黒鯛プロデュース「私はピアノ。」主演 和泉ちぬさん、田中俊亮(F’sCompany)、ジャズピアニスト 小國雅香さん 、演出 遠藤理史さんインタビュー!

17日、長崎・BODY Ⅱ SOULにて、女優和泉ちぬさんが率いる黒鯛プロデュース第18回公演 in 長崎 リーディングライブ「私はピアノ。」が初日を迎えました。

 

主演の和泉ちぬさんは、映画『葬式の名人』、東京ドラマアウォード賞受賞 NHK BS プレミアム長崎発地域ドラマ『かんざらしに恋して』に出演。そして昨年11月、ルーテル市ヶ谷で行われた東京2020参画プログラム リーディングライブコンサート『勝手にワ~ルドツア~』では、チケットが即完。映像・舞台作品で高い評価を得ています。

共演の田中俊亮さん(F’sCompany)は、和泉ちぬさんとは長崎発地域ドラマ『かんざらしに恋して』で共演。長崎ドラマリーディングの会、そして自らが率いるStreoArtでは、F’sCompanyと並行して、リィーディング作品を作・演出で上演。長崎市が行う『演技による表現力育成事業』、長崎市立明誠高校で非常勤講師を務めるなど、若手俳優・クリエイターとして活躍の場を広げています。

そして、ジャズピアニスト 小國雅香さんは、長崎ランタンフェスティバルイメージ曲、長崎国際テレビの『news every』のオリジナルテーマ曲を作曲。ジャズフォーマットの演奏のみならず、様々なジャンルへの楽曲提供、イベントで知られ、長崎向陽高等学校音楽部非常勤講師としても活躍されています。

そんな3人のセッションでおこなわれる今回のリィーディングライブは、体育会系なガサツな新人ピアノ調律師(田中俊亮)と突如喋りだしたピアノ(和泉ちぬ)との不思議な心の交流を痛快にそして切なく描いたハートウォーミングな物語。

PRE☆STAGEでは、主演 和泉ちぬさん、田中俊亮(F’sCompany)、ジャズピアニスト 小國雅香さん、演出の遠藤理史さんに開幕直前のご心境と意気込みを伺いました。

ーードラマ『かんざらしに恋して』で共演されて、再びの共演ですが、今回のご一緒にやってみようと思われたのは?

和泉ちぬさん:小國雅香さんは、演出の遠藤理史さんが「長崎に1人、凄いピアニストの人がいるんだよ!」って聞いたことがあったんですよ。それが、きっかけだったのですが、本当、素晴らしいです。田中俊亮さんは、ドラマ『かんざらしに恋して』でご一緒させてもらった事があってですね。ドラマは、昨年、東京ドラマアウォード賞も受賞して、2月1日に、またNHK総合で放送されます。

ーーそれは、是非、お二人の共演を改めて放送でチェックですね。出会われた時の第一印象はいかがでしたか?

田中俊亮さん:そうですね。凄く包容力のある人だなぁと思いました。会った感じもお芝居も一緒にやっても包容力のある方だなぁと。

和泉ちぬさん:田中さんは、役者もされているけど、演出もされているからリィーディングは、私よりずっとベテランさんだと思います。

ーーそうですね。朗読の公演実績が長く、ベテランの方でいらっしゃいますよね。今回のオファーをいただいてのご心境はいかがですか?

田中俊亮さん:もちろん、嬉しかったです。そして、ドラマ『かんざらしに恋して』が次の仕事に繋がったのが嬉しかったです。しかも、長崎で繋がった事が嬉しかったです。

F’sCompany(フーズカンパニー)は、役者で出演する時の所属で、StreoArtは自分でやる時の所属になります。

役者としては、20才ぐらいに演劇をやろうと思って、映画が凄く好きだったので、俳優さんがそこでどんな事を考えているんだろう・・・と思って、「じゃぁ、やってみよう!」と思ったのがきっかけですね。

演劇の表現形態としてリィーディングはあって、ここBODY Ⅱ SOULさんでも10数回公演をやらせていただいています。朗読は観やすくて、気軽に来ていただける機会が多くてやってますね。

小國雅香さん:嬉しいのと不安もありました。いつもはジャズを主体とした音楽をやってるわけですけど、今回はとにかくオールジャンル入っているわけでして。クラッシックは学生時代まではやっていたのですが、もう30年ぐらいやってないわけですよ。(笑)

譜面通り弾くっていう事への責任っていいますかね。間違えたらヤバイよねというプレッシャーもありましたね。(笑)その世界の人もいらっしゃるわけですから、節を持って弾かなければならないという想いもありました。

ジャズはアドリブもあって、間違いも正解もないのですが、やはり譜面に書かれたものは、作曲家の想いに忠実にという気持ちがありましたので、プレッシャーを感じつつも楽しく練習しました。

ちぬさんの第一印象は、凄くチャーミングな方だなぁと思いました。田中さんもおっしゃっていましたが、(人としての)包容力ですね。色んな事があったと思うのですが、芝居に人生をかけてこられた、たおやかな女性だなぁと思いましたね。

和泉ちぬさん:ほめすぎや!(一同爆笑)

ーーお二人の役どころは?

和泉ちぬさん:私はピアノ

田中俊亮さん:私は調律師(一同爆笑)でも、新米調律師ですね。調律師と聞くとみんなベテランと思っちゃうじゃないですか。新米の調律師の方とかはあんまりお目にかかった事がないので、そこを想像するのが楽しかったですね。

小学生の時にうちにピアノがあって、調律師の戸梶さんという方が来てくれていたのですが、若い時どうだったんだろうって、それをずっと考えながらやってきました。

ーーピアノがあるお家って素敵ですね。

田中俊亮さん:いや、ちょっとやらされてまして・・・今は全くです。小さい頃です。(笑)

ーーお気に入りの台詞はどんな台詞ですか?

和泉ちぬさん:いい台詞はいっぱいありますよ。小鹿坂作品だからね。それが文章だけではなくて、実際に役者さんと音楽家の人とやっていると凄い立体的になっていくんですね。どんどん膨らんでいきますね。

ーー本作の仕上がりの自信のほどはいかがでしょうか?

演出 遠藤理史さん:自信があった試しは一度もありません。後は、出演者が頑張るだけですよ。

ーー本作を楽しみにしていらっしゃるみなさんにメッセージをお願いします。

和泉ちぬさん:音楽も素晴らしいし、物語もとっても素敵なのでここに来て、楽しんでもらいたいです。長崎ではあんまりこういう形式のものがないと思うので、長崎のみなさんに是非、観ていただきたいです!

田中俊亮さん:役者の言葉とピアノの生音の掛け合いを楽しんでもらえたらと思います。

ピアニスト 小國雅香さん:私は、はじめての経験で、リハーサルを重ねる度に心を鷲掴みにされました。凄いなぁって思いました。これは客席で観たいなと思いました。(笑)リハーサルをしながら笑いと涙を堪えるのところがたくさんありました。

さっきちぬさんが「立体的になる」っておっしゃられていましたが、脚本って深いんだなぁと思いました。回を重ねる度に感じました。後、普段私はジャズしかやってないから、演劇の世界の人は、本当に勤勉で(一同爆笑)、本当、根性と勤勉さが素晴らしいです。

黒鯛プロデュース第18回公演 in 長崎 リーディングライブ「私はピアノ。」は、長崎・BODY Ⅱ SOULにて1月17日~18日 全3公演。詳細は、黒鯛プロデュース公式サイトへ

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