第2回「WOMEN OF EXCELLENCE AWARDS」受賞後トークショーに、国谷裕子キャスター(ビジネス部門)、米倉涼子(スペシャリスト部門)登壇!

21日、東京・六本木ミッドタウンにて、働く女性に向けた総合イベント「WOMAN EXPO TOKYO2016」が行われ、働く女性のロールモデルとなるリーダーおよび卓越したスペシャリストの女性を表彰する第2回「WOMEN OF EXCELLENCE AWARDS」にNHK『クローズアップ現代』で長く活躍されてきたキャスターの国谷裕子(ビジネス部門)と女優の米倉涼子(スペシャリスト部門)の二人が受賞。

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授賞式後に行われたトークショーでは、「日経ウーマンオンライン」読者アンケートの中で多く寄せられた質問を中心に、元日本テレビアナウンサー山本舞衣子がMCを務めた。
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◆トークショー

—今の輝かしい努力を得る為に一方ならぬ努力を続けたと思うのですが、仕事をする上で何がモチベーションになっていますか?落ち込んだ時に、前向きになれる方法があれば教えて下さい。

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国谷:私の場合は、自分が大失敗をして挫折をしてそれを取り返したいっていう気持ちが長い間モチベーションになっていました。一旦与えられたチャンスに対してキチンと結果を出すことができず、テレビでしたので大勢の視聴者みなさんの前で不本意な放送を出した。それをなんとか取り返したいという思いでかなり長い間続けておりました。うまくいかなかったことや失敗を乗り越えていくのが私のモチベーションです。落ち込んだ時には、地道に仕事で取り返すしかないと思っています。

—「クローズアップ現代」だけで23年間、放送回数3500回以上。毎日続けてこられて、ご自分で「よくできたなぁー」って思う日はありましたか。それとも今日はできなかったと思う日が多かったですか?

国谷:キチンと伝えたいメッセージが伝わったなというは、放送後の視聴者の反応を通して感じられる日は、「良かったなぁ」と思いますけれども、いつも時間が足りない。「あと1~2分あればもっと深く伝えられたのに」と思うことがほとんどでした。

—米倉さんいかがですか?
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米倉:私も小さな頃から1番になったことはなくて、今できること、仕事で1番になってやるってずっと思っていました。後、自分のやりたい仕事を自分のものにしてやるという思いと期待と応援ですね。

—N.Yのブロードウェイの「CHICAGO」もご自身で役を取りにいったと伺っておりますが。

米倉:あれはどうしても自分がやりたくて、まず、ブロードウェイの前に日本で上演されるものだったのですが、その役自体も私のところに来たものではなかったのですが、元々、私はあの「CHICAGO」という作品にたまたま憧れていて、その役をどうして取りたいと思っていて、運よくその役をゲットできたからには、本場でこの足で立ってみたいという思いからです。とにかくどうしてもという思いが強かったです。後はみなさんの応援とお力をかりることが多かったです。

—米倉さんは、落ち込んだ時に、前向きになれる方法はいかがですか?

米倉:私の場合は、周囲の人に聞いてもらったりして、すぐ表に出して発散していますね。周りの人はたまったものじゃないかもしれないですけど。(笑)溜め込まなくても溜まるもので、上手につきあっていきたいと思いますね。後は忘れやすいですね。

—自分らしくある為に心がけていることはありますか?

国谷:難しい質問ですね。ここまで精一杯準備したのだから、できるはずだと最後は自分を信じる、自分に言い聞かせるのが自分らしくということではないでしょうか。

米倉:やりたいと思った事は「やりたい!」と口に出してむしろ自分を追い込んでしまう方なので、追い込まれて立ち向かうしかない状態に自分を持っていくところはありますね。壁は高い方がやりたくなってしまう癖はありますね。

—あぁ、もうだめだと思われた事はないですか?

米倉:まだ、(当時は)エネルギーがありましたので、そのエネルギーがどのくらい残っているかわからないですけど少しずつ高さを低くしながら壁を登り続けていきたいなと思います。(笑)

—低くしたつもりが意外と壁は上がってるかもしれませんね。素敵なお話をありがとございました。この仕事を続けて来て良かったと思った瞬間はありましたか?

国谷:先ほど壁の話ではありませんが、一番高い壁というものが、自分が全く予期しない準備のできていない時に突然やってきます。「クローズアップ現代」でも、「後3日でこんな人をインタビューするの?」「このテーマをやらなきゃいけないの?」という事がいつもいつも津波のように押し寄せてくるのですが、時間が足りない時に、何度か自分で乗り越えられた時やこの人でしか出せない素敵なコメントを自分が引き出せた時、そして自分がそれに感動して「視聴者の方に伝わったなぁ」って感じられる時が、本当にやっていて良かったなと思う瞬間です。

米倉:私も同じようなお話になりますが、私たちは、みなさんに観ていただける1つの作品を作り上げるという事までがお仕事だと思っていまして、それが完成した時、今日で終わる時の達成感とそしてそれを観ていただいて反響が返ってきた時にやってて良かったと思います。また、それを一緒にやっていた人に再会した時、「あれ、本当にやってて良かったよね!」と言い合えた時がこのお仕事をやってて良かったなと思う瞬間です。

—服部社長、企業のトップとして女性の活躍の為に取り組んでいらっしゃる事、心がけている事はございますか?

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写真左より:国谷裕子(キャスター)、 服部真二(セイコーウォッチ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 最高経営責任者)、 米倉涼子(女優)

服部真二社長:私たちの企業のみならず、今、日本の企業は、女性を管理職を登用していて、私共も執行役員、取締役、役員に3人、5人とドンドン増やして、会社として女性にもっともっと頑張って欲しい、女性の感性を大切にしていきたいと思っております。もう1つ手前どもの話で恐縮なのですが、副賞でお渡しさせていただきました「グランドセイコー」なのですが、これはどちらかと言うと男性用の高級時計として60年近くになるのですが、女性用に力を入れて行こうということで、デザインも女性ならではの細やかな感性とそして、製造・組立も手先の器用な女性が関わっています。デザインもいいのですが、デザインも経営ですから、デザイン担当の経営者をと考えております。

第2回「WOMEN OF EXCELLENCE AWARDS」詳細は、「WOMAN EXPO TOKYO 2016」公式サイトへ

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