高橋ヨシキさん、中野貴雄さん、松江哲明さん登壇!マシュー・ヴォーン監督最新作、映画「キングスマン」先行試写会トークイベント開催!

7月30日、東京・角川本社ビルにて、9月11日(金)全国公開 映画「キングスマン」(配給:KADOKAWA)先行試写会トークイベントが開催された。

本作品は『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』で映画ファンを虜にしたマシュー・ヴォーン監督の最新作。主演は、『英国スピーチ』でイギリス王ジョージ6世を演じたコリン・ファースト。

華麗で過激なアクションを披露する名優コリン・ファースや表の顔は高級テーラーだがその正体は世界最強のスパイ機関と言う独特の設定、多機能のマシンガン傘を始めとするワクワクするよう秘密兵器の登場、そして何よりブリティッシュ・スーツに身を包んだ『キングスマン』のカッコよさに世界中が大熱狂。興収4億ドルのメガヒットを記録し、すでに続編も始動。「キングスマン」が地球規模のテロを企てるIT富豪の強敵に立ち向かう世界中が熱狂した最高にスタイリッシュで斬新なノンストップアクション。

トークイベントには、アートディレクター・ライター高橋ヨシキさん、「ウルトラマンX」脚本:中野貴雄さん、「山田孝之の東京都北区赤羽」監督:松江哲明さんが登壇。先行試写会直後の余韻冷めやらぬ会場で開催された。

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MCは奥浜レイラさんが務めた。
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—みなさん、傘をお持ちですね。

中野貴雄さん
「なんかカッコイイんですよ。」

高橋ヨシキさん
「これ結構いいやつですよね。大きくて。」

この日、試写会参加者のみにプレゼントされたキングスマン傘の出来ばえに、ゲスト3人は感心しきり。

—早速で恐れ入りますが、簡単な自己紹介と映画「キングスマン」をごらんになった率直な感想からお願いします。

高橋ヨシキさん
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「高橋ヨシキです。もの書いたりしています。よろしくお願いします。『キングスマン』は楽しかったのですけれども、直接的に言うと、ウエストボロ・バプティスト教会を明らかにモチーフにしたとおぼしき教会が出てきて、そこで全員が・・・(*注) シーンがあって、そこが大変大満足でした。後、金持ちの・・・(*注) が全部吹っ飛んだりざまぁみろみたいな。」(会場笑)
(*注) 映画公開前につきご発言の一部は、「・・・」にて割愛させていただきます。

中野貴雄さん
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「中野貴雄と申します。脚本家だったりしていますが、今やっている『ウルトラマンX』のシリーズ構成などもしていて、「映画秘法」なども書いてオタクですよ。「キングスマン」は、面白すぎてどこから語ってもすげぇーしゃべっちゃいそうなんですけど、まぁ、この監督って44歳なんですよね。昔の60年代のスパイものって厳密に言うと体験してないんだよね。だから憧れて観ている。途中で、JBって言うのが、ジェームズボンドでなくて、ジェイソン・ボーンですらなくて、ジャック・バウアーと言われて唖然としたりして、ジャック・バウアーの人に、ジェームズボンドのカッコよさを思い知らせる映画なのかなと思います。」

松江哲明さん
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「ドキュメンタリー映画を作っている松江哲明です。最近は「山田孝之の東京都北区赤羽」というのを山下敦弘監督と組んでやりました。僕は、このマーク・ミラーさんの漫画を映画化した作品『ウォンテッド』って映画から凄く好きで、とにかくやり過ぎで容赦ないじゃないですか。『ウォンテッド』も電車に飛び乗ったりとかむちゃくちゃじゃないですか。むちゃくちゃやってるのが、『キック・アス』も続いていて、アメコミで一枚の絵で表現されているものが、映画になるとこんなに続くんだっていうのを「アメコミでできること」、「映画でできること」を凄く分けていて、『ウォンテッド』って実際の漫画では、全然違うんですけれど、そこが面白いなと思いました。最近のジェームス・ボンドのやつも凄いこうシリアスじゃないですか。『キングスマン』は、久しぶりに馬鹿馬鹿しいスパイ映画でそこが凄い面白かったですね。」

ここからは、ゲストのみなさんへの質問とセッショントーク。

—一番好きなシーンは

高橋ヨシキさん
「もう言っちゃったな」(会場笑)

中野貴雄さん
「ガゼル(ソフィア・ブテラ)でしょ。この映画が面白いなって思ったのは、おちゃらけ映画って必ずグラマーな女が出てきて必ずキーマンになるんですけど全然ならない。この映画で気合が入っているのは、中年のおじさんのスーツですよ。スールをフェチっぽく撮ること撮ることね。コリン・ファーストのシャワーシーンですよね。そこにセクシーさを見い出しているんだろうなとそこにびっくりしました。」

松江哲明さん
「僕は、やっぱり教会のところが凄い素晴らしかったですね。ああいうアクションは今までありましたけど、YouTube動画みたいな感じがあるじゃないですか。わざと画角が狭いみたいな幹事というか、本当そこらへんにあるiPhoneで撮りました、編集点を見せないで、ワンショットで見せていく。もちろんカットは割ってるんでしょうけど、カットは見せないっていうのが現代的だなぁって思いました。」

—ガゼルの義足というのはどうなのかと思ったのですが。

中野貴雄さん
「この人すごいケツ顎って言うですかね。マドンナのプロモで踊ってた人ですよね。」

高橋ヨシキさん
「ブレードランナーって言うギャグでしょ。」(会場笑)

中野貴雄さん
「今、なんでもリアルになってきている。アイスラッガーとか使えないんですよね。首切れない。教育上の色んな問題があって。ゾンビやナチだといくら殺してもいいんだけど、怪獣殺しちゃダメなんですよ。」

高橋ヨシキさん
「それで言うと・・・(*注)を爆発させるところは、物凄くそこに気を使いながら面白く成り立たせた新しい例ですよね。」

—音楽の使い方とか最高によかったですよね。

松江哲明さん
「マシュー・ヴォーンって、残虐な時にああいう音楽を流すって言うのが面白いですよね。」

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映画ファンにはお馴染みの3人だけに話は他の作品との比較検証にも及び、映画「キングスマン」の見どころ、楽しみどころを、全方位からナビゲーションする「特濃」トークショーに会場は多いに盛り上りをみせた。最後に一言ずつの挨拶で締めくくられた。

高橋ヨシキさん
「最初に申し上げましたとおり凄い楽しい映画です。音楽と合わせて人が・・・(*注)シーンが、ミュージックビデオ的になんべん観ても楽しいです。僕も何回も行きたいと思っておりますので、みなさんも是非ごらんになっていただきたいと思います。」

中野貴雄さん
「今年一番、僕は面白かったです。これと『コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)』。(会場笑)カッコイイスパイものでとんちの効いたヤツが流行るといいなと思いました。」

松江哲明さん
「僕は、・・・(*注)がバンバン死ぬ映画が大好きなんで、今、テレビを観て、すごいムカムカする人は、キングスマンを観て、こういう映画は映画館でしか観れない可能性が高いので、テレビではやらないスカッとしに。僕は・・・(*注)が吹っ飛ぶところ拍手をおくりたくなりました。映画の中ぐらいざまぁみろと思いたいですね。」

 

映画「キングスマン」は、9月11日(土)より全国公開
詳細は、公式サイトへ
http://kingsman-movie.jp/

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation

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