セイン・カミュさんもスペシャルゲストで出演!交感ひろば@SPACEZERO Part.21 チャレフェス演劇祭2017 ~様々な障害ある人ない人による饗宴~8月9日(水)新宿スペース・ゼロにて開催!

8月9日(水)、新宿 全労済・スペース・ゼロにて、チャレフェス演劇祭2017 ~様々な障害ある人ない人による饗宴~が開催されます。本フェスティバルは、「ウッチャンナンチャンのウリナり!!」「世界の果てまでイッテQ!」等、数多くの人気テレビ番組を制作する有限会社アクロ取締役会長 齊藤匠さんが代表をつとめるNPO法人チャレンジド・フェスティバルが主催する演劇イベント。

2013年11月に東京・代々木公園にて初開催され、異なる障害者同士の垣根を超えるイベントとして始動。翌年、2014年には規模を拡大し、日比谷公園にて2日間に渡り開催。来場者数は2日間でのべ6,000人を突破!障害者と健常者によるユニットや、会場参加型のイベントにこだわった総合エンターテインメントフェスティバルとして大成功を収めました。2015年には、再び日比谷公園で開催されるも雨の野外イベントとなり、翌2016年より屋内型イベント「チャレフェス音楽祭」に方向転換。ライブハウス・クアトロのステージにて、様々な障害者とプロミュージシャンとのコラボ朗読劇で好評を博しました。そんな当フェスティバルが、2017年、「チャレフェス演劇祭」として上演されます!

出演は、「チャレフェス歌劇団」、手話パフォーマーNyankoさん、車椅子ダンサー かんばらけんたさん、視覚障害者も出演する「演劇結社ばっかりばっかり」、ろう者を中心とした「手話パフォーマンスきいろぐみ」、知的障がい児・者を中心とした「STREET JAM」、命のうたを奏でる「和太鼓千代組」。そしてスペシャルゲストには、セイン・カミュさんを迎え、来る8月9日(水)全労済・スペース・ゼロにて[昼の部]、[夜の部]の全2公演上演されます。

PRE☆STAGEでは、「チャレフェス歌劇団」理事長 齊藤匠さん、作・演出:村上秀樹さん、岸弘晃さん、イラスト:石渡智樹さん(埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園)、新居草太さんにお話を伺いました。

■「チャレフェス歌劇団」理事長齋藤匠さんインタビュー

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—「チャレフェス」へのきっかけは?

僕の原点は、ここの(市川市立新浜小学校)PTA会長をやっておりまして、子供のため親子のための活動から始まりました。そのPTAの活動の中で、市川市の知的障害者によるミュージカルに出演させていただきました。知的障害者のお子さんとそのご家族が一緒になって、ミュージカルで舞台に立っていらっしゃいます。そこで出会った幾つかの親子が、様々な想いを経て、今は幸せと感じることもできるようになったけども、自分達がいなくなった後の子供達の事を考えるととても不安とおっしゃるお母さんの想い、願いを知りました。 折りしも2008年のリーマンショック、そして震災と、僕も中小企業を経営する立場で、どんどん世の中が悪くなっていると感じていまして、障害者があること、ないことに関わらず、お互いどんどん生きづらい世の中になっていて、決して人ごとではない問題だと思いました。 そういう社会の悪い雰囲気を変えるには、やはり大人が頑張るしかないんですよ。親がもっと親の責任で子育てをちゃんとやらないといけない。それを伝えるのに、僕が影響を受けたこの親子の存在をもっと世の中の人に広めていくことで、僕のようなトチ狂ったように「ガンバロー!」って思える大人がもっと増えてくるんじゃないかなって思ったんですよ!(笑)

—ミュージカルをやろうと思われたのは?

市川のNPOが主催する知的障害者ミュージカル「チャレンジド・ミュージカル」は100人所帯でして、それを全国に持って回るのが大変なんですね。僕、日ごろから PTAでいつも「みんなが笑顔、みんなが笑顔」って言い続けていまして、たまたまチャンスをいただきまして歌にしてCDを出しました。「みんなが笑顔」実はJOY SOUNDのカラオケにも入っているんですよ。こっちの業界では、僕は「タクちゃん」なんですよ。カラオケで探してみて下さい。(笑)

そこで、僕は「いちかわチャレンジド・ミュージカル」の100人くらいのメンバーに「タクちゃんダンサーズ」に入る人いる?って聞いたんですよ。そしたら親御さんも含めて20名くらいの人が名乗りをあげてくれて、歌や振り付けを考えて活動していたのですね。そこへ東日本大震災がおこってしまって、僕らもそれから数年、土日 、復興支援の方のイベントに呼んでいただいて活動を続けていました。

