映画『ミュージアム』 東京国際映画祭 舞台挨拶に、主演の小栗旬、大友啓史監督、カエル男登壇!

 1日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2にて、第29回東京国際映画祭特別招待作品 映画『ミュージアム』特別上映がおこなわれ上映前に主演の小栗旬、大友啓史監督、そしてカエル男が登壇し舞台挨拶を行った。11月12日(土)に全国公開を迎える本作にとって、試写会以外では初の公式上映となった東京国際映画祭での特別上映。壇上に上がった大友監督は「思っていた以上に熱狂してくれて嬉しかった」とこれまでに上映されたスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭、韓国の釜山国際映画祭での反応を振り返る。

そして東京国際映画祭での上映を迎えるが「原作が過激な作品ですが、ただスリラー映画というだけでなく、根柢には家族のドラマとかそういったところを描いているので、いろいろな楽しみ方をしていただければ」と語った。監督にとって本作でチャレンジしたことについては「僕が今まで撮ってきた作品とはまるで違うので、どういう風にこういう題材のものをエンターテイメント作品として着地させるか、このプロジェクト自体がチャレンジでした」。続けて「震災後あたりから、自分たちでも理解できない、予期できない、なにか顔の見えない怖さ、危険というものが迫っている気がしていて、そういった原作の中にある見えない怖さ、そういう要素をうまく抽出して描こうと思いました」と作品に込めた思いを述べた。

 ここで、大友監督から海外の映画祭を共に周った友・カエル男が壇上に呼び込まれ仲の良い様子をみせる監督とカエル男。するとその背後から本作の主演・小栗旬がサプライズ登場!!
%e3%82%b5%e3%83%96%ef%bc%92

小栗の登場を知らされていなかった監督は「やりやがったな!オレも騙したな!(笑)」と驚きつつも、小栗と肩を抱き合い満面の笑みを見せ、隣に立つ小栗に「心強いね。カエル男はしゃべらないし寂しかったんだよ。もうカエル男と二人は散々やったからね(笑)」と嬉しそうな様子。これに対し、観客どころか監督も見事に騙し嬉しそうな表情の小栗は「今日は監督ひとりで寂しそうだったので来ちゃいました(笑)」と昨日行われた試写会に続くサプライズ登場!急遽スケジュールが空いて、会場に駆けつけたという小栗は「自分でもいままで見たことのない(自分の)顔を見れましたし、本当にかっこよく撮ってもらったのですごく感謝してます」とコメント。

%e3%82%b5%e3%83%96%ef%bc%93

 その後行われた客席とのQ&Aコーナー。小栗演じる主人公の沢村刑事が監禁されるシーンの撮影時、同じように監禁生活をしていたという小栗に「役から抜けるのは大変じゃなかったですか?」という質問があがると「撮影は(去年の)年末12月28日頃に終わって、その後すぐ正月という感じだったので、ひたすらお餅を食べ続けていたら忘れました(笑)」と答え爆笑を誘った。また、小栗の大ファンという中国人の留学生から「中国での活動も楽しみにしてます!」とエールを贈られ「お話があれば中国をはじめアジアでの活動もしていけたらなと思ってます」と抱負を述べる映画祭ならではのグローバルなやりとりがされる一幕も。

%e3%82%b5%e3%83%96%ef%bc%91

最後に監督からこれから映画を鑑賞する観客に向かって「すっかり今日は僕も騙された!(笑)この映画もみなさん色々騙されると思いますが、そういうところも楽しんでくれればいいなと思っています」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

映画『ミュージアム』は、11月12日(土)全国ロードショー
最新情報は、映画『ミュージアム』公式サイトへ 

出演:小栗旬 尾野真千子 野村周平 丸山智己 田畑智子 市川実日子 伊武雅刀 / 大森南朋 松重豊 / 妻夫木聡
原作:巴亮介『ミュージアム』(講談社「ヤングマガジン」刊) 
主題歌:ONE OK ROCK “Taking Off” (A-Sketch)
監督:大友啓史 
脚本:髙橋泉 藤井清美 大友啓史 
音楽:岩代太郎
製作:映画「ミュージアム」製作委員会 
制作プロダクション:ツインズジャパン 
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 巴亮介/講談社 © 2016映画「ミュージアム」製作委員会

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

動画インタビュー!【小野由香特派員】

ページ上部へ戻る