経験もありますので、辛かった事など思い出して行こうかなと。(笑)

—お辛い事もたくさんあったのですね。

飯島 寛騎さん:はい。(笑)

鈴木 勝吾さん:今回、僕の演じる「ヤマモト」は関西弁で演じる役でして、周りにも関西の友達がたくさんいるので、「6月に舞台があるから、いっぱい会おうね!」ってお願いしまして、みんなに教えてもらおうって思っています。(笑)他でも大阪でのお仕事もありますし、大阪に友達がいっぱいいますので、ちゃんと大阪の飲み屋さんにも行って、お酒も飲んで本場の関西弁を聞きに行こうと思っています!やっぱり実際に喋っているのを聞くのが一番だと思っています。

「ヤマモト」は、社会人として一周回った人間ですので、「なぜ生きるのか?」、「幸せとは?」って事に対して、「それでも生きていかねばらない。」って確信を持って歩み始めた人物ではと。そこが「ヤマモト」を演じるキーになっている部分ではないかと思います。

あとは、飯島くん演じる「青山」に対してどういう「ヤマモト」でいるのかという事なので、稽古に入って飯島くんと一緒に創っていくと思っています。

—お二人は今回、初共演ですよね。お互いの第一印象はいかがでしたか?

飯島 寛騎さん:30歳には見えなかったですね。鈴木さんのことは、もちろん色々な作品で、以前から知っていたのですが、もうちょっと近い年齢の方かなって思っていました。(鈴木さをに向かって)あの、もしかして、僕、鈴木さんに失礼なこと言っていませんか?大丈夫ですか?

鈴木 勝吾さん:全然全然、大丈夫!(笑)

飯島 寛騎さん:特撮出身同士ということで、「特撮魂」でつなげて行きたいですね!!

—鈴木さんは、飯島さんの第一印象いかがでしたか?

鈴木 勝吾さん:「若いぃぃ~!」、「スタイルがイイッー!」、「意志が強い」って印象でしたねー

飯島 寛騎さん:エッ、そんな風に見えました?

鈴木 勝吾さん:見えた、見えた!実は、今日、飯島くんと会うのが、まだ2回目なんですよ。先日、この作品のスチール撮影で初めてご一緒して、少し休憩時間にお話をさせていただき、凄く意志が強い子なんだろうなって印象は受けましたね。でも、そう見えて凄く意志が弱い人なのかも。(一同爆笑)いやいや、今日まだ2回目ですからね。(笑)

「意志が強そう」って言うのは、とても大切な事で、僕はとてもいい事だと思っています。自分の意志って出しすぎたり、出さなさ過ぎたりで色々失敗はあるんですけど、それは、あとで学べばいい事で、意志がない人に意志持たせる事はできないので、自分なりの考えや意志のある面白い人なんだろうなーって印象は受けましたね。

—今回の作品にちなんで、何かに行き詰ってしまった時に、必要な事ってどんな事だと思いますか?

鈴木 勝吾さん:冷静になるってことですかね。冷静になって、自分が一番欲しいもの、やりたい事を一個明確にするって事ですかね。自分のしたい事、夢、希望とかあるならばそれを明確にしないと、今、自分が何を優先すべきか、そして動くべきかがわからなくなってきますからね。

飯島 寛騎さん:自分を見つめ直す事ですね。追いつめられてくると自分の中がぐちゃぐちゃになってきて、そんなぐちゃぐちゃのままで進んでいっても、結果、ぐちゃぐちゃのまま広がって行くだけですから。落ち着いて自分を見つめて、そして歩き出すって事が大事じゃないかなって思います。

—それでは、本作への意気込みとご自身のみどころをお願いします!

鈴木 勝吾さん:自分自身のみどころと僕個人の意思も含めて、意志も含めて、この作品の見どころ、意気込みは、「自分が選んだ時点で、自分がやりたい事だ」と言うのが、常々思っていることです。それを伝えるようなお芝居をしようと言うのが伝えたい事です。

今回、仕事をテーマに今回演じさせていただくので、僕が大学の仲間とご飯を食べたりしながら思ったことでもあるのですが「人を羨やんでる暇があったら自分自身を見直せ!」って言う事です。芸能の仕事をやっていると「好きなことやっていいね」って言われる事もよくあるのですが、どの道も選んだ時点で好きな事だと思うんですね、お互いに。

自分の選択肢だったり覚悟だったり、どう生きていくのかってところを向き合うことは大変かもしれませんが。自分を少し見返すような作品になれたらいいなと思っています!

飯島 寛騎さん:僕は、今回「青山」という役に真正面から向き合っていきたいと思っています。僕の演じる「青山」は、まさに人生のどん底の時に「ヤマモト」がいて、変って行くという作品になっています。そういう面では「青山」役は「負のオーラ」満々で行きたいと思っています。

でも、観ていだいているみなさんにどこか共感していただける面も出していけたらいいなと思っています。みなさんもきっと会社で悩んでいる事が少なからずあると思いますので、ご自分と「青山」を照らし合わせて、この作品を楽しんでいただけたらと思います。

あと僕自身としては、結構、稽古期間中痩せちゃう方なので。(苦笑)自分の持っているもの全て、そして熱意を出して行く為にも健康管理を大切にして僕の全てをぶつけて行こうと思います!

舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』は、東京・CBGKシブゲキ!!にて、2019 年 6 月 13 日(木)-6 月 23 日(日)上演。

詳細は、舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』公式サイトへ

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

動画インタビュー!【小野由香特派員】

注目記事 TOP10!

ページ上部へ戻る