そしてそこで、また、色んな違う障害を持つ方に出会って、同じ障害を持つ方同士で活動する方もいれば、障害を持つ方とそうでない方が一緒に活動しているところもある。日本中そんな団体が色んなところにあるというのがだんだんわかってきて、でも、想いは同じところにあるんじゃないかなと思ったんですね。「ダイバーシティ」とか「バリアフリー」とか昨今言われますけど、まだまだ活動も小さいです。

僕もテレビで「ウリナリ芸能人社交ダンス部」とかプロデュースしていた人間ですので、こういうことは規模を大きくしていかないと社会的注目が集まりにくいのではないかと思ったんですね。みんな想いは一緒なのに障害が違うと実はあんまりみんな一緒になって活動しないんですよね。区別してるんですよ。未だに身障者って言い方をされる方がいるのですが、発達障害も脳の中の障害のひとつと言われているところもありますし精神障害もあって、障害者=身体障害だけではないんですよね。障害者ってたまたま目が見えない、耳が聞こえない、何かが欠けている人たちもいるっていうだけの話で、ベースはみんな一緒じゃないかなって僕は思ってるんですよ!

—稽古場で色んな別の障害を持つ方がお互い普通にしゃべっているところを見ていると、それが当たり前のことなんだと実感しました。そういう場がまだまだ少ないんですよね。

辛い経験もいっぱいしているから家から出たくないとかもあるんですよ。知的障害の子供を持つ親は土日は外に出ないんですよ。突然走ったり、騒いだりの心配が多く、周りの目が気になるから。そういうことをなくしていきたいなって言うのが最初の「チャレンジド・フェスティバル」を開くきっかけにもなりましたね。

一回目をドカンとやりまして、次の年も日比谷公園でドカーンとやったんですね。三 回目、また日比谷公園でやろうとしたら雨が降ったんですよ。お客さんが来なくて、 去年は悩んだ末に公園でやるのはやめてライブハウスでの音楽祭にしたんです。音楽祭ということで、プロのバンドの方にも3組入っていただいて、障害者のお客さんにも楽しんでいただけるよう最前列にしましょうとか、手話通訳にしましょうとか見えない方、聞こえない方にも楽しんでもらえる音楽祭にしました。

ある重度の脳性まひを持つおじさんがいらして、時々長ーい文章を下さるんですね。「僕が障害者として生まれてきた意味は、障害者の存在を見世物になってもいいから世の中に見せしめる為なんだ。世界を平和にするってことは、僕ら障害者を含めて色んな人がいるってことを知ってもらうことが世界平和につながる。だから、我々はもっと外に出なければならない。」と想いを寄せてくれるんですね。

でも、出づらいですよね。そこで「いいんだよ!うちはウェルカムだよ!」しかも障害のある人もない人も一緒になって楽しめるそういうフェスをやっています。その中で企画ものというのも必ずやっています。みんなで手話で坂本九さんの上を向いて歩こう!を坂本九さんの娘さんを迎えておこなったり、AKBの振りをみんなで覚えて踊って公式サイトにのせてもらっちゃおう!とか、そこは、バラエティー創っている人間として、みんなが楽しめるものをやりたい!って気持ちはいつもありますね。(笑)みんなが楽しめる自主企画が大切で、その延長にあったのが朗読劇なんですね。

—チャレフェス歌劇団のみなさんは朗読劇もやっていらっしゃるんですね!

色んな障害者の方と障害を持たない人が一緒になって創るエンターテイメントが人を感動させると思うんですね。 観客のみなさんも一緒になってその感動を体験できるんですね。そういった感動はなかなか抜けないんですね。 実際にやってみたらその音楽祭、朗読劇の方が非常に評判がよかったんですよ。

そしてたまたま全労済で働いている方が、僕の大学の先輩が観に来てくれて、 「これは本当に素晴らしいから、全労済の共催ということで会場を貸すのでやれ」と去年の年末に言っていただいて、 「いよいよミュージカルを創るぞ!」ってことで今回の「チェレフェス演劇2017」の上演企画が立ち上がったのが今年の1月末になります。そして、このミュージカルに出たい人、スタッフとして手伝ってみたい人もSNSで募集してきました。2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、障害者の方がスポーツをできる施設を増やそうよと盛り上がってきていますが、障害者のみなさんもみんながみんなスポーツが得意というわけではないですからね。僕、チャレフェスの中に「文化部」を作りたかったんですよ。

