撮影秘話に場内爆笑!映画『エヴェレスト 神々の山嶺』完成披露試写会セッショントーク

2月4日(木) 東京・TOKYO DOME CITY HALLにて、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』完成披露試写会イベント開催され、主演の岡田准一、阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、平山秀幸監督が登壇した。

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PRE☆STAGEでは、舞台挨拶後、登壇キャストと行われたトークセッションの様子をたっぷりお届けします!

◆トークセッション

—エヴェレストの高さは、富士山の2倍以上あります。頂上シーンはデスゾーンと言われ、気温はマイナス50℃近く、酸素は地上の3分の1。酸素の補給なしで滞在すると死に至るとも言われています。その中で最高のキャストが本物のエヴェレストに本気で挑んだ作品になっています。今回は、5200m地点、酸素も2分の1の場所で撮影されました。この過酷な撮影現場で撮影に挑みましたのが、岡田さん、阿部さん、尾野さん、そして平山監督になります。みなさん、このエベレストで危険を感じたり、こんな思い出が残っているというエピソードがあればお願いします。

岡田:どこも危険で苦しさはあったのですけども、どちらかと言うと歩いているところの後ろに阿部さん、尾野さんがいて僕は結構先を歩いていて「弱ってるところ見せられない」プレッシャーがあったんですよね。血中酸素が、今のこういう場所ですと100はあるのですが、夜は70とかまで下がるった時があったんですね。ドクターが朝起きた時と夜で2回血中酸素を計るのですが、その時にズルをして呼吸をいっぱい吸ってから・・・(会場笑)

阿部:そんなことしてたんですか。
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岡田:本当は、苦しいのに嘘をついてやってました。
70後半なのを86ぐらいまで上げて、「岡田さんタフですね」って言われて・・・(会場笑)すいません。今、白状します。

阿部:実は僕もやってました。(会場笑)

岡田くんが90いったとか言うのを聞くと僕は不屈のクライマーの役なんで、やっぱり後輩に負けちゃいけないなぁって代表意識があったんで。今だから明かします。

岡田:僕ら嘘をついていました。(会場笑)

尾野:私、真面目に計りました。(会場笑)今、はじめて聞きました。

—5200m辺りでは、みなさん体調面の話は3人でお話していたのですか?

岡田:そうですね、やはり危険な場所なので、「高山病になったら降ろします」「酸素を吸うときは、降りる時だと思って下さい」って言われていて、代わりもいないし、それにはなんとか撮りきらなきゃいけないというプレッシャーが嘘をつくきっかけになってしまいました。(会場笑)ここでお詫びをさせていただきたいです。

—それではお仲間の阿部さん、エヴェレストではどんなことを感じて撮影されていましたか?

阿部:僕も嘘をついてたんですけど、それは本当に危険の範囲に入らない範囲の事でやっていたのですが、(エヴェレストは)本当に危険ですね。

5千何百mくらいにいくと景色も変わってきますし、マンション1つ分くらいの石が崖のところでどういう点で止まってるんだろうなっていうのがあったり、バス1個分くらいのような石が何個もあるのですよ。あれが落ちてこないかなぁと恐怖を抱きながら撮影していました。

みんな集団でかたまっているから乗り切れるんだけど、ちょっと1人でトイレに行くと遠くの方で落石の音が聞こえたり、雪崩のちょっとした音が聞こえたりして、自分達は足を踏み入れてはいけない自然の世界に足を踏み入れているんだなって感じました。専門の方がいてそういう事も見ててくださっていたので、何もなくみんなで乗り切れたんじゃないかと思います。

—尾野さん、いかがでしたか?
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尾野:めっちゃ楽しかったです。(会場笑)

—楽しかったですか?

岡田:普通、痩せるんですよ。3000m以上で運動すると筋肉もなくなっていくぐらい体力の消費が激しくて、僕らは3~4Kg痩せてかえって来たのですが、尾野さんは・・・

尾野:3Kg太った。(会場笑)

—エヴェレストで何が起こったのですか?

尾野:何が起きたのでしょうかね。私もよくわからなないんですけど。(笑)本当は、ご飯を腹いっぱい食べちゃダメなんですね。八部目でおさえなきゃいけないですけど、腹いっぱい食べちゃたんです。後、水分もとらなきゃいけなくて毎日ミルクティーを飲んでたんですよ。それでミルクティーもたらふく飲んでたんです。そしたら3kg太った。(笑)

岡田:日本で一番タフな女優さん。(会場笑)

尾野:楽しかったです。

—監督いかがでしたか?
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監督:一度、撮影の途中に原作者の夢枕獏さん達が僕らが泊まっている5200kmまでおそばの出前に来てくれたんですね。それと一緒に落語家の林家彦いち師匠も一緒にこられて、そのロッジで落語やってくれたんですね。面白くて笑えるんですけども息が苦しいので、「は・・・は・・・は」って笑いが途切れるんですね。(会場笑)そのくらい日常も平地とは違う感じでした。落語は本当に最高の高座でした。

