
今年、生誕90周年を迎える手塚治虫の初期代表作『W3(ワンダースリー)』が、東京・DDD青山クロスシアターにて、昨年末より好評を博し追加公演上演中。
物語は、個性あふれる3人の宇宙人と、正義感に満ちた地球人・星真一が出会い、地球の存亡をかけて悪と戦うSF活劇。
1965年に連載開始、同年テレビアニメ化もされた本作を「ハイパープロジェクションマッピング演劇 ハイキュー!!」、「東京ワンピースタワー ONE PIECE LIVE ATTRACTION」を手掛けるウォーリー木下が、ノンバーバルパフォーマンスで描く。
日替わりキャストAチームには、星真一役:西島数博、
ボッコ役(うさぎ):石井咲、プッコ役(かも):川原一馬、ノッコ役(うま):鈴木秀城、ナゾの女役:椎原夕加里。
日替わりキャストBチームには、星真一役:伊藤荘太郎、
ボッコ役(うさぎ):手代木花野、プッコ役(かも):坂口涼太郎、ノッコ役(うま):鈴木秀城、ナゾの女役:廣瀬水美。
スピード感あるアニメーションとプロジェクションマッピングが織り成す舞台をダンス、アクロバット、パントマイムでキャスト達が縦横無尽に駆け巡る。
星真一役演じる西島数宏、伊藤荘太郎のバレイは圧巻!全身を使っての演技に魅せられる。プッコ役(かも):川原一馬、坂口涼太郎は、客席のお客さんをステージに巻き込んでの掛け合いがチャーミング。2役の演じわけが最も効果的な配役で、星真一役に並び、本作の重要なポジションでステージを盛り上げる。ボッコ役(うさぎ):石井咲、手代木花野は、手塚ワールドのマドンナ。可憐な少女役を幻想的な海の演奏シーンで好演。ノッコ役(うま):鈴木秀城は、ソロのパフォーマンス、マジックで客席を笑いの渦へと巻き込む。そして、本作の心躍る逃走、略奪シーンは、ナゾの女役:椎原夕加里、廣瀬水美のテーブル上でのバトルシーンが秀逸。小粋な謎の女が好敵手として疾走感あふれる冒険活劇を盛り上げる。
勧善懲悪だけにとどまらず、その先を投げかけてくる手塚治虫ワールドの魅力そのままに、役者自らの人形パフォーマンスと役者の感情表現が同時に楽しめる手塚治虫生誕90周年プロジェクト MANGA Performance 「W3(ワンダースリー)」は、 アオヤマクロスシアターにと絶賛上演中!
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