障害者の方にとっても「外に出たい!」、出やすい環境がないと思うのですね。それこそ屋外だとイベント当日雨が降ったりする日もありますし、もっと趣味の延長のような楽しみで出てきてもらえるようなものを作りたいと思ったんですね。 障害者の方が主役になるようなイベントって確かにあるのですが、主催が変わるだけ で、出演者、観客があまり変わらなくて、いつもの顔なじみのメンバーになっちゃて
いますから、もっとたくさんの障害者の方が参加したくなる新しい切り口も必要と思っています。

—新しい方にも「自分も行っていいんだ、行ってみよう!」って思えるような、環境づくりや企画が大事なのですね。今回はセイン・カミュさんもご出演ですよね。

セインは僕が「ウリナリ」という番組の中で「ウリナリ狂言部」から立ち上がった「現代狂言」に出演してもらったのが縁ですね。 「現代狂言」は、ウッチャンナンチャンの南原清隆さんを中心に野村万之丞さん、野村万蔵さん等、野村家のご協力で「現代狂言」という古典狂言と現代風に狂言をアレンジしたものを一緒に上演する舞台を上演していました。

僕が、徐々にこちらの活動にシフトして行った頃にセインから連絡があったんです。セインの妹さんが、知的障害者の方なのですが素晴らしい絵を描くんだと。その妹さんの絵を見てある団体さんの心が動いて一般社団法人「パラリンアート」という団体が立ち上がって、そこで全国の知的障害者の方の絵を企業玄関にリースしたり販売したりしているそうなんですよ。セインはそこで理事をやっているのですよ。そんな彼から「タクちゃん、障害者支援やってるんだってね?僕もやってるんだよ!一緒にやれることがあったら何か一緒にやろうよ!」って連絡をいただいて、時を経て今回の「チャレフェス演劇祭2017」に出演していただくことになりました!

—今後「チャレフェス」、それを牽引する齋藤さんご自身の抱負はいかがですか?

僕の想いのベースは、「文化部」の活動を増やしていきたい。その総合的発表会として夏の「演劇祭」、冬は「音楽祭」をやりたいんです。「演劇祭」ではチャレフェス歌劇団が出演するのですが、他にも例えば「写真部」ではパンフレットを作る。「デザイン部」はチラシのデザインをする。「華道部」ではホールの玄関やステージ上の華を飾るなど、「文化部」の活動を発表する場がホールにある「演劇祭」になればいいと思っています。

「音楽祭」ではチャレフェス交響楽団を作りたいんですね。そこでチャレフェス歌劇 団と一緒になったオーケストラを作りたいんですよ。実は呼びかけ活動も少し始めていまして、例えばセインはギターを弾くんですね。そこで彼に教わってなるほどと思ったのですが、ギターの弦は6本ある。どこを押さえたらいいかわからない。そんな時は色で分けるんですね。赤、青、黄色、緑って。それで楽譜も色がついている。それで弦も最初は1本しかない。そこで、赤ポーン、緑ポーンって弾くんですよ。それで6人が集まれば1台のギター分の演奏ができるんですよ!

逆に新居草太君のように、見えないけどずっとピアノを続けていてピアノが弾けるって人もいるんですよ。辻井伸行さんほどではないですが、ソロで活動している障害者のアーティスト方が全国にたくさんいらっしゃるんです。でも、やっぱりみなさん障害のカテゴリーごとに集まってしまいがちですが、障害は多種多様です。チャレフェスに外国人の方も入って欲しいなって思っていたら、セインも参加してくれましたし、舞台の裏方の仕事に一般の会社員の人が入ってくれたりしています。

「ダイバーシティ」って多様性って言葉は定着しましたが、実際にその中で「仲良くしようね!」ってことまではできていないと思うんですよね。僕らも「ダイバーシティ」の次のステップとして、「インクルージョン」社会の中での一体化、包括を目指していこうと思っています。

僕の今の夢は、「チャレフェス村の創設」なんです。 今の時代、社会の中の生きづらさって本当に出てきていると思うんです。シングルマ ザーも増えています。給食費が払えないシングルマザーも多いです。給食だけが一日の食事って子供達も。出生率は下がっているのに、子供達の自殺が年々増えている。

