
7日、都内にて4月16日(土)ロードショー、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』でアカデミー賞(R)外国語映画賞に輝いたイタリアの奇才パオロ・ソレンティーノ監督最新作『グランドフィナーレ』の公開記念イベントが開催され、マーサことフリーアナウンサーの高橋真麻、阿佐ヶ谷姉妹が登壇した。当日MCは、シネマスタイリストmicが務めた。
本作は、アルプスの高級ホテルを舞台に、引退した音楽家がキャリアの最後に大輪の花を咲かせるべく、人生を賭けて大舞台に挑むまでの愛と葛藤が描かれた物語。
その楽曲の素晴らしさに日本でも久石譲、中丸三千繪ほか多くの音楽家から「傑作!」といったコメントが寄せられている話題作。
当日登壇した高橋真麻は、映画のクライマックスで、世界的オペラ歌手スミ・ジョーの赤の衣装に合わせて、鮮やかな赤のドレスで登場した。
◆トークセッション
—映画『グランドフィナーレ』ご覧になられていかがでしたか?
高橋:芸術的な作品で、どのタイミングで切り取っても絵になるような、ずーっとアートを観てるような映画でした。色味も構図も素敵でした。ストーリーも「こういう老後を過ごせたらいいなぁー」って、歳を取ることにポジティブに思えるような作品でした。
—今回、主人公が80歳のフレッド(マイケル・ケイン)。他にも歳を重ねたキャストが様々な希望を見い出していきますよね。その辺りはいかがでしたか。
高橋:そうですね。色々な人生の経験を経ての老後がある。今を大事にしていかなければいけないなぁと思いました。
—今後のご自身の人生もこうして行きたいとか考えられました?
高橋:自分自身の人生がどうなるかわからないのですが、この主人公もとても素敵な余生ですが、両親(高橋英樹・小林亜紀子)のようにパートナーと共に日々を重ねていければいいなぁと思っています。
—それでは、高橋さん、今日は音楽にちなんだゲストをお呼びをしています。歌が上手と言えばこのお二人!阿佐ヶ谷姉妹です!
阿佐ヶ谷姉妹:春が来たー、春が来たーここに来たー山に来た、里に来た、トークショーに来たー♪よろしくお願いします。
—映画『グランドフィナーレ』ご覧になられていかがでしたか?
阿佐ヶ谷姉妹(妹)木村美穂:主役が泊まっているホテルが個性的な方がたくさん泊まっていて、あんなホテルに私も泊まってみたいと思いました。
阿佐ヶ谷姉妹(姉)渡辺江里子:本当のスイスの雄大な光景をバックに、選ばれしセレブの方達や栄光を極めて人達が集まっているホテルで、素敵だなぁ私も行ってみたいと思いましたね。
阿佐ヶ谷姉妹(妹):お姉さんは、ジジ専なのでね。
阿佐ヶ谷姉妹(姉):マイケル・ケインさんやハーヴェイ・カイテルさん。
もう、佇まいから何からセクシーでダンディーで、ついニヤニヤして見ちゃいましたね。飽きる事なく堪能させてもらいました。
—高橋さん、いかがでしたか?
高橋:本当渋いです。いい歳の取り方されてますよね。表情や所作にセクシーさが滲み出ていますよね。
阿佐ヶ谷姉妹(姉):芸人のくせに格好つけたようなことを言うのもなんですが、マーサさんも先ほどおっしゃてたましたけど、1枚、1枚が切り取った写真のようで、素敵な絵ばかりで、最高でしたね。
—お二方は音楽もトランペットやピアノがご趣味ということで、今回は音楽もとっても注目されていますが、その辺りはいかがでしたか?
阿佐ヶ谷姉妹(姉):もう、アカデミー賞主題歌賞ノミネート曲「シンプル・ソング」は本当魂に響くような歌でしたし、エンドロールに流れている「ジャスト」という曲が、女性の歌がまた、心地よい曲で私達もそれ真似したいなと思いました。
—高橋さんも歌はよく歌われているイメージですが、歌はお好きですよね。
高橋:はい。音楽は聞くのも歌うのも大好きですね。
—今回の映画『グランドフィナーレ』では色んな音楽が使われていますが。
高橋:そうですね。クラッシックだけではなくて、ロック調のものやポップスの曲もあって色んな音楽が好きな人に興味を持っていただける作品ではないかと思います。
—そういう意味では男性、女性、みなさんに楽しんでいただけそうな映画ですよね。
阿佐ヶ谷姉妹(妹):そうですね。あの有名人の方!みたいな発見がありますよね。
一同:いますねー!