—佐々木さんいかがでしたか?
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佐々木:僕はみなさんが、ネパールに行かれて帰ってこられてからの日本の撮影から参加させてもらったんですけど、先ほどうかがいましたように、血中酸素濃度をごまかしてる方や太って帰る方だったんですよね。(会場笑)

山小屋で会った時、みなさん逞しいんですよ。何日も風呂はいってへん人らばっかりなんですよ。で真っ黒なんですよ。お手洗い行くのも「水が大事だからこうやってお手洗いをするんだ」とか、「寝るときはこうするんだ」とか、昼ごはんの時なんか「ブァー」って食べるし、「わぁーみんな逞しいなぁ、やっぱり凄いなぁー」って思いました。

その時、阿部さん山男でしたから顔中ほとんど髭で、顔、誰かわからなかった。とりあえず「デカイ人いるなぁー」ってぐらいになったんですよ。(会場笑)そのくらいみんな凄い事になって帰ってきてはるわと思って撮影参加させてもらいました。みなさんこれから映画観ていただくのですが、僕は、この過酷な映像を見たら、そらこの過酷なことやったら、キャスト・スタッフ全員、ああなるわーと思う映像でした。まあ、楽しんで映画観て下さい!

—ピエールさんいかがでしたか?
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ピエール瀧:僕も山には行かず、山岳雑誌の編集部でということで、尾野さん、岡田さん、蔵之介と撮影させていただいたのですが、岡田くんの達観したような表情になってて、雰囲気違ってたんですね。エヴェレストってそういうところなんだって思いました。

みなさんこれからご覧になるんですよね。作中で「冬季南西壁」「単独無酸素」で「国士無双」みたいな状態で阿部さんが登っていかれるんですけど、それがどれくらいヤバイことなのか補足しといた方がいいかなって思うんですね。

冬に酸素ボンベも持たずに1人で「南西壁」を自分の手で登って行く事がどんだけ馬鹿げた挑戦なのかということですよね。岡田くん、深海1000mで海パン一丁で行く感じかな。(会場笑)

岡田:まぁそうですね。(苦笑)ウェットスーツも何もなくどこまで潜れるか。

ピエール瀧:酸素ボンベもなくね。(会場笑)そのくらいのもんですよね?阿部さん。

阿部:ねぇー(笑)本当に撮影でも、岩に張り付いたら持つところちゃんとあると思うじゃないですか。実はひっかかるところほとんどないっていうのに撮影しているときに気づきました。

岡田:風と雪でつるつるに削られてるんですよね。

阿部:それを1日何百mも登るっていうのは、自分で撮影していて尋常ないと思いまいたね。

岡田:撮影中も阿部さんがうなってました。実際5000mのところを阿部が何回も登ったり下がったりしている時に尋常じゃない唸りをあげていました。リアル悲鳴に近い。(一同笑)

阿部:悲鳴あげちゃいました。

ピエール瀧:その辺をみなさん今日ご覧になりますけれども帰ってそういうところを調べてまた観ると、ハード程度がおわかりいただけるのではないかと言うことを僕は汗ビッショリでお伝えしています。汗止まらないですよね。地上って最高だなって感じです。(会場笑)

—ビッショリですね。今のタイミングでふいてください。エベレスト行くと物凄い痩せるかもしれませんね。

ピエール瀧:エベレスト行ったらこんな汗出ないですよね。パッキンパッキンに凍ちゃいますよね。(会場笑)

—甲本さんいかがでしたでしょうか。
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甲本:みんなの話を聞いていたら「本当に同じ映画に出ていたのかなぁ」って思うくらい温度差を感じましたね。僕は回想シーンで若い時代の20代の頃も演じるのですが、そこに一生懸命、「若く見えるかなぁ」とか(会場笑)ちっちゃいなぁーそんなことを考えながら一生懸命やってました。

岡田:阿部さんもそうですよね。若い時代、若返りのマッサージとかしてましたよね。

阿部:ちょっと・・・(苦笑)甲本くんとのシーンは、甲本くん怒鳴って終わりましたからね。僕に怒鳴られて終わるという被害を食らう役でしたが、大丈夫でしたか?

甲本:いやぁ、いつもそうですから。プライベートでもそうです。

阿部:そう言うとなんか俺がいつも怒鳴ってるみたい。(会場笑)

甲本:本当、言うことないですよ。映画観たらね「凄い!」と思うと思いますよ。僕もそう思ったから。(会場笑)観てください。見つけてね!(会場笑)

—風間さんいかがでしたか?