子供達だけじゃないですよ。外国人の方も増えてきますよね。みんな元気で働けるうちはいいですよ。50才超えてきたら辛くなるんですよ。俳優業も兼業だと国民年金月額5万円しかもらえないらしいですよね。それだけでは現実問題ちょっと厳しいですよね。生活困窮者というのが今後は増えていくんじゃないかなと。ひとりで生きるのが辛い人がもっと増えていくと思うんです。

そういう時に共同生活できる楽しい場所を作りたいと僕は思っています。これが僕の最終的な目標であり、 使命じゃないかなと思っています。あんまり悲観的になってもダメですからね。(笑)年寄りを助けながら、みんなで自給自足で農業をやって、歌や演劇を練習して、それを発表できる、楽しめる場所もあって、最低限困らない生活をやっていけたらなと思いますね。きっと世界一楽しくて平和な村になると思います!その第一歩が、この「チェレフェス演劇祭2017」です。みなさん是非、いらして下さい!

■作・演出:村上秀樹さん

—村上さんは、様々な舞台で演出を手がけられていらっしゃいますが、今回「チャレフェス歌劇団」のみなさんとの出会いは、どんなきっかけからでしたか?

齋藤匠さんが「チャレフェス演劇祭」をやっていく上で、「演劇部」を立ち上げたいと思っていらして、その「演劇部」の部活動をやってみませんかとお話いただきました。「チャレフェス」は全て齋藤さんありきの企画、齋藤さんそのものなんです。

—「チャレフェス歌劇団」の演出を手がけられて、普段とは違った気づきってありますか?

もう、毎日が新しい気づきでいっぱいです!齋藤さんの想いとしては、「みんなで一 緒にやろう!」ってことです。「チャレフェス」の中でも色々なタイプの障害を持っていらっしゃる方もいますが、もう、障害者だろうが、健常者だろうが関係なく「みんな一緒にやろうよ!」って気持ちで取り組んでいます。

演劇だと「相手の台詞をよく聞いて」、「相手をよく見て」というようなサジェスチョンやあるいはダメ出しがあるわけですが、彼らにとっては別の言い方に変えてあげないと伝わりにくいじゃないですか。それ以外は、プロの役者のへのサジェスチョンとまったく変わりませんね。できるできないは別としてもチャレンジしていくことが大事だと思うので。一つ前の舞台で「ブレーメンの音楽隊」のリーディングをやっているのですが、疲れ果てたロバに向かって「オイオイ、どうしたんだい?」って台詞があったのですが、それを「オイオイ!どうしたんだい!!」って言っちゃう。「ロバは疲れてるんだよね。どう思う?」って聞いたら、「優しくしてあげたい」って言うんですね。「じゃあ、その気持ちで言ってみよう。」ってもう一回やってみる。そうすると「オイオイ、どうしたんだい?」優しく言うように変わったんですよ。これ演技をする上でメチャクチャ凄いことじゃありませんか?気持ちが動いて心のままのものが台詞になって出てくる。これって本当に素晴らしいことです。そういうところを日々「チャレフェス歌劇団」から再発見させてもらってますね。

—物語を書いていく上で、心がけられた事はありますか?

みんなに、それぞれの役柄だからこその部分を台詞にしてあげたい。みんなをその他大勢にしない。ひとりひとりが池の生き物の話なのですが、その役柄だからこそ言う台詞を書いてあげたいっていうところを心がけましたね。僕にとってもチャレンジでした。

■岸弘晃さんインタビュー

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—岸さんはどんな役を演じられるのですか?

僕が演じるのはゲンゴロウという役です。池の仲間です!

—演じる上で苦労された事はありますか?

台詞を覚えることです。
家で何度も何度も練習してます。

—では、もう、バッチリ仕上がってますね?

バッチリです!!(笑)

—それでは、岸さんの意気込みメッセージをお願いします。

お客様の前で、ちょっと恥ずかしいのですが、一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします!

■イラスト:石渡智樹さん(埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園)インタビュー

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—「チャレフェス演劇祭2017」このチラシを描く上でどんな点を念頭に描かれましたか?

絵を描く時、リアルに堂々としたイメージで描く場合と、「楽しそう!」ってことを 想像して描く場合があります。
僕はリアルに描こうと思えば描けるのですが、リアルだと「楽しさ」が出ないんですよね。そういうのちょっと違うかなって思ったんですね。

今回は演劇祭ですから、このイラストを見て「いいなぁ、楽しいなぁ」って思ってもらえることが大事なことだと思って、今回はリアルではなく、明るいイメージで描か せていただきました!

—「チャレフェス歌劇団」への参加のきっかけは?