—次から次へとゴージャスな方々が出てくるのでその辺りも魅力の1つかと思います。
◆高橋真麻×阿佐ヶ谷姉妹ライブ
阿佐ヶ谷姉妹(姉):映画『グランドフィナーレ』アダルティーな映画でしたのでそのようなネタを今日は持ってきました。阿佐ヶ谷姉妹のショートコンサート「春」。
阿佐ヶ谷姉妹(姉):みなさまーー!春ですねー美穂さん、春になったら行きたいところある?
阿佐ヶ谷姉妹(妹):私、お手洗い。最近、近くって。歳を取ると膀胱が硬くなっちゃってそれでトイレが近くなるみたい。
阿佐ヶ谷姉妹(姉):話題がババァー!
バババーバババ、バババ♪(映画「男と女」 A Man And A Womanのメロディー)(会場笑)
阿佐ヶ谷姉妹(姉):やかましい!
阿佐ヶ谷姉妹(妹):いい加減にしなさい!
阿佐ヶ谷姉妹:どうもありがとうございました。(会場拍手)
—ありがとうございました!先ほど阿佐ヶ谷姉妹もおっしゃっていただきましたが、素晴らしいホテル劇中に出てくるホテル、実際にあるホテルなんだそうです。やはりセレブしか泊まることができないホテルだそうです。セレブと言えば高橋さん。
高橋:いえいえ、とんでもないです。
—こういった素敵なホテルにとまってみられた体験ありますか?
高橋:大学生の時に、母親とイタリアのコモ湖の横にあるヴィラデステというお城をホテルにしたところに泊まりました。そこは、非常に神秘的で芸術的で覚えています。
阿佐ヶ谷姉妹:素敵!
—やはり空気感とか違いますか?
高橋:はい。ひんやりしていて歴史を感じますね。スターウォーズの舞台にも使われたみたいです。
阿佐ヶ谷姉妹(姉):阿佐ヶ谷の6畳一間のアパートに2人暮らしていますので。(会場笑)
阿佐ヶ谷姉妹(妹):ホテルに泊まれたらどこでも天国みたいですね。
阿佐ヶ谷姉妹(姉):お仕事で泊まらせていただいたホテルも最高の「ねぐら」って感じでしたね。(会場笑)どこもうちに比べれば天国って感じですね。(会場笑)
—ありがとうございます。劇中超セレブの交流が描かれていますが、高橋さんは、お宅にお父さんにお友達の方でこんな方がいらっしゃったとかありますか?
高橋:父は現場では交流はあるのですが、我が家はそんなに家にいらっしゃる方はいないのですが、小学生の時に大好きなタカラジェンヌの方々が訪ねて来て下さって子供心に凄くうれしかった思い出があります。
阿佐ヶ谷姉妹:おうちにタカラジェンヌ!凄い!
高橋:逆に父はデビュー当時、お金がなくて浅岡ルリ子さんのお宅にお世話になったと言っていました。
—次々とやはり凄い交流ですね。阿佐ヶ谷姉妹のお2人はいかがですか?
阿佐ヶ谷姉妹(妹):吉本新喜劇の座長の川畑泰史さんが訪ねて来てくださいました。
阿佐ヶ谷姉妹(姉):よかったわよねー。本当に良い方で、MAXセレブです。ほうじ茶を飲んで帰っていただきました。
その後、阿佐ヶ谷姉妹の二人が映画『グランドフィナーレ』メインテーマ「シンプル・ソング」を披露。その美声を披露し、高橋は、二人の歌声に「凄い素敵な曲なのですが、キーもリズムも難しい曲なのに凄いと思いました。」と絶賛!
高橋は、映画『グランドフィナーレ』の感想を即興で歌の披露をリクエストに答え、「アルプルのホテルで私も癒された気分~♪」と伸びやかな歌声を披露。阿佐ヶ谷姉妹からアルプスの山々が見えたと大絶賛を受けた。
写真撮影では、高橋のメロディーラインで三人で「グランドフィナーレ~♪」と三人そろって披露し、和やかな雰囲気の中、イベントは終了した。
映画『グランドフィナーレ』は、4月16日(土)新宿バルト9、シネスイッチ銀座、
Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー!
出演:マイケル・ケイン『サイダーハウス・ルール』、
ハーヴェイ・カイテル『スモーク』、レイチェル・ワイズ『ナイロビの蜂』、
ポール・ダノ『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、ジェーン・フォンダ『大統領の執事の涙』
<STORY>
世界的にその名を知られる、英国人音楽家フレッド(マイケル・ケイン)。 今では作曲も指揮も引退し、ハリウッドスターやセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで優雅なバカンスを送っている。長年の親友で映画監督のミック(ハーヴェイ・カイテル)も一緒だが、現役にこだわり続ける彼は、若いスタッフたちと新作の構想に没頭中だ。そんな中、英国女王から出演依頼が舞い込むが、なぜか頑なに断るフレッド。その理由は、娘のレナ(レイチェル・ワイズ)にも隠している、妻とのある秘密にあった──
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