舞台「ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~」出演 今井康揮さんインタビュー
- 2014/10/22
- 舞台
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2014年10月29日(水)より、新宿シアターサンモールでの初日開幕。
演劇集団アトリエッジ 15周年 戦国時代絵巻 舞台「ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~」に、
織田信長の息子役、織田信忠を演じる今井康揮(こうき)さんに、舞台稽古の様子を語っていただきました。
— 今回、今井さんの演じられる役は、どういう役柄ですか?
ストーリーとしては、森蘭丸というお小姓(こしょう)さんがいて、
その視点からの織田信長の本能寺の変の話になります。
僕のやる役は、織田信長の息子、織田信忠(おだのぶただ)って言う直系の息子なんですが、
「近いけど、近くない。」時代的に、独特の親子観があって、また、「信長」ですから、
そこまで、親子ベタベタとした間柄ではないのですが、
シーンを追うごとに、親子観がよく見える芝居になっています。
— 今井さんと言えば、普段ミュージカルやダンスでのご活躍のイメージが強いのですが、
今回は、時代劇初挑戦という事で、いかがですか?
普段とは、真逆の芝居に今回参加させていただくので、新鮮で楽しいですよ。
いつもだったら、ミュージカル、歌ったり踊ったりとかするというのが、メインなんですけど、
今回は、笑いは考えずに、史実に基づいた話しを演出家の方の感性、解釈で、
忠実にすすめていくので、試行錯誤しながらやっています。
今回の場合は、時代物なので、普段の歩き方とか仕草だったりは気をつけています。
時代劇の場合は、所作だったり、今の日本人には、まったくないことをやったりしますので、
例えば歩き方だったら、足の裏をつけながら歩いたり、足とかあまりあげないんですよ。
— 確かに映画や大河ドラマとかでも、時代劇と言えばズイズイと前歩きですね。
女性だったら、着物の裾が長いじゃないですか。上流の人だったら、
その袴がより豪華に広がるように歩いたりとか、
男性だったら、着物と着物間がわざとパカッ開くように歩いたりとか。
そういったことも気をつけながらですね。今の日本人とはまったく違いますので。
武士だったら、歩く時も常に周りの気配に気をつけながら、すごいシャープですね。繊細に。
稽古では、そういった練習もするんですよ。武士同士すれ違う時、どうなるか。
例えば、普段のこの距離とかではないんですよ。
刀を持っているので、相手に刀のあたる距離に入られるとかなり警戒する。
いつ刀を抜かれるかわからないから。常に刀が届かない距離にいる。
今の生活からしたら本当に考えられないような感じです。
目上の人がいたら一歩下がってとか。今の人ってそういった作法が、
良くも悪くもなくなっているので、目上の人の前を通ったりする時はかがんだり、
最低限は残っているのですけど、武士の教えですから、今回は、
殺陣指導の先生がいらして、その先生に作法とか立ち回りとかも教えていただいて、
本当に新鮮ですね。毎回の稽古が。
— どのくらいの稽古されていらっしゃるんですか?
一ヶ月くらいみっちりやってます。
少しでもその時代の武士に近づけて板の上(舞台)に立てたらと思っています。
時代劇をやるのが初めてなので、勉強することがいっぱいあって、
礼儀作法だったりとか、相手に敬意を払うとか。すごくいい経験をさせてただいています。
— 今回の舞台で、以前、共演された方々は、いらっしゃいますか?
牧本泰山(まきもとたいざん)さんです。今回は、徳川家康の役なんですが、
牧本さんは、この企画をしているアトリエッジさんのメンバーの方なんですけど、
すごく真面目で面倒見のいい先輩です。今回の舞台でも稽古中からかなり助けていただいて、
教えたりしていただいて、すごい頼りになる先輩です。
主演の明智光秀役の湯川尚樹(ゆかわなおき)さんとは、
数年前プライベートでお会いしたことがありまして、
先日、はじめてお会いした時は、覚えて下さっていて、
湯川さんの方から声をかけて下さいました。
湯川さんは、本当に芝居が上手い方で数年前からお名前は、うかがっていました。
ダブルキャストの 橋本侑哉(はしもとゆうや)さんとは、
前の舞台「ブル―スな日々~あぁガス欠!~」で、共演しています。
橋本さんは、殺陣が得意で、色々と教えてもらったり、助けあったりしています。
— 今回の舞台の今井さんの見所は?
初めての殺陣をやりますので、そこと、あまり歴史上でも取り上げられてない
信長と信忠の親子観のシーンを楽しんでいただければと思います。
舞台自体としても、「本能寺の変」新解釈を是非、劇場に足を運んで観ていただければと思います!
舞台「ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~」 は、
2014年10月29日(水)〜11月3日(月祝)新宿シアターサンモールで開幕。
詳細は、アトリエッジ公式サイトをご覧下さい。
演劇集団アトリエッジ公式サイト
http://www.djdj.co.jp/at/
10月26日(日)には、FM鹿児島『アトリエジャパン』(18:00-18:55)
ちはやぶる特集で、今井康揮さんが、ゲスト出演。
東京では、リスモウェーブ又はドコデモFMで視聴可能です。
演劇集団アトリエッジ 15周年
戦国時代絵巻 ちはやぶる神の国~異聞・本能寺の変~
公演:2014年10月29日(水)〜11月3日(月祝)
会場:新宿 シアターサンモール
作・演出:草部文子(=奈美木映里)
演出監修:西田大輔
企画製作:演劇集団アトリエッジ
後援:TOKYO MX/(株)ミュージックバード
キャスト:ダブルキャスト
【桔梗】チーム
市川博樹 湯川尚樹 奈良坂潤紀 藤田峻輔 佐藤崇史 森川翔太
諸喜田智也 勝也 今井康揮 越谷永治 宮崎 肇 柴田 元
木下知樹 泉関奈津子 光希 貴娘 齊藤麻利 サワピリカ 近藤美亜
八重樫良友 牧本泰山 志羅山順慶 山口剛慶 岡村駿佑 松田智晃
安藤佳祐 萩原淳一 ・ 後藤圭吾 宮地佳伴 〈語り部〉片山鶴子
【牡丹】チーム
良平 加藤晴久(AND ENDLESS) 奈良坂潤紀 長沼 薫 及川千彰
尾関俊和 松本祐一 渡邊寛久郎 一内 侑(AND ENDLESS) 二村祐樹
八重樫良友 坂井勇介 永山淳一 木徳大椰 山崎麗央奈 南谷朝子
安宅陽子 蝶羽 駒井芽衣 佐冶彩子(IQ5000) 大場直樹 宮崎 肇
古見亮大 末安 陸 佐藤祐介 山口剛慶
湯川尚樹 市川博樹 勝田陽介 宮路佳伴 〈語り部〉Sie
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