僕は、今年の3月に母親の知り合いの方から「参加してみないか?」って声をかけていただいて、(齋藤)匠さんに「絵を描いてみない?」って言われて描かせてもらいました。この舞台には、「たけし」という役でも出演しています。

—役作りで苦労されたことはありますか?

今まで、学校の文化祭の演劇には何度か出演しているのですが、僕らを知らない方に観ていただく演劇に出演するのは今回が初めてになります。自分自身が楽しむということも大事なのですが、みんなの為に頑張って行きたいなって心意気でがんばっています!

■新居草太さんインタビュー


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—「チャレフェス歌劇団」への参加のきっかけは?

僕は、これまでユニットを組んで、主にアコーディオニストとしてやっていたのですが、あるユニバーサルデザイナーの方が、僕をモデルに起用して下さって、そのファッションショーの中で演奏をさせてもらったことがあったんです。その方達との打ち上げの場に齋藤代表がいらしてて、実は、僕、一昨年前に「チェレフェス」に演奏者として出演させていただいたことがあって、「あの時に出演させていただきました
!」って改めてご挨拶させていただいたのがきっかけですね。

—稽古が始まって、みなさんとの稽古場での様子はいかがですか?

今回のイベントに向けては、週1回みんなと会ってます。僕は目が見えないのですが 、他にも車椅子の方がいたり、色んな方がいます。ハンディキャップと言えばハンディキャップを持った人たち、でも、反面色んな特性を持った人たちが集まっているので、ちょっと不思議な面白い空間になっています。

—今回のご出演は、アコーディオニストとしてのご出演ですか?

今回は、役として出演していまして、合唱シーンの「手のひらを太陽に」で伴奏させていただいています。 実は、今回出演の「演劇結社ばっかりばっかり」の方にも所属しています。 僕は元々朗読がやりたいとずっと思ってまして、半年ぐらい前に本格的にやりたいって決意して、ようやくやり始めたところです。今回の演劇祭の中での「演劇結社ばっかりばっかり」では、おそらく僕は音楽での出演になるのではないかと思っています 。

—ミュージカルの役を演じられてみていかがですか?

僕の演じる役は、長老役の秘書です。舞台の出はけがあるのですが、一部所作があるんですよ。僕は目が見えないのでそういった「出はけ」や「所作」が苦手なんで、「出はけ」は長老役の方に手伝ってもらってます。 僕が心がけているのは、やっぱり遠くまで聞こえる「声」です!

—凄くいい声していらっしゃいますよね。「朗読」ピッタリだと思います。

日本では「目が見えない人」、「耳が聞こえない人」、「知的障害の人」とそれぞれ別のハンディキャップを持った人たちが一緒の舞台に立つエンターテインメントってまだまだないと思うんですよ。それぞれのハンディキャップを持った者同士の交流れもないですし、あってもまだまだ小さな規模でそうメジャーではなくて、一緒に何かやろうって雰囲気ではないんですよね。 そこに齋藤さんが一生懸命取り組んでいらっしゃって、本当に僕も凄いなぁって思っています。

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そして、今回、全労済のスペース・ゼロさんという大変有名で大きな舞台に立たせていただけると言うことに、とても喜びを感じています!そして、今回の舞台は、障害者が作る舞台じゃないんです。障害者とそうじゃない人 が一緒になって入り混じって創る舞台なんです。そこを注目して観ていただきたいです!

—お話を伺っていると「あぁ、自分も行ってもいいんだ」って気がしました。自分なんかが行っても何の接点もなくて、アウェー感だけで、お客様お客様して困っちゃうんじゃないかなって行く前から色んなこと考えてしまってたのですが、お話伺ってるとそこまで考えなくてもいいんだって思いました。

おっしゃるとおり、「どう振舞っていいのかわからない」、「一緒に何か創ろうとは言っても自分なんかがいってもいいのかな・・・」って思う方も多いと思います。一 緒の職場で働いたりは、随分できるようになってきたのですが、一緒になって楽しむ エンターテイメントの世界って、舞台でもテレビの世界でもまだまだ出てきてないと思います。今回はみんなで楽しめる舞台です!是非、気軽にいらして下さい!

チャレフェス演劇祭2017 ~様々な障害ある人ない人による饗宴~は、8月9日(水)全労済・スペース・ゼロにて[昼の部]、[夜の部]の全2公演上演!

詳細は、チャレフェス演劇祭2017 ~様々な障害ある人ない人による饗宴~公式サイトへ

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