風間:僕は、日本の山での撮影に参加させていただいたのですが、やはりエベレストで撮影したみなさんと撮影ご一緒させていただくじゃないですか。

絶対にエヴェレストに行ったチームの方には負けたくないと思って撮影に参加させていただいていたのですが、体感的には都庁のテッペンのはじっこに立っている感じで撮影したんですね。

めちゃくちゃ怖くて声がうわずっちゃって監督達が「風間、大丈夫か?」って言われて、僕「大丈夫です」って答えたのですが、明らかに僕大丈夫じゃなかったみたいで、もの凄い心配されました。

その後、阿部さんに「エヴェレストは高いところにあるんだけど広いんだよな。おまえが一番ヤバイ場所に立ってたな。」って言われて「そうだったのか・・・」と思って膝から崩れ落ちました。(会場笑)

—実はかなり風間さん危険な場所にいらっしゃったんですね。

風間:そうですね。とんでもない高さに感じたんですけど、エヴェレストはそこより遥かに高いところなので、本当に凄い挑戦なんだなぁと思いました。そして、先ほどお話にもありましたが岡田くんと阿部さんの目が、(普段の)岡田くんと阿部さんの目じゃないので、そこをみなさんに是非観ていただきたいですね。

—本作品は、日本の映画史上、最高に危険で最高に熱い挑戦を描いた作品でもあります。男達が世界最高峰の場所で一体何を思って、何を見たのか本編中で是非ご確認いただきたいのですが、本日は、熱い挑戦に紐付けまして、ご登壇のみなさんにも人生で挑戦したい事を教えていただきたいのですが。

岡田:是非、ここに登壇しているみなさんとエヴェレストに登りたいです。(会場笑)いかがですか?

岡田:風間くんも。

風間:はい。僕個人的に気になったのは、それ言われた瞬間の蔵之介さんの目のふせっぷりが。(会場笑)

岡田:是非、どうですか。一緒に。

佐々木:いや、それはちょっと・・・。(会場笑)

—でも、いいですね。これは話し合って是非ね。

岡田:そうですね。

—では、阿部さん、人生で挑戦したいことを。

阿部:僕、一回、一日でもいいから岡田准一になってみたいですね。(会場爆笑)
いやぁ、ずっと彼の背中を見て登っているうちに、やっぱり本当に強いんですね。僕よりたぶん15歳くらい年下なんですけど、もうおぶさりたいぐらいに頼れる。(会場笑)

写真にしても凄くね最初の頃、僕を追っかけて撮ってくれてる役作りしているのかなと思って、相当登った時に、ずっと撮ってるから「見せて」って言って、たいした写真じゃないだろうなと思っていたのに、凄いいい写真で、僕じゃなくて「羽生丈二」なんですね。

この人、口だけじゃなくて、本当そうなんだって思ったですね。いや、いつも口だけって言うんじゃないですよ。(会場笑)この精神に一回なってみたいですね。

それで岡田くんに、俺だけじゃなくて尾野さんも撮ってあげたらって言ったら「あっ、じゃぁ明日撮ってきます」って言って撮ってきたら普通の写真で、スナップみたいになってました。

岡田:尾野さん撮れないなんですよねー

尾野:ポーズ決めるんですけどねぇー。(会場笑)

岡田:ポーズを決めるところでは・・・。(会場笑)

—尾野さんが人生で挑戦したいことは?

尾野:この間で言うと、エヴェレストの8000越えしたいです。いつか挑戦したいと思います。それはちょっと置いといて、デコトラに乗りたいです。大きい車に乗って、誰かをヒャッと「乗りなよ!」って迎えに行きたい、大型免許取りたいですね。

その後、MCより「エヴェレスト 神々の山嶺」タルチョキャンペーン!の発表が行われた。キャンペーンでは、映画本編中にも登場する「タルチョ布」青・白・緑・赤・黄の5色の旗は、土地の人々の祈りが込められた旗として知られる旗。この旗を世界最高峰8,848M、エヴェレスト級の長さの”前人未踏”タルチョ作成に、応援団員として参加しようと呼びた。「あなたが人生で挑戦したい事」をタルチョ布に直接記入するこのキャンペーンのゴールは、映画公開初日まで。

◆最後の挨拶

岡田:今日は本当にありがとうございます。これから映画を見ていただくということで、今日という日は僕たちにとって凄く嬉しい日です。その「想い」というのを映画に込めております。「想い」がテーマの映画ですので是非楽しんで帰っていただければうれしく思います。是非、今日、見終わった後、たくさんの方に勧めていただけたらうれしいです。よろしくお願いします。

PRE☆STAGEでは、引き続き上映後おこなわれたサプライズ舞台挨拶の様子をお届けいたします!

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』が3/12(土)より全国公開。
詳細は、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』公式サイト

(C